http://www.okinawatimes.co.jp/photo_detail/?ref=o&id=22&pid=16&p=1
慶良間諸島は2014年3月5日(サンゴの日)に31番目の国立公園に指定された話題のスポットです。「ケラマブルー」とも称される青く美しい海は世界中の人を魅了し、毎年ダイビングの季節になると多くの観光客で賑わいます。自然豊かな周辺環境や、沖縄本島から日帰りで行くことが出来るという所も人気の秘訣です。テレビ番組でも紹介されたことで、近年その注目度はますます高まるばかり!一生に一度は訪れたい島々の魅力をご紹介します!1.慶良間諸島の基本情報
慶良間諸島は、沖縄本島の西約40キロの海上に浮かぶ、大小20あまりの島々です。那覇の泊港から船で30分から1時間ほどで行くことができ、日帰りも可能です。世界有数の透明度を誇る海は、クジラたちの楽園でもあり、世界中のダイバーを魅了しています。諸島の中で、人が住んでいる島は渡嘉敷島、座間味島、阿嘉島、慶留間島の4つ。
特に座間味島は観光地化が進み、多くの宿泊施設やダイビングショップを有しています。
http://www.mellow-diving.com/point/point_01.html
豊かなサンゴやカラフルな熱帯魚、ウミガメやマンタにも出会える海として、ダイバーを始め多くの観光客が訪れるスポットとなっています。慶良間諸島は、島や岩焦が重なり合うように点在しているため、それぞれの島が防波堤の役目を果たし、風や波の影響を受けにくく、一年中ダイビングを楽しむことができます。透明度のよさや魚影の濃さは世界屈指で、真っ白な砂浜やドロップオフ、ケーブ、サンゴ礁など変化に富んだ地形が魅力的です。慶良間諸島には100以上ものダイビングスポットがあり、ビギナーから上級者までそれぞれスキルに合わせてダイビングを楽しむことができます。どのポイントも港から近く、アクセスに便利。回遊魚からハゼやウミウシなどの小物まで多くの生物が生息しています。
2.慶良間諸島の詳細
慶良間諸島の島々をご紹介させていただきます。渡嘉敷島
渡嘉敷島は慶良間諸島の中でも那覇に一番近く、最短35分で行くことができます。島の面積は15.31k㎡と一番大きく、先史時代から人の居住があったとされています。赤間山や阿波連ビーチなど観光スポットも多く、比較的にぎやかな島となっています。渡嘉敷島周辺は真っ白な砂地が広がっていて、「サンドトライアングル」と呼ばれるスポットがあります。砂地の中にサンゴの根が点在していて、その中にスズメダイの群れが見られる「カミグー」というスポットや、浅瀬と沖合の間にある根でクマノミやキンメモドキなどが見れる「アリガー」というスポットなどは、雑誌にもよく登場する慶良間を代表するスポットです。また、夏には高い確率でマンタに出会えるスポットや回遊魚が泳ぐダイナミックなスポットもあり、初心者から上級者まで楽しむことができます。
http://www.vill.tokashiki.okinawa.jp/gaiyou/chisei/chisei1
座間味島
慶良間諸島を代表する観光地です。那覇からは高速船で約50分と比較的近い上、周辺の海はザトウクジラの回遊ルートとして有名です。映画「マリリンに逢いたい」の舞台ともなり、登場する犬の銅像があります。座間味周辺にはイソマグロなどの回遊魚に遭遇できる豪快なスポットがあります。黒岩は外洋に面し、その荒々しさから多くのダイバーを魅了しています。またケーブの中を潜り抜けたり、切り立った水路のような岩の間を泳いだりと、変化に富んだ地形を楽しむことができるスポットもあります。また、砂浜でのんびりとハゼを観察したり、灯台下でキンメモドキなどの小魚を観察したりと、いろいろな楽しみ方ができます。ダイビングショップのオリジナル・スポットも楽しみです。
阿嘉島
座間味島とは距離が近く、海を挟んで互いを眺めることができます。透明度の高いニシハマビーチはダイバーにも人気ですが、まだまだ素朴さの残る島です。あまりお店も多くなく、自然を楽しむのにぴったりのスポットです。阿嘉島にも美しいダイビングスポットが多くあります。西浜は、雑誌の撮影にもよく利用されるスポットで、白い砂浜が続く気持ちのよい場所です。小物がたくさん生息しているので、上手に見つけて下さいね。ウナン崎は、サンゴの根の奥に亀裂があり、地形を楽しめるスポットです。トンネルなどもありますよ。ワイド派には、「佐久原の鼻」というスポットがおすすめです。黄色いウミウチワが根を覆い尽くす様子は圧巻! アオウミガメや夏にはマンタに遭遇できるスポットもあります。
http://uruma-kun.blogspot.jp/2010_09_01_archive.html
慶留間島
有人島の中で一番小さく、集落も一つしかありません。阿嘉大橋で阿嘉島と結ばれています。島のほとんどが森林原野で、天然記念物の慶良間鹿も生息しています。手付かずの自然が残っている島です。 http://www.okitour.net/sightseeing/tatsujin/00078/
