信貴山の魅力を知ろう。行ってみたくなる基本情報９個

信貴山（しぎさん）は、奈良県生駒郡平群町に位置する山です。奈良百遊山の一つに選定されており、古い歴史のある山です。今日はそんな信貴山の魅力を、ご紹介したいと思います。

1.信貴山とは？

この山で昔、聖徳太子が「寅の年、寅の日、寅の刻」に毘沙門天王の力を借りて世の中の平和を取り戻したと言われています。そのことにより聖徳太子がこの山を「信ずべき、貴ぶべき山」として「信貴山」と名付け、 毘沙門天を祀るための寺院を創建しました。
その後、そのお寺では命蓮上人（みょうれんしょうにん）が醍醐天皇の病気平癒を祈願したところ、 たちまち全快されたことから「朝護孫子寺（ちょうごそんしじ）」の寺号を賜ったのだそうです。

2.信貴山の魅力

巨大なトラの張り子「世界一の福寅」が出迎えてくれる信貴山。現在では「信貴山の毘沙門さん」「信貴山寺」などと呼ばれ、「商売繁盛」「必勝祈願」「金運招福」「合格祈願」など 庶民信仰の場として広く親しまれています。信仰だけでなく、観光地や安らぎの場としても、何度も訪れたくなるお山です。

3.信貴山の歴史

信貴山の名称は、今から約1400年前、聖徳太子が物部守屋を攻めたときに、この山で毘沙門天が現れ、太子が「信ずべし、貴ぶべし」といったことに由来すると言われています。
山の南側山腹には、信貴山真言宗朝護孫子寺が建ち、山頂には山城である信貴山城がありました。
大正時代から昭和初期にかけて奈良県・大阪府からそれぞれ鉄道路線・ケーブルカーが開通し、1958年には信貴生駒スカイラインも開通して、門前町が発達しているそうです。

4.信貴山に行ったら出来ること

朝護孫子寺本堂地下の、まっ暗がりの回廊を壁の手探りでめぐる、「本堂の戒壇めぐり」。如意宝珠を奉安、その扉に触れることで、功徳を得られるそうです。是非体験してみたいですね。
空鉢護法（くうはつごほう）は、約700ｍの山道に、500本といわれる朱塗りの鳥居の中を登って行きます。ようやく登ったその先は、あたかも天空の世界。山頂からの眺望は最高です。その気持ちの良い景色に、疲れも吹き飛びます。

5.おすすめ観光スポット

1.朝護孫子寺（ちょうごそんしじ）

聖徳太子が物部守屋と激しく対立し祈願したところ、毘沙門天王が現れ戦勝の秘宝を授けました。勝利した太子は天王像を彫刻して祀り、寺院を建立しました。その後、醍醐天皇が毘沙門天の加護で病気が全快し「朝廟安穏・守護国土・子孫長久」の勅願寺にして、「朝護孫子寺」という名になりました。

2.開運橋

朝護孫子寺の南、大門池にかかる開運橋。全長約106ｍ、幅約4ｍで日本最古の「カンチレバー」という珍しい構造をもった国の登録有形文化財に指定されています。開運橋の東にある、信貴大橋からの眺めがオススメ。信貴山の緑と、それを映した大門池、そこにかかる赤い開運橋がひときわ鮮やかに映え、とても美しいです。

6.おすすめホテル

1.信貴山千手院

山内で最も古い宿坊ですが、設備は近代的です。一般会席、精進料理及び当山の鉄鉢料理も好評です。
お寺に泊まる機会は、普段あまりないですから、お寺で宿泊というのも楽しそうですね。

2.旅館　柿本家

朝護孫子寺から徒歩10分弱の立地にある、この旅館。車で10分ほどで、バーベキューハウスのある農業公園「信貴山のどか村」にも行けます。四季折々の自然を楽しみながら、のんびりくつろげる旅館です。

7.おすすめ名産グルメ

1.よもぎだんご

よもぎ餅の中にこしあんが入ったタイプと、よもぎ餅の上にこしあんが乗ったタイプの2種類がある、よもぎだんご。お店によってお餅の硬さも若干違うので、色々食べあるきしてみると楽しいかも知れません。

2.飯ごろし（はんごろし）

ネーミングがちょっとこわいですが、おはぎのご飯を半分つくから半ごろしなんだとか。おはぎのご飯は良い半ごろし加減で、とても美味しいですよ。

8.イベント

1.信貴山山頂に登ろう！

新緑の中、森林浴を浴び、クイズに答えながら信貴山頂上を目指そう！というイベントです。
山頂にある空鉢護法堂でスタンプを押したら、信貴山観光ｉセンターで粗品がもらえるそうです。
トレッキングのついでに参加してみるのも良いですね。

2.信貴山俳句大会

「信貴山」を俳句の題材として、毎年行われる俳句大会。
俳句に興味のある方は、是非参加してみてはいかがでしょうか。

9.信貴山へのアクセス