台湾の家庭の味を食べたい！家庭料理のおすすめレストランまとめ

台湾料理は食材が豊富なのが特徴です。肉類は豚肉、牛肉、鶏肉、海鮮はエビを中心にどんなものでも
おいしく調理する。そんな台湾家庭料理は、 辛いものはあまりありません。

台湾人が食べている、本当においしいものをどうぞ。

1.　史記正宗牛肉麺　：　雪裏紅（野沢菜と挽肉のぴり辛台湾炒め）

台湾の家庭でよく作られるのが、野沢菜と挽肉のぴり辛台湾炒め。素食（ベジタリアン）専門の点心のお店などでも、おいています。野沢菜のしゃきしゃきした歯ごたえが、なんともいえません。自宅で作るなら、野沢菜がちょっと古くなって発酵し始めたものを使うと、酸味が加わってかなり本格的にできますよ。

史記正宗牛肉麺は牛肉麺のお店ですが、家庭料理もおいしい。店内は清潔で、値段も手ごろなのでお客さんは日本人も台湾人もいます。

2.　冠京華　：　炒青葉（野菜の炒めもの）

単なる野菜炒めなのに、とにかくおいしい。それが台湾家庭料理の「炒青葉」です。使われる野菜は、
空心菜、ホウレンソウ、豆苗菜が多いですね。台湾人は「絲瓜」とよぶヘチマも大好きです。

炒青葉のお皿に残った汁は、油ではありません。ほとんどが調理の際に足した、水か野菜の水分です。
安心して、全部食べてください。

3.　鶏家荘　：　菜脯蛋（切干し大根入り焼き卵）

「鶏家荘」は鶏料理がおいしいお店です。当然卵料理もおいしい。卵料理は世界中にありますが、ご飯の
おかずとしてなら、「菜脯蛋」をおススメしますね。とくに「鶏家荘」のは、卵がふわっと仕上がり、
厚みがあっても固くない。

自宅で作るなら、油を多めに入れるのがコツ。最初に台湾切干し大根を炒め、いったん出して卵に入れて、混ぜてから中華鍋に戻します。

4.　大來小館魯肉飯　：　（豚肉煮込みかけご飯）

家庭でも屋台でも、どこでも食べられる台湾家庭料理のど定番です。魯肉とは、粗く刻んだ豚肉をとろとろ煮込んだもの。味付けが醤油、砂糖ベースなので、日本人には人気があります。大來小館は魯肉飯で賞を
とったこともある実力店。

店により八角など中華スパイスをくわえて、独自性を出しています。あちこちの店で、食べ比べると味の
違いにうなってしまいます。

5.　青葉　：　蔭鼓蚵仔（牡蠣のモロミ炒め）　

台湾は海産物が豊富なので、家庭料理でも豪快にいろいろなものを炒めています。牡蠣と野菜を炒め合わせもの。ご飯がどんどん進む料理です。味の決め手は大量のネギと豆鼓（中華の塩味調味料）、トウガラシ。

レストランではメニューに「かきもろみ」などと書いてあります。豆鼓は中華食材のお店で瓶詰のものが
比較的安く（１００元前後）で買えるので、日本でも使ってみるといいですね。隠し味にピッタリです。
青葉は日本にも支店があるので、なんとなく入りやすいです。

6.　桃源街牛肉麵　：　牛肉麺　

台湾人が「台湾のソウルフード」と言ってはばからない牛肉麺。西門町　桃源街は牛肉麺のお店がずらりと並ぶ場所で、桃源街牛肉麵はとりわけ人気のお店です。

牛肉麺はバリエーションが豊富。トマト味にカレー味、辛い麻辣味などがあります。最近はスープの入っていない乾麺というタイプも出てきたようです。

7.　明福台菜海産　：　佛跳牆(ぶっとびスープ)

明福台菜海産は、路地の中にある地味なお店。おいしい料理が出てきます。「仏跳牆」は、おいし過ぎて
お坊さんもぶっとぶと言われている極ウマのスープ。フカヒレ、アワビ、マツタケ、干し貝、冬虫夏草などの高級食材をふんだんに使うので、お値段もぶっ飛び級です。

厳密には家庭料理ではありませんが、台湾に来たら是非とも食べていただきたい一品です。