「西の京」として栄えた山口市は、自然と歴史が融合し、また温泉など観光地として魅力がいっぱいの街です。そんな山口市をご紹介します。
「山口市」とは?
山口市は、山口県の県庁所在地であり、人口は約20万人です。県のほぼ真ん中に位置し、豊かな自然と水に恵まれ、また大内氏時代や明治維新関連の歴史や文化資源など歴史も深く、そして湯田温泉など観光といった多面的な魅力があります。山口市の魅力
山口市には、室町中期における最も秀でた建造物と評された日本三大名塔の一つ「瑠璃光寺五重塔」があり、また、「美肌の湯」として評判の温泉地が8つもあります。そして鉄道ファンにはたまらない「SLやまぐち号」や西日本最大のりんご農園など、多種多様に観光を楽しむことが出来ます。山口市の歴史
南北朝時代の1360年、大内弘世(おおうちひろよ)が本拠地を移した際に、京を真似て街づくりをし、「西の京」、大内文化として発展しました。その後、外国の文化を取り入れたり、室町幕府10代・12代将軍の足利義尹(義稙)、雪舟、フランシスコ・ザビエルなど、数々の文化人との交流からますます発展していきました。1889年(明治22年)、 町村制施行により、吉敷郡山口町となった後、編制をを繰り返し、平成22年1月に県内最大の市域を有するまちとして誕生しました。
山口市に行ったら出来ること
大内文化を代表として数々の文化が根付く山口市は、多くの文化財があります。瑠璃光寺五重塔や雪舟庭など国宝、国重要文化財という歴史的建造物のほか、長門峡や京の鴨川に見立てたという一の坂川など、大自然も見どころです。また市内には8つの多種多様な、豊かな温泉を楽しむことが出来ます。おすすめ観光スポット
国宝瑠璃光寺五重塔
応永6年(1399年)、兄の大内義弘を弔うために弟の弟の盛見が建立を計画し、嘉吉2年(1442)に完成したといわれています。日本三大名塔の一つとして、日本で10番目に古い五重塔となっていて、またその境内は、瑠璃光寺資料館、香山墓所、枕流亭、露山堂、うぐいす張の石畳などがあり、桜や梅の名所にもなっています。■ 基本情報
- ・名称: 国宝瑠璃光寺五重塔
- ・住所: 山口県山口市香山町7-1
- ・アクセス:(電車)JR「新山口駅」からバスで30分 「県庁前」バス停から徒歩で10分
- (車) 中国自動車道小郡ICから車で20分
- ・営業時間:9時~17時
- ・定休日: 無休
- ・電話番号: 083-934-6630 (香山公園前観光案内所)
- ・料金: 無料 (瑠璃光寺資料館 大人300円 中高生200円 小学生100円)
山口サビエル記念聖堂
「サビエル」と濁らないこの記念聖堂は、昭和27年にサビエルが山口を訪れてから400年を記念して建てられました。しかし、1991年(平成3年)9月5日に失火により全焼した後、1998年(平成10年)4月29日に新しい記念聖堂が再建されました。15分おきに時を告げる美しいカリヨンの鐘音が響いており、市民に親しまれています。■ 基本情報
- ・名称: 山口サビエル記念聖堂
- ・住所: 山口県山口市亀山町4-1(亀山公園)
- ・アクセス:(電車) JR山口線山口駅から徒歩で15分
(車)中国自動車道小郡ICから車で20分 - ・営業時間: 9時~17時
- ・定休日: 2階礼拝堂 無休
1階クリスチャン記念館 水曜休館 - ・電話番号: 083-920-1549
- ・料金: 2階礼拝堂 無料(献金)
1階クリスチャン記念館 大人300円 小学生以下200円 - ・公式サイトURL: http://www.xavier.jp/
常栄寺雪舟庭
室町時代中頃に大内政弘が別荘として常栄寺を建て、その庭を雪舟に依頼して築庭させたものとして伝えられています。この庭園は、枯山水を用いた池泉回遊式庭園で、室町時代の特色の立石の手法も用いられており、大正15年より国の史跡及び名勝に指定されています。■ 基本情報
- ・名称: 常栄寺雪舟庭
- ・住所: 山口市宮野下2001-1
- ・アクセス:(電車) JR山口線山口駅から車で10分
- (車)中国自動車道山口ICから車で10分
- ・営業時間: 4月~11月 8:00~17:00(入場は16:30まで)
- 12月~3月 8:00~16:30(入場は16:00まで)
- ・定休日: 年中無休
- ・電話番号: 083-922-2272
- ・料金: 大人300円(※270円)/ 学生(高・中) 200円(※180円)/ 小学生以下 無 料
- ※団体(20名以上)割引料金
- ・公式サイトURL: http://sesshu.jp/
