松島は遊覧船での観光がオススメ！伊達政宗や松尾芭蕉が愛した景色を堪能しよう

松島はクルーズもおすすめなんです！ここは京都府北部の天橋立（あまのはしだて），広島県南西部の厳島（いつくしま）と並ぶ日本三景の一つで、伊達政宗公や松尾芭蕉も、その眺望を愛したと言われています。まさに”和の風景”というこの絶景を、遊覧船から眺めることができたら、それはもう至福の時間を味わえること間違いなしですよね。この記事では、その魅力についてたっぷりとご紹介します！陸地からだけではもったいないですよ！

松島クルーズでどんな船の旅ができるの?

宮城県を代表する観光地の松島には、湾内に浮かぶ島々の景色や、伊達政宗が建立した五大堂や瑞巌寺など、観光スポットがたくさんあります。そんな松島で、ぜひ、体験してほしいのが松島湾の島々を巡る松島クルーズです。松島クルーズ観光では、松島湾に浮かぶ大小260余の島々を間をくぐりながら観光できます。

主なルートはこちら

ルートはいくつかあり、主なものとして「松島湾内を一周」「松島～塩釜」「松島～嵯峨渓(夏限定のコース)」というのがほとんどの旅行会社が提供している一般的なルート。 特に、「松島～塩釜」のルートは、松尾芭蕉が奥の細道の旅の中で松島を訪れた時に巡った旅路として、今でも多くの人から人気があります。

車イスにも対応

このクルーズ船は、松島観光の中心地となる五大堂のすぐ近くから発着しています。そして、チケットは船乗り場の近くの観光協会の建物の他に、最寄り駅の松島海岸駅などでも購入することが可能です。さらに嬉しいのが車イスの対応もしてくれることです。

これなら、足が不自由な家族も一緒に、美しい景色を見て、たくさんの思い出を作れますよね。快適な船の旅を楽しめます。

松島クルーズでみられる島々

260を超える島々が浮かぶ松島。その中でも特に人気があって、見どころとなっているいくつかの島を紹介していきます。

「鐘島」

4つの穴が開いた島、「鐘島」。大波が打ち寄せると鐘のような音がすることから名付けられました。見る時間、見る角度によって景色が様変わりしていくこの島。松島湾の中央に位置し、松島クルーズでは外せない見所です。

観光船が発着する松島海岸から塩釜に向かうコースの途中にある島で、湾内を一周するコースでも必ずこの島の近くを通ります。松島湾の島々は、比較的柔らかい岩でできており、特に波に洗われる箇所を侵食された島が多いのが特徴です。島の上に緑の松を残し、波に現れる部分は白い岩肌が見えている独特の形の島々が青い海に浮かぶ、松島特有の風景を作り出しています。この「鐘島」は、この特徴をよく表している島の１つです。

「仁王島」

続いては仁王島。人が座った様な形をしているところから仁王島と呼ばれています。この島は面白い事に目もあり、口もあり、口には葉巻タバコをくわえ、頭にはベレー帽をかぶって非常に近代的でおしゃれな仁王様になっています。ちょっと潜水艦にも見えますが…

この島も、観光船が発着する松島海岸から塩釜に向かうコースの途中にあり、湾内を一周するコースでも必ずこの島の近くを通ります。また、松島のポスターなどに必ず掲載される島で、松島海岸から発着する大型の観光船も、この島の名前からとって「仁王丸」とつけています。実際に見ると、島というより岩いった感じの大きさで、周囲の島と比べても小さいという印象を受けます。

「兜島（かぶとじま） 」

まるで、人の手によって作られたかのような形の兜島です。まさに自然の芸術。こういった自然の不思議的な島がいくつもあります。

海の上に頭を出した岩が波の侵食により独特の形になった「兜島（かぶとじま） 」は、出港して双子島を通り過ぎたあたりにあります。別の場所には同じような形の「よろい島」もあり、こちらも独特の形状をしています。近くにある「千貫島」や「鐘島」とは船が通るコースの反対側にあるので、注意して探してみてください。なお、観光船のデッキでの海鳥へのエサやりは禁止されています。近くを飛んでいても、お菓子を投げたりしないようにしてください。

「夫婦島」

 「西と東に分かれていても、心変わらぬ、夫婦島」詩にも登場する2個連れの島です。長年連れ添った夫婦のような2つの島は、固い絆で結ばれているように見えますね。夫婦島は日本3大渓にも数えられる嵯峨渓の見どころの一つ。  夏限定のコースとなっていることが多いので、事前にチェックをお忘れなく。

