現世に現れた極楽浄土！世界遺産「仏国寺」

6つの国宝など文化財が集まっている仏国寺は、世界遺産に認定されていることもあり、慶州を訪れたら外せない観光スポットです。行ったら必ず見たいポイントについて紹介します。

１．仏国寺とは？

仏国寺は、韓国を代表する仏教寺院として知られています。新羅時代に浄土を再現することを目的に作られたといわれ、創建時期は諸説あります。16世紀の文禄・慶長の役で大半が焼失しましたが、朝鮮時代後期及び1968年の発掘調査後に復元され、現在見ることができる姿になりました。近くには、世界遺産の石窟庵があり、シャトルバスで接続しています。

２．仏国寺の見どころ

蓮華橋・七宝橋、そして青雲橋、白雲橋は国宝指定を受けています。それぞれ階段の上には、紫霞門、安養門があり、浄土と現世を結ぶ橋といわれています。 彼岸世界を表す大雄殿の中には、仏国寺の本尊である釈迦牟尼像が安置されています。大雄殿には、国宝指定されている石槽が置かれており、ここは水飲み場となっています。 大雄殿の前には、国宝指定されている多宝塔があります。この塔は、新羅時代に作られ、当時の姿を残す貴重なものです。1層目には獅子像が置かれ、上の層に行くほど多角形から円に近付いていきます。 極楽殿は、極楽領土の領域です。こちらには、阿弥陀如来像が収められています。朝鮮時代に新しく作り直されたものを、さらに1925年に再建したのが現在の形となっています。 観音殿は隣接する毘盧殿より少し高い位置にあり、洛伽橋と呼ばれる階段を登っていきます。その名の通り、観音菩薩が収められています。 仏陀の弟子16人を祀った羅漢殿は、最近建てられました。提和竭羅菩薩像、弥勒菩薩像を左右に並べた釈迦牟尼像があります。

３．仏国寺を訪れた人の声