以上の有人島の他に、大小さまざまな無人島がありますが、定期航路のないところがほとんどです。無人島ツアーなどで行くことができる島もありますが、ツアーを利用しないで行くのは一苦労です。
人の手が入らない自然がそのまま残っているのが、これらの無人島の魅力です。
ダイビングショップは1件しかなく、港もダイバーで混み合うこともないので、マイペースでダイビングを楽しみたい方にお勧めです。ダイビングスポットは、隣の阿嘉島や座間味島と同じようなスポットとなります。日本屈指のダイビングスポット「ニシハマ」、マンタとの遭遇率が高い「伊釈加釈島」や、ダイナミックなドロップオフが楽しめる「久場島」など、周辺には多くのダイビングスポットがあります。のんびりとした島の雰囲気も魅力的ですね。
3.慶良間諸島の見どころ
慶良間諸島の見どころは、なんといってもマリンスポット!ここではおすすめのスポットをご紹介します。ウナジノサチ展望台(座間味島)
島の北西にあるこちらのスポットは、別名「夕陽の展望台」。海に張り出した断崖絶壁の上にあり、180度以上の大パノラマが楽しめます!水平線へと沈んでいく夕陽は、静かな感動を感じさせてくれます。女瀬(うなじ)の崎とは、なんともきれいな名の展望台ですね。展望台へ向かう長い遊歩道があり、そこからの眺めも見事です。座間味の集落からは距離があるので、レンタサイクルかレンタカーがお勧めです。慶良間の島々を見ることができますよ。
http://www.panoramio.com/photo/10650646
渡嘉志久ビーチ(渡嘉敷島)
弧を描きながら広がる白砂の美しいビーチは、慶良間諸島でも人気のスポットです。港から最も近くてアクセスしやすい上、ウミガメが住み着いていることでも有名です。ケラマブルーの海を堪能できるスポットです!島の西側に広がる、長さ800mの自然の浜。三方を山に囲まれた湾内で、波も静かで泳ぎやすいのが特徴です。シュノーケリングが楽しめますが、砂浜から200mくらい離れた地点、サンゴ礁と砂地の境目には多くの小魚が生息しているのでぜひご覧ください! くれぐれもサンゴは折らないように…。
http://www.okinawatimes.co.jp/photo_detail/?ref=o&id=22&pid=16&p=1
シロとマリリンの像(座間味島、阿嘉島)
海を越えて恋人に逢いに行った犬のシロと、それを待っていたマリリン。映画化もされた2匹の犬のラブストーリーを忘れないために、二つの島にはそれぞれの像が設置されています。海をはさんで互いに向き合って置かれているので、両方の島を訪れてチェックしてみてください!こちらは阿嘉島のシロ!
http://www5c.biglobe.ne.jp/~naka_pee/zamami_aka2007/zamami_aka2007.htm
こちらは、座間味島で待つマリリンです。
http://ra-menn.at.webry.info/200704/article_11.html
この他にも、それぞれの島にはビーチやおすすめスポットが盛りだくさん!慶良間諸島の魅力を探ってみてくださいね。座間味に住んでいたマリリンに会いにいったシロ。阿嘉島まで3キロも離れているんですね!この映画は1988年に公開されたもので、見ていない方もはぜひ、沖縄の風景とともにお楽しみ下さい。マリリンの像はフェリーターミナルから徒歩で15分ほど。お散歩にちょうどいい長さです。
4.ウミガメウォッチングを体験!
慶良間諸島といえば、有数のダイビングスポット。熱帯魚を始め、クジラにマンタ、ウミガメにも出会えちゃいます。他ではなかなか出会えないウミガメのウォッチング方法をご紹介します。「ガヒ島」でウォッチング!
座間味島から行く無人島・ガヒ島。手付かずの自然とウミガメウォッチングが楽しめます!ウミガメが多いポイントまでツアーで行くことができます。ウミガメは満潮時に島に食事にあがってくるそうです。ダイビングではなくても、シュノーケリングでも見ることができますよ。カメには触れることは禁止されていますので、驚かせないようにして下さいね! ガヒ島周辺のダイビングも合わせてお楽しみ下さい。
ウミガメウォッチングツアー
http://divingteam-kiyoshi.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-1e81.html
ビーチでウォッチング!
座間味島の阿真ビーチには、毎日のようにアオウミガメがやってきます。潮が満ちてから引き始めるまでの時間は、ウミガメにとって浅瀬で海草を食べるお食事タイム。2004年から地元の有志によって見守られているウミガメたちに会いに行きませんか?ウミ里会では、このウミガメを守る活動をしています。一匹ずつに名前が付けられているんですよ! 甲羅の模様や傷などが目印で、「ミツ」「ミカ」「チョク」などと呼ばれています。会のホームページには20頭以上のカメの写真が出ていますので、是非ご覧下さい。
http://koume117.blog93.fc2.com/blog-entry-1424.html