当時の空気がそのまま残る石垣は雰囲気たっぷり♪松坂城跡でのんびり過ごす休日

松坂城跡のある松阪公園は、市民の憩いの場として、郷土の歴史を知る学びの場として、一年を通じて多くの人が足を運んでいます。また、今なお残る立派な石垣は、多くの城マニアを魅了しています。

１．松坂城跡とは？

松坂城（現在は松阪城と表記）は、天正12年(1584年)、羽柴秀吉により松ヶ島城に封ぜられた蒲生氏郷が、飯高郡矢川庄四五百の森の独立丘陵に目をつけ、天正16年(1588年)に入城した梯郭式平山城です。

誇らしげにそびえ立つ石垣は松阪のシンボル的存在で、城跡のある松阪公園は、四季を通じて憩いの場として市民に親しまれています。平成23年2月7日、国の史跡に指定されました。

２．松坂城跡の見どころ

春の桜

城跡一帯は松阪公園として整備され、桜・藤・つつじの名所ともなっています。特に毎年桜の開花時期になると、園内は多くの見物客で賑わいます。

ソメイヨシノ、山桜あわせて約300本もの桜が石垣をピンクの花で埋めつくします。3月下旬～4月上旬には桜のライトアップも行われ、夜桜を楽しむこともできます。

本居宣長記念館

松阪公園内には、「古事記伝」で有名な宣長の自筆稿本や自愛の品約1万余りが収蔵されている「本居宣長記念館」があります。

敷地内には、宣長が12歳から亡くなるまで暮らした旧宅「鈴屋」があります。

御城番屋敷

「御城番屋敷」は、城の警護を担った紀州藩士とその家族が住んだ武家屋敷です。松阪城関連で現存する唯一の建造物で、市のシンボルとして大切に保存されています。

西棟北端の一軒は内部を公開しています。

立派な石垣

城マニアが好きなのは、実は天守閣よりも石垣。松阪城の石垣はスケールが大きく息を呑む美しさです（写真は中御門跡から本丸へ続く石段と石垣）。

「金の間櫓跡の石垣」

「隠居丸跡の石垣」

「中御門跡の石垣」
「月見櫓跡の石垣（奥の出っ張っているところ）」

石垣から見下ろす町並み

松坂城跡から眺める眺望。高台から見下ろす町並みは高い建物がなく、遠くまで見渡すことができます。

３．松坂城跡を訪れた人の声

４．基本情報

松坂城跡は、松阪市の中心地の北部に位置しています。四五百森（よいほのもり）と呼ばれる高台にあり、松阪駅から西に約1kmほどの距離にあります。