三十三間堂は、平安時代後白河上皇が御所に造営したことが始まりといわれ、古くから日本人の信仰を集めてきました。最近では世界中から多くの観光客が訪れるようになりました。新春の通し矢の行事が開催されることでも有名ですね。ズラリと並ぶ千手観音像の姿が特徴的なこのお寺の歴史や魅力をご紹介したいと思います。周辺にはたくさんの名所もあり、京都国立博物館も徒歩圏内です。駅からの交通の便もよいので是非訪れていただきたい場所です。
三十三間堂という名称は、本堂の柱の間の数が、33本だからといわれています。
建物の正式名称は「蓮華王院本堂」と言います。本尊は千手観音で、蓮華王院は千手観音の別称・蓮華王に由来しているそうです。創建当時は五重塔などがある本格的な寺院で、朱塗りの外装 でした。しかし建長元年(1249年)の火災で焼失、文永3年(1266年)に本堂のみ再建されたの が現在の姿です。
これだけ多くの観音立像があるにもかかわらず、同じ顔をしたものは一つもないそうです。1001体の観音立像は仰いだ角度のままで一人でも自然に、一つ残らず拝めるように計算して配置されているのです。よく見るとすべてが自分に向いているのが分かりますよ。
三十三間堂が県立された平安末期は「未法の世」と言われた時代でした。これは今まで人々を救ってきたとされる仏教が衰えると囁かれた時代です。そんな中で後白河法皇は千の手によって無数の願いを叶え、救うとされる千手観音を千体作ったのです。
会いたい人だけでなく、自分に似ている観音像がいる、とも言われています。でも自分に似ているものを探すより会いたい人に似ている観音像を探すほうが夢があっていいですよね。これだけたくさんの中からたった1体を見つけるなんてそれこそ運命的なものでしょう。
そうはいっても毎日が大掃除のよう。奥まで入るのは年に2回、ほこりを落とす作業をしています。
掃除は木造の仏像に配慮して乾いた布製のもので丁寧に汚れを払うそうですよ。多くの手や装飾など複雑な形状なので特に着色の剥落が激しいものは筆などで軽く払うなど、細心の注意が必要になってきます。年に10~20体は専門家による修理・清掃が施されます。
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現在は弓道をたしなむ新成人が振袖袴姿で行射する姿を見ることができます。ただ、距離は60mに縮められ、高さ制限などもないため、かつての通し矢とは違うものになります。
この通し矢、起源は不明ですが桃山時代にはすでに存在していたそうです。特に人気だったのが夕刻に始め、翌日の同刻まで24時間一昼夜1万本前後の矢を射続ける「大矢数」。慶長11年 (1606年)から京都の名物行事になりました。あまりの人気に死者が続出するほどヒートアップしたそうです。
現在行われているものは当たり前ですが当時のように過酷なものではありません。しかし弓道をたしなむ新成人の女性なら一度は経験したい大会。本堂西側に設置された特設会場において矢を射る姿は全国ニュースでも取り上げられるほどです。
南大門は方広寺・大仏殿を建立した際に、秀吉が建立したとも言われています。また、かつては南大門以外に西大門もありました。しかし明治28年(1895年)、京都国立博物館建設の際に東寺の南大門(重要文化財)として移築されました。
1.三十三間堂とは?
http://people.uncw.edu/kanoy/201/Grammar/desire_practice_want_Kyoto_suvenior.htm
平安時代に院政を行った人物として知られる後白河上皇によって御所に造営されたのが、三十三間堂の始まりになります。 三十三間堂という名称は、本堂の柱の間の数が、33本だからといわれています。
建物の正式名称は「蓮華王院本堂」と言います。本尊は千手観音で、蓮華王院は千手観音の別称・蓮華王に由来しているそうです。創建当時は五重塔などがある本格的な寺院で、朱塗りの外装 でした。しかし建長元年(1249年)の火災で焼失、文永3年(1266年)に本堂のみ再建されたの が現在の姿です。
http://www.geocities.jp/noharakamemushi/Koshaji/Sonota/33gendou.html
1.三十三間堂の見どころ
1.会いたい人に似ている観音様を探そう!
http://smz2000.exblog.jp/18672376
三十三間堂で多くの人の目を奪うのが、二十八部衆立像の背後に建つ千一体の「千手観音像」ではないでしょうか。前後10列の階段状の壇上に整然と並ぶ千体の観音立像は圧巻の光景!千手観音は、頭上に11の顔をつけ、両脇に40手をもつ立像です。 これだけ多くの観音立像があるにもかかわらず、同じ顔をしたものは一つもないそうです。1001体の観音立像は仰いだ角度のままで一人でも自然に、一つ残らず拝めるように計算して配置されているのです。よく見るとすべてが自分に向いているのが分かりますよ。
疑問①どうして千体なの?