「夫婦島」は「仁王島」のわりと近くにあるので、コースによっては島の近くを通ります。また、近くには海水浴場もある桂島があり、塩釜からフェリーで渡ることができます。この島にある展望台も、松島湾の島々が見渡せる絶好の場所です。なお、嵯峨渓があるあたりは暗礁が特に多い場所で、大型の船では近づくことができません。そのため、小型の船で行く期間限定のコースになっています。

「千貫島」

戦国武将・伊達政宗がことのほかお気に入りだったという島。「この島を館に運んだら銭千貫を与える」と言ったことから名付けられたそうです。

今見ると左が側の大きな岩の上に１本の木が生えていますが、伊達政宗が見たこの島は、今とは違った様子だったかもしれません。なお、「千貫島」は、松島海岸から２５０メートルの朱色の橋がかかる福浦島の近くにあります。この朱色の橋は、縁を引き寄せる出会い橋とされています。島には遊歩道が整備されており、見晴台などからうつくしい松島湾が見れるスポットがいくつもあります。

松島クルーズは景色を見るだけじゃない！

松島駅からほど近い、松島港には多くのクルーズ船が停泊していてそれぞれが担当するコースを回ります。

季節のイベント「冬のランチクルーズ」

船内には厨房を備え付けているものが多く、食事をとることもできます。

季節によってイベントも行われていて、12月～3月下旬までの土・日・祝日に松島産の牡蠣を鍋やフライでお腹いっぱいになるまで楽しめる「冬のランチクルーズ」なるものも開催されています！

おいしそう|д゜)

大粒ぷりぷりの牡蠣フライ…たまりません！

企画遊覧・特別クルーズも開催

花火大会や塩竈神社のお祭りなどの際にも企画遊覧が行われます。勇壮華麗なお祭りをすぐ間近で眺めることができるので人気の特別クルーズは予約して行くのがベスト！

松島の冬の名物である牡蠣をふんだんに使った「かき鍋クルーズ」では、仙台味噌仕立ての土手鍋を、宮城産ササニシキキのご飯といっしょに頂けます。松島と塩釜とを結ぶコースのお昼の時間帯限定になっており、１時間の松島湾クルーズといっしょにおいしい牡蠣が堪能できます。

他にも夏には、桂島でのバーベキュー付きのコースなどもあるので、公式Webサイトで確認してみてください。

クルーズって高そう・・・。気になるお値段は？？

観光船でクルーズといえばやっぱりお値段が気になるところ。でもご心配なく、松島クルーズはとってもリーズナブルなんです！ 「松島～塩釜」であれば、一等でも2900円。2等なら1500円とかなりのお手軽価格。ランチ一回分の値段でクルーズの旅が体験できるとなれば、これはもう行くしかありませんね。 

松島に車で行く場合のおすすめは、塩釜から観光船クルーズで松島に行くコースです。塩釜の観光船の発着場には無料の駐車場があるので、駐車場を気にせずに松島の観光を楽しめます。また、時間に余裕のある場合は、乗車時間未定の割引チケットをインターネットで入手できるので、これを使うと安く乗ることができます。予めスマートフォンに表示させておけば、窓口でそれを見せるだけで値引きしてもらえます。

主なクルーズの予約先

ここでは、お得に遊覧船に乗れると評判の、主なクルーズの予約先をご紹介させていただきます。ぜひ参考にしてみてくさいね。

松島巡り観光船

松島巡り観光船は、WEB予約をすると、通常よりもお得に乗ることができると評判です。また、おすすめ観光スポットを巡る遊覧船は大型船から小型船まであるので、社員旅行などの大人数でも対応してくれますよ。
こちらが松島巡り観光船のHPです→http://www.matsushima.or.jp/

松島Bayクルーズ ニュー松島観光船

松島Bayクルーズ ニュー松島観光船は、松島のキレイな景色を見られる様々なコースがあることで人気があります。

塩釜＝松島コース、松島＝松島コース、塩釜=塩釜コースなど希望に合わせて選ぶことができますよ。また、珍しいのがメモリアルクルーズという完全貸切の故人の遺骨を海上散骨ができるというコースもあります。

こちらが松島Bayクルーズ ニュー松島観光船のHPです→http://www.newmatsu.jp/course.html

丸文松島汽船

お得な観光をしたい！という人におすめなのが、丸文松島汽船です。こちらはなんと、予約すると運賃10％オフや飲食店等で使えるクーポン券発行など、お得な特典がたくさんあるので、旅をトータル的にお得いしてくれます。

