Philippe Gama
1.本当に5回!?スペイン人の食事習慣はこんな感じ
トリップアドバイザー
スペインでは世界的にも美食家として知られています。
その為なのか、日本では当たり前に『一日3食』文化が根付いていますが、スペインでは『一日5食』が当たりまえとなっています。
内訳としては、「朝食」「間食」「昼食」「間食」「夕食」となっており、三食の食事の中に間食を挟んでいくと言うイメージです。
基本的には、昼食に一番重い食事を持ってきて、後はサンドウィッチなどの軽い食事で済ませるのが一般的です。夕食は、バルでタパスなどをつまみながらお酒をたしなむのがスペインならではの過ごし方です。
この食事をしっかり管理出来る方にとっては、最高のダイエットになるそうです。
元々スペイン料理に多く使用されている、ニンニクやパセリ・オリーブオイルなどはデトックスや便秘解消・中性脂肪の吸収の抑制・美肌効果など女性に嬉しい効果が多くあります。その為、これらを効率良く体に入れる事はとても理想的なのです。
しかし、そこは人間がする事。
毎食しっかり食べてしまう人も勿論いますので、スペイン人はヨーロッパ内でも肥満が多い国としていつも名前が挙がっています。
2.なぜ5回の食事をとるの?
スペインはなぜ5食文化が根付いているのか?そのはっきりとした理由はきちんと解明はされていません。しかし、美食国として知られているスペインですから、沢山の食事を楽しむために考えられた事は確かだと思います。
また、『シェスタ』という、この国独自の文化も多く関係していると考えられています。
シェスタとは、お昼御飯の後に2時間程度お昼寝をする文化です。
日本では考えられませんが、この時間帯はお店もすべてしまってしまいます。
ですので、昼夜が交差しているような生活スタイルが食文化に大きく関係しているのもわかります。
この5回の食事方は、上手く出来ればダイエットに繋がると考えられています。
これは、食事をただ5回に増やすのではなく、これまでの3回の食事量を5回に分けるイメージです。量を少し減らした3回の食事に、2回の軽食と言った感じです。
空腹時間を短くすることで1回の食事量も減り、血糖値の急激な上昇を抑え、体脂肪の蓄積を防ぐことが期待できます。
ですので、今では世界中の女優やモデルからもこの方法が期待されています。
3.スペイン人はカフェ感覚でバルでタパスをつまむ
トリップアドバイザー
スペインのもう一つ大きな食文化の特徴は、バルで味わうタパスと呼ばれている物にあります。
まず、バルとは、日本で言う所の居酒屋のようなものです。フランスの「カフェ」、イタリアの「バール」、イギリスの「パブ」などにがその仲間とされています。小さな村でもたいてい1つや2つはあって、ビールやワインを飲みながら談笑する事が出来、地元の方々に親しまれています。
朝から晩まで営業している店が多く、観光で行かれた方も気軽ににお酒を楽しむ事が出来る場所です。
そこで出されている、前菜や小皿料理・おつまみなどを総称して「タパス」と言います。
タパスとは、「バル」には欠かせない物でそれぞれのお店で工夫を凝らしたオリジナル料理を楽しむ事が出来ます。1皿の量も少なく、お手頃な物が多いのでゆっくりお酒を飲みながら多くのスペイン料理を食す事が出来ますので観光の際にはお勧めです。
特にスペインならではの魚介類料理は、スパイスをあまり使用せずニンニクやオリーブオイルなどで味付けをされており、素材の味を楽しむ事が出来最高です!!
4.スペインで食事、ここにご注意を!
スペインの旅行で最も注意したいのは、『シェスタ』です。
先ほどもお伝えしましたが、シェスタとはスペインのお昼寝時間。その為、その時間はどこも営業していません。
レストランの営業時間も、ランチタイムは13時頃~16時頃、ディナータイムは20時頃~24時頃と日本と異なり、時差もありますので行きたいお店があれば営業時間は前もってきちんと詳しく調べておくことが重要です。
一部のカフェでは、10時頃~14時頃、17時頃~21時頃と間食の時間にのみ営業しているお店もあるので注意。
ただ、バルは基本的に朝7時頃~深夜遅くまで空いているので安心で小腹がすいたときなどには、まずはバルに行く事をお勧めします。
昼間からお酒を飲むのも旅の醍醐味かもしれません。