おすすめホテル
湯の宿、味の宿 梅乃屋
野菜ソムリエの女将と板長の、素材にこだわった手作りの料理と100%源泉かけ流しの天然温泉はつるつるになると評判です。■ 基本情報
- ・名称: 湯の宿、味の宿 梅乃屋
- ・住所: 山口県山口市湯田温泉4―3-19
- ・アクセス:(電車)JR新幹線新山口駅よりJR山口線湯田温泉駅下車、徒歩10分
- (車)中国自動車道~小郡IC~国道9山口方面5分.途中分岐で県道204走行.かめ 福の信号左折すぐ
- ・電話番号: :083-922-0051 (0120-75-0007)
- ・料金: 6000円~(2名1室利用)
- ・公式サイトURL: http://umenoya.net/
ホテルかめ福
12種類の温泉が楽しめ、旬の素材にこだわった料理も自慢のホテルです。■ 基本情報
- ・名称: ホテルかめ福
- ・住所: 山口県山口市湯田温泉4-5-2
- ・アクセス:(電車)JR新幹線新山口駅よりJR山口線湯田温泉駅下車 徒歩10分
- (車)中国自動車道山口方面~中国自動車道 小郡IC~国道9号線より山口方面に
- 10分
- ・電話番号: 083-922-7000
- ・料金: 6800円~(2名1室利用)
- ・公式サイトURL: http://www.kamefuku.com/
KKR山口あさくら(国家公務員共済組合連合会湯田保養所)
公共の宿ならではのリーブナブルさですが、庭園を眺めながらの露店温泉や料理にはこだわりがあり、大満足出来るホテルです。■ 基本情報
- ・名称: KKR山口あさくら(国家公務員共済組合連合会湯田保養所)
- ・住所: 山口県山口市神田町2-18
- ・アクセス: (電車)JR新幹線新山口駅よりJR山口線湯田温泉駅下車 タクシーで10分
- 徒歩30分
- (車)中国自動車道山口方面~中国自動車道 小郡ICまたは山口ICより 20分
- ・電話番号: 083-922-3268
- ・料金: 5250円~(2名1室利用)
- ・公式サイトURL: http://www.asakura.cc/index.html
おすすめ名産・グルメ
山口外郎
室町時代から作られているという山口外郎は、米粉を使っている他の外郎と違って、わらび粉を使っているので、もちもちとした食感が特徴です。徳佐りんご
西日本最大の規模の農園がある徳佐のりんごは、昼と夜の寒暖差が激しいため、他の産地に比べ糖度が高いことが特徴です。8月中旬から11月下旬と、収穫できるりんごの種類が変わるので、お好きな味を見つけてはいかがですか?大内人形
京から嫁いできた姫のため、寂しくないようにと24代大内弘世が京の人形師に作らせた人形で、そのエピソードから夫婦円満の象徴として親しまれています。k
イベント
山口七夕ちょうちんまつり
毎年8月6、7日に行われる「山口七夕ちょうちんまつり」は、大内盛見が先祖の冥福を祈り、七夕の盆の夜に笹竹の上に高灯籠を灯したことが由来で、約600年続いているお祭りです。たくさんの提灯のその幽玄の景色は、きっと忘れられない、一生の思い出になることでしょう。「日本のクリスマスは山口から」
大内義隆は、フランシスコ=サビエルの布教の願いを受入れ、 翌1552年旧暦12月9日(西暦12月24日)、山口の地で日本で初めてのクリスマスが祝われました。 この時期、市内では様々なイベントが行われますが、特に約15万球のLEDや旧ザビエル記念聖堂を再現したイルミネーションは圧巻です。山口市へのアクセス
電車を利用
東京駅→新山口駅 (4時間27分)新大阪駅→新山口駅 (1時間52分) →新山口駅→ 山口駅 (25分)
博多駅→新山口駅 (35分)
車を利用
東京・大阪・広島方面から→ ・中国自動車道 ー山口ICー 国道262号~国道9号・山陽自動車道 ー防府東ICー 国道2号~国道262号~国道9号
福岡から→中国自動車道 ー小郡ICー 国道9号
飛行機を利用
東京(羽田空港)→山口宇部空港(約1時間30分)→新山口駅(宇部市営バス約35分)→山口駅(約25分)■ 基本情報
- ・名称: 山口市
- ・住所: 山口県山口市亀山町2-1
- ・アクセス: 【JR】山口線 山口駅 徒歩約15分
【バス】(防長バス・山口市コミュニティバス) 市役所前バス停 徒歩約5分 (JRバス・防長バス) 美術館前バス停 徒歩約5分 - ・電話番号: 083-922-4111
- ・公式サイトURL: http://www.city.yamaguchi.lg.jp/cms-sypher/www/normal_top.jsp