さらに、松島湾内遊覧とカキや笹かまがセットになった「良良（いい）っちゃチケット」販売しています。
こちらが丸文松島汽船のHPです→https://www.marubun-kisen.com/index.php

参加者の声

基本情報＆アクセス

周辺の観光スポット

松島レトロ館

松島レトロ館は、大正や昭和のおもちゃを5千点以上も集めている博物館です。昭和生まれの方は思わず歓声をあげたくなるほど、懐かしいものがたくさんありますよ♪

館内はそれぞれテーマごとに展示がされていて、音楽や映画、駄菓子や、学校・教材など、様々な切り口で展示を楽しむことができます。体験コーナーでは、実際に昔のおもちゃで遊べるようになっているので、童心にかえって遊んでくださいね！

観瀾亭

観瀾亭は、かつて豊臣秀吉の伏見桃山城に合った茶室を伊達政宗がもらい受けたものです。江戸の藩邸に移築したものを、2代目藩主であった忠宗が現在の場所に移したと伝えられています。

今では中で抹茶体験ができるようになっていて、抹茶を楽しみながら松島湾の美しい景色を見ることができます。また、併設されている松島博物館では、中西部氏の生活用具や伊達家の武具や装身具などが展示されているので、歴史好きの方におすすめです♪

みちのく伊達政宗歴史館

みちのく伊達政宗歴史館は、戦国時代の武将・伊達政宗の一生を知ることができる博物館です。彼の波乱万丈の人生を、等身大の蝋人形を使って再現しています。伊達政宗好きなら知っている名場面が再現されているので、必見ですよ！

その他にも甲冑着付け体験なども用意されているので、伊達政宗になりきって写真撮影をしちゃいましょう♪

藤田喬平ガラス美術館

藤田喬平ガラス美術館は、「海とガラスと庭園のミュージアム」をテーマにした美術館で、文化勲章を受賞した藤田喬平の作品を展示しています。常時100点ほど展示されていますが、そのほかにも企画展が実施されています。幻想的な美しさが魅力的で、見ているだけで感動しますよ！

ミュージアムショップでは、国内外のガラスジュエリー、食器、インテリアなどが取り扱われているので、お土産におすすめです。

周辺のグルメスポット

松島さかな市場

とにかく海鮮をたっぷり味わいたい！という方には、松島さかな市場がおすすめです♪産地直送の魚や海産物が、なんと1,500種類以上もそろっているんですよ。

お寿司に海鮮丼、ハンバーガーにラーメンと、様々な形で海鮮を堪能することができるので、満足すること間違いなしです。おすすめは「松島かきバーガー」で、肉厚な牡蠣のサクッとフライが入っていて絶品ですよ！

パンセ 松島店

パンセは、石窯で丁寧に焼き上げたパンが人気のお店です！こだわりのパンは全て手作りで作っていて、1日に何度も焼き上げているので作り立てのパンを味わうことができます。

一押しのパンは「牡蠣カレーパン」で、牡蠣がたっぷり入っていて、モチモチの生地に牡蠣のエキスが染み込んで絶品です♪1度食べると病みつきになってしまいますよ。

かき小屋

かき小屋は、松島観光協会が運営する牡蠣食べ放題のお店です。とにかく牡蠣をいっぱい食べたい！という方に一押しで、殻付き牡蠣焼きを思う存分堪能することができます。

前日までの予約専用のAコースは、50分の食べ放題に牡蠣飯がセットになって3,000円とリーズナブルになっています！当日OKのBコースは40分の食べ放題のみで、料金は2,000円になります。入れ替え制なので、時間内に満足するまで牡蠣をたくさん食べてくださいね♪

牛たん炭焼 利久 松島店

宮城といえば牛タン！牛たん炭焼 利久では、肉厚な牛タンを楽しむ頃ができます。牛タンを使ったメニューだけでも20種類を超えているので、今まで知らなかった新たな牛タンの魅力を知れます♪

牛タンは全て手作業で仕上げて熟練の焼き手が焼くので、肉厚で歯ごたえがしっかりあります。おすすめのメニューは「牛たん定食」で、定番ながらも牛タンそのものの味がしっかり楽しめますよ！

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松島のクルーズについてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか？陸から眺めるのも、もちろんいいものですが、遊覧船の上から見える景色は、地上からのものとは全く違うものですよ！海風が心地よい夏はもちろんのこと、冬のランチを食べながらのプログラムも捨てがたいものがあります。また、周辺にはたくさんの観光スポットがありますし、駅前は新鮮な魚介を食べさせてくれるお店がいっぱい。松島に行く際には、ぜひ遊覧船に乗ってみてくださいね♪