40本の手、1本、1本にそれぞれ25の救いの働きがあるといわれる千手観音。40×25=1000。つまり「千」の救いの働きがあると考えられています。「千」というのは無限を表し、千体の観音像からは無限の慈悲が発せられているのです。三十三間堂が県立された平安末期は「未法の世」と言われた時代でした。これは今まで人々を救ってきたとされる仏教が衰えると囁かれた時代です。そんな中で後白河法皇は千の手によって無数の願いを叶え、救うとされる千手観音を千体作ったのです。
疑問②会いたい人の顔をした千手観音像が必ず見つかる??
http://sanmu39.exblog.jp/11800796
金色の体をした豪華な千手観音像は、一見、どれも同じような顔に見えますが、よく見てみると「会いたい人の顔をした千手観音像」が存在するようです。一体一体間近に見てみると…。 会いたい人に…似ている? 会いたい人だけでなく、自分に似ている観音像がいる、とも言われています。でも自分に似ているものを探すより会いたい人に似ている観音像を探すほうが夢があっていいですよね。これだけたくさんの中からたった1体を見つけるなんてそれこそ運命的なものでしょう。
疑問③どうやって1000体の仏像を掃除しているの?
素朴な疑問ではありますが、どうやって1000体もの仏像を掃除しているのか気になりませんか?事務所の方のお話によると、なんと毎日掃除されているのだそうです。といってもすべてではなく、ひな壇1~2段の足元、千体観音像の前に並んでいる観音二十八部衆に風神・雷神を加えた30体とのこと。そうはいっても毎日が大掃除のよう。奥まで入るのは年に2回、ほこりを落とす作業をしています。
掃除は木造の仏像に配慮して乾いた布製のもので丁寧に汚れを払うそうですよ。多くの手や装飾など複雑な形状なので特に着色の剥落が激しいものは筆などで軽く払うなど、細心の注意が必要になってきます。年に10~20体は専門家による修理・清掃が施されます。
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2.通し矢の舞台
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%8D%81%E4%B8%89%E9%96%93%E5%A0%82
三十三間堂は、通し矢と呼ばれる弓術の競技においても有名な場所です。かつては121mある本堂西軒下を真っ直ぐ射通しており、強靭な腕の持ち主でなければ、成し得なかったといわれています。そのため、弓術家の名誉にもなりました。 現在は弓道をたしなむ新成人が振袖袴姿で行射する姿を見ることができます。ただ、距離は60mに縮められ、高さ制限などもないため、かつての通し矢とは違うものになります。
この通し矢、起源は不明ですが桃山時代にはすでに存在していたそうです。特に人気だったのが夕刻に始め、翌日の同刻まで24時間一昼夜1万本前後の矢を射続ける「大矢数」。慶長11年 (1606年)から京都の名物行事になりました。あまりの人気に死者が続出するほどヒートアップしたそうです。
新春の風物詩・通し矢に参加するには?
http://hibakama.seesaa.net/article/138697983.html
1月15日に近い日曜日に行われる大的(おおまと)全国大会。成人だからといって通し矢は誰でも参加できるものではなく、参加するには以下の条件をクリアしていないと大会には出場できません。 現在行われているものは当たり前ですが当時のように過酷なものではありません。しかし弓道をたしなむ新成人の女性なら一度は経験したい大会。本堂西側に設置された特設会場において矢を射る姿は全国ニュースでも取り上げられるほどです。
■ 参加方法など詳細情報
- ・名称:大的全国大会
- ・会場:三十三間堂内特設射場
- ・開催日:毎年1月中旬の日曜日
- ・参加資格:①開催の年度に新成人なる人
- ②大会の登録期限である前年の9月30日までに初段以上を有していること
- ③成人以外の一般の参加は、範士や教士など武道における称号を持っていること
- ・申込み:京都府弓道連盟に直接申込む
- ・問い合わせ: 075-692-3484(京都府弓道連盟)
3.南大門
http://blogs.yahoo.co.jp/fukko510510/35866116.html
境内の南側、塩小路通に面して建つ本瓦葺、三間一戸の八脚門。豊臣秀吉が建立した方広寺の南門を、慶長5年(1600年)秀吉の子・秀頼が現在の位置に移築した門です。 南大門は方広寺・大仏殿を建立した際に、秀吉が建立したとも言われています。また、かつては南大門以外に西大門もありました。しかし明治28年(1895年)、京都国立博物館建設の際に東寺の南大門(重要文化財)として移築されました。