今、街ではバルでもバールでもない「ワイン居酒屋」が増殖中。
その起点となった神田には、がぶ飲み可能な安くて旨い店がたくさんある。
今回は、そんな中でもワインの種類が豊富で、料理も充実した「ワイン居酒屋」を厳選してご紹介。
2011年1月に『ヴィノシティ』が誕生するまで、神田はワインと縁遠い街だった。『ヴィノシティ』オーナーソムリエの藤森真さんも最初は恵比寿や麻布で物件を探していたが、なかなか理想の物件が見つからず、ある不動産屋に勧められて開業地に選んだのが神田。
当時は「神田でワインなんて無理」と言う人もいたが、藤森さんには成功する確信があったという。「神田に似た雰囲気を持つオジサンの聖地・新橋で『ウオキン』がバルブームを起こした例を見ても、ワイン人口の裾野は広がっている。
神田の周りには大手町や日本橋の金融マン、製薬会社の社員など、日常からワインを飲む習慣がある人々がいる。彼らが日常使いできる店を作れば流行ると思ったんです」。
日替わりのグラスワインは600円~で赤白各2~3種類、ボトルワインは250アイテムを用意。表面張力を利用してフルートグラスいっぱいに注がれる名物の「こぼれスパークリング」は、誰もが目を見張り、喜々とする。
オープンからあっという間に予約必須の人気店となり、2012年10月にはロゼワインに特化した2号店『ヴィノシティ マジス』をオープンした。
老舗酒販店の神田小西が『ワインホール神田小西』を開き、こちらも連日大盛況を呈すように。
ワインは知名度こそ低いが安くてよいものから、極上品まで。倉庫を改造した店内の中2階には半個室もある。
生ハムや、チーズ盛り合わせなどワインの定番つまみのほか、「カルカッソンヌ風カスレ」などビストロ料理も充実。
2012年5月に浅草の人気店『酒の大桝wine-kan』が進出し、神田に2号店ををオープン。
1Fはバール、2Fはダイニング。200種類のワインやドラフトシードルと、4種の樽生ビールを始めとする様々なビールが飲めるビストロ&ブラッセリー。
アヒージョや牛ほほ肉の赤ワイン煮こみなどのほか、フォアグラ料理も。
2012年6月には神田のワイン需要を見込んだ大手外食企業の元幹部が『普段着ワイン酒場 GETABAKI』を開業した。
メニューは、100種類以上のボトルワインを提供するほか、アヒージョを和アレンジした「和ヒージョ」など、創作料理も充実。
これらのワイン居酒屋の共通点は、プロが選んだ手頃なワインを財布を気にせずガブ飲みし、ガッツリとお腹を満たせること。神田のワイン居酒屋の激戦区化現象は、ワインが日本人の日常に定着した事実の証左といえるだろう。
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その起点となった神田には、がぶ飲み可能な安くて旨い店がたくさんある。
今回は、そんな中でもワインの種類が豊富で、料理も充実した「ワイン居酒屋」を厳選してご紹介。
“ワイン好き…”それが合言葉の 『ヴィノシティ』
2011年1月に『ヴィノシティ』が誕生するまで、神田はワインと縁遠い街だった。『ヴィノシティ』オーナーソムリエの藤森真さんも最初は恵比寿や麻布で物件を探していたが、なかなか理想の物件が見つからず、ある不動産屋に勧められて開業地に選んだのが神田。
当時は「神田でワインなんて無理」と言う人もいたが、藤森さんには成功する確信があったという。「神田に似た雰囲気を持つオジサンの聖地・新橋で『ウオキン』がバルブームを起こした例を見ても、ワイン人口の裾野は広がっている。
神田の周りには大手町や日本橋の金融マン、製薬会社の社員など、日常からワインを飲む習慣がある人々がいる。彼らが日常使いできる店を作れば流行ると思ったんです」。
日替わりのグラスワインは600円~で赤白各2~3種類、ボトルワインは250アイテムを用意。表面張力を利用してフルートグラスいっぱいに注がれる名物の「こぼれスパークリング」は、誰もが目を見張り、喜々とする。
オープンからあっという間に予約必須の人気店となり、2012年10月にはロゼワインに特化した2号店『ヴィノシティ マジス』をオープンした。
センス良い料理と上質なワインに酔い痴れる『ワインホール神田小西』
老舗酒販店の神田小西が『ワインホール神田小西』を開き、こちらも連日大盛況を呈すように。
ワインは知名度こそ低いが安くてよいものから、極上品まで。倉庫を改造した店内の中2階には半個室もある。
生ハムや、チーズ盛り合わせなどワインの定番つまみのほか、「カルカッソンヌ風カスレ」などビストロ料理も充実。
お気軽なワインバーが神田にまた一軒 『酒の大桝 kanda wine-kan』
2012年5月に浅草の人気店『酒の大桝wine-kan』が進出し、神田に2号店ををオープン。
1Fはバール、2Fはダイニング。200種類のワインやドラフトシードルと、4種の樽生ビールを始めとする様々なビールが飲めるビストロ&ブラッセリー。
アヒージョや牛ほほ肉の赤ワイン煮こみなどのほか、フォアグラ料理も。
隠れ家のような雰囲気が居心地良い 『普段着ワイン酒場GETABAKI』
2012年6月には神田のワイン需要を見込んだ大手外食企業の元幹部が『普段着ワイン酒場 GETABAKI』を開業した。
メニューは、100種類以上のボトルワインを提供するほか、アヒージョを和アレンジした「和ヒージョ」など、創作料理も充実。
これらのワイン居酒屋の共通点は、プロが選んだ手頃なワインを財布を気にせずガブ飲みし、ガッツリとお腹を満たせること。神田のワイン居酒屋の激戦区化現象は、ワインが日本人の日常に定着した事実の証左といえるだろう。
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