克年 三沢
長井、伊達、蒲生、上杉の名だたる英雄を育んできた街「米沢」は、今もなお古い城下町の面影を残しています。上杉鷹山の人柄を受け継いだ市民性は、人情に厚く思いやりがあり、温かいおもてなしの溢れる街です。1、米沢の歴史
文治五年に大江時廣が長井庄の地頭になったことで長井姓を名乗り、暦仁元年に米沢城を築きました。その後、伊達氏、蒲生氏へと城主が変わり、独眼竜で有名な伊達政宗公も米沢城で産まれたとされています。関ヶ原の戦いの後、上杉氏が城主となり、門・塀・櫓・外濠などの改善工事を行い、元和九年(1623)には本丸に式台・広間・台所を改築しました。城下町も整備され、特に東側には町人町となっていきました。2、米沢の魅力
情趣あふれるいで湯の里・米沢であり、東に奥羽山脈、南と西に吾妻・飯豊の美しい山々が連なる自然豊かな街です。地酒や「米沢牛」など、美味しい食べ物もたくさんあります。歴史探訪をしたり、祭りイベントを楽しんだり、冬にはスキースノーボードが出来る米沢には、行って見ないとわからない魅力が沢山あります。3、米沢のおススメ観光スポット
米沢城址
残念ながらお城そのものは残っていませんが、上杉神社などがあり、本丸にあった上杉謙信を祀る御堂が、長命寺の本堂として移築されています。城内には上杉博物館があり、上杉謙信、景勝、直江兼続らの甲冑が飾られています。■ 基本情報
- ・名称: 米沢城址 / 松が岬公園
- ・住所: 山形県米沢市丸の内1
- ・電話番号: 0238-22-5111
酒造資料館 東光の酒蔵
400年の歴史がある造り酒屋の東北一大きい土蔵を使った、日本酒の資料館です。現物の仕込み樽など酒造りの道具を展示保存しています。■ 基本情報
- ・名称: 酒造資料館 東光の酒蔵
- ・住所: 山形県米沢市大町2-3-22
- ・営業時間: 9:00~16:30
- ・電話番号: 0238-21-6601
- ・料金: 大人 310円
- ・公式サイトURL: http://www.tokonosakagura.com
4、米沢のおススメホテル・旅館
牛肉三昧膳と貸切風呂の宿 小野川温泉 河鹿荘
小野小町の伝説が残る小野川温泉は、ラジウム豊富な源泉かけ流しの美人の湯です。無料の貸し切り湯で、のんびり寛いで、夕飯にはたっぷりの米沢牛を頂いてください。■ 基本情報
- ・名称: 牛肉三昧膳と貸切風呂の宿 小野川温泉 河鹿荘
- ・住所: 山形県米沢市小野川町2070
- ・電話番号: 0238-32-2221
- ・公式サイトURL: http://www.kajikaso.com/top.html
上杉の御湯 御殿守
上杉家の旧別荘を改築した創業380年の歴史を持つ温泉宿です。蔵王石をくり抜いて作られた日本一の大石風呂「龍神の湯」を始め、11種類ものお風呂が楽しめます。本格岩盤浴や花見の足湯などもあります。■ 基本情報
- ・名称: 上杉の御湯 御殿守
- ・住所: 山形県南陽市赤湯989番地
- ・電話番号: 0238-40-2611
- ・公式サイトURL: http://www.gotenmori.co.jp/
5、米沢のおススメ名産グルメ
米沢牛
米沢と言えばやはり米沢牛です。松坂牛・神戸牛と並んで日本三大和牛に数えられる黒毛和牛の最高峰牛肉です。米沢の寒暖の差が大きい気象条件と、澄んだ空気ときれいな水作り出す特上の霜降り肉は、ステーキでも鍋でも絶品です。米沢鯉
上杉鷹山公が領民のタンパク質の補給の為に稚魚を取り寄せ、城の濠で育てたのが始まりと言われる「米沢鯉」です。清流と冬の厳しさが鯉の身を締め、特有の泥臭さは全く感じさせません。6、米沢のイベント
ながい黒獅子まつり
毎年5月下旬に各地区の獅子が集まり、五穀豊穣、交通安全、家内安全を祈願します。長井の獅子は黒く、漆黒の獅子頭は蛇頭(じゃとう)とも呼ばれるこの地域特有のものです。同じ時期に見ごろを迎える白ツツジとの対比が美しく、沢山の観光客が訪れます。あやめ公園 あやめまつり
約100万本のあやめが咲く長井市のあやめ公園で、6月から7月にかけて行われるお祭りです。期間中は、長井おどり大パレードなど、さまざまなイベントが繰り広げられます。**米沢の公式観光ホームページはこちら**
http://www.yonezawa-kankou-navi.com/
7、米沢へのアクセス
東京から
山形新幹線 2時間10分車で、東北自動車道から国道13号 5時間30分
仙台から
東北新幹線から山形新幹線に乗り換え 1時間車で、東北自動車道から国道13号 2時間半