和歌山の名物25選。ご当地グルメ、これだけは押さえておきたい！

和歌山のご当地グルメといえば、みなさんは何を思い浮かべますか？豊かな自然と伝統のあるこの地域は、観光名所もたくさんあります。そして、それだけではなく、美味しい物もいっぱいあるんです。海の幸や、山の幸、歴史を感じる一品など、この地域独特のバラエティーに富んだ品々を集めてみました。味にこだわりのある食通の方には、きっと喜んでいただけると思います。今回はたくさんの中から、地元自慢の名物料理とお店を選んで、ご紹介したいと思います。

めはりずし

めはりずしは和歌山県新宮市～奈良県吉野郡に伝わる郷土料理の一つ。高菜の浅漬けでくるまれたおにぎりを食べるとき、がぶりと食べる様子が「目を張る」ようだということから「めはり」ずしという名前がついたそうです。そのまま食べるもよし、お醤油などをつけて食べるもよし、お好みに合わせてどうぞ♪

めはりずしが楽しめる「総本家めはりや新宮本店」

創業昭和37年、めはり寿司の老舗がこちらの「総本家めはりや」。めはり寿司のほかに串カツやおでん、サバ寿司を楽しむことができますよ♪テイクアウトもOKです。

和歌山ラーメン

ご当地グルメといえばご当地ラーメン！和歌山ラーメンは和歌山県北部の食堂で「中華そば」という名前で提供されています。とんこつと醤油がベースのラーメンはどこか懐かしいような味わい。「早寿司」と呼ばれるサバのなれずし(寿司を発酵させたもの)をいっしょに食べるのが本格的な食べ方です！

和歌山ラーメンが楽しめる「井出商店」

和歌山ラーメンの有名店といえばここ！ブームの火付け役となった井出商店は一時期長蛇の列をなしていましたが、今ではそんなに並ぶことなく本格的な和歌山ラーメンが楽しめますよ♪

しらす丼

和歌山県北部で有名なのがこちらのしらす丼。南紀白浜の新鮮な生しらすをふんだんに使ったしらす丼にはご当地の湯浅醤油が使われており、まさに和歌山でしか味わえないご当地の味なのです！トッピングはお店によって様々。海苔や生卵など、お店ごとの違いも楽しみのひとつです。

しらす丼が楽しめる「満幸商店」

画像にあるしらすメガ盛りのお店がこちらの満幸商店！しらす丼はもちろんですが、お店の陽気なおばちゃんたちとのおしゃべりも楽しいお店です♪

クエ鍋

幻の高級魚、クエ。漁獲量が少なく貴重なクエを鍋で贅沢にいただくご当地グルメがクエ鍋です。プリッとした程よい身の締まりがあるクエは、魚と思えないほどクセがなく食べやすいお味。漁業がさかんな和歌山ならではのご当地グルメですね。

クエ鍋が楽しめる「珊瑚礁」

レストラン珊瑚礁は南紀白浜の海の幸が楽しめるお店。クエ鍋だけでなく、クエのから揚げやお刺身も楽しむことができますよ！

鮪中とろカツ丼

日本でも有数のマグロ水揚げ量を誇る和歌山県。マグロのトロ部分をぜいたくにカツにした丼がこちらの鮪中トロカツ丼です。さくっとした衣の中にはとろけるようなレア食感のマグロトロがふわっ。土佐酢のジュレのすっきりとした味わいが食欲を刺激する一品です！

鮪中トロカツ丼が楽しめる「bodai」

鮪中トロカツを楽しむならココ！bodaiは内装もおしゃれな和風創作料理のお店で、デートにもぴったりですよ♪

紀州よさこい焼豚バーガー

紀州よさこい焼豚バーガーが楽しめる「肉のまる彦 本店」

和歌山Ｂ級グルメグランプリ受賞の熊野牛すき焼きコロッケが買えるお店として人気がるのが、「肉のまる彦 本店」です。

ここコロッケ以外に、今とっても注目されているのが、紀州よさこい焼豚バーガーです。自家製焼き豚と野菜をふんだんに使って、さらにもちもちの皮で包まれたバーガーなので、とっても美味しい＆食べた応えがあると評判です。

せち焼き

せち焼きが楽しめる「元祖せち焼き　やました」

和歌山県御坊市の名物として、地元の人たちにずっと愛されてきたグルメが、せち焼きです。せち焼きとは、焼そばを小麦粉を使わずに卵だけで固め、お好み焼き状にまとめたものです。

たっぷりのソースが絡んでいるので、一口食べるとどんどん箸を進めたくなる美味しい味わいになっています。卵がちょうどよくマイルドな味になっていて、やさしさも感じられますよ。かつお節＆あお海苔のトッピングもベストです。

たちうお香梅揚げ丼

たちうお香梅揚げ丼が楽しめる「和彩 あきら」

絶品の海鮮料理が食べられるお店として、地元の人に愛されているお店が「和彩 あきら」です。ここの名物は、たちうお香梅揚げ丼です。

たちうお香梅揚げは、太刀魚と大葉、梅肉を天ぷらにしたもので、太刀魚の美味しさが香味に引き立てられてさっぱりと美味しい味わいになっています。それを丼にしているので、ボリュームもありますよ。もちろん、ご飯が進む味わいです。

じゃこ寿司

じゃこ寿司が楽しめる「じゅげむ」

紀州には、紀南にかけて「なれずし」や「さんまずし」等おいしい郷土のお寿司がありますが、紀北にも美味しい寿司がいくつかあり、その中の一つが「じゃこ寿司」です。

これは、川魚のハイともハエともいう雑魚を使った郷土寿司なんですよ。「じゅげむ」は、このじゃこ寿司をテイクアウトできるお店です。にぎり寿司に、甘辛く味付けされたジャコがのっただけの派手さも華やかさもない素朴なお寿司ですがシンプルながら、とても美味しいと評判です。

僧兵鍋（そうへいなべ）

僧兵鍋が楽しめる「国分屋」

僧兵鍋とは、根来寺の僧兵が食べていたお料理です。僧兵というのは戦うお坊さんのことなんですが、豊臣秀吉と戦っていたそうです。

そんな、エネルギッシュな栄養がたっぷりと取れそうな、僧兵鍋が美味しいお店として人気があるのが、「国分屋」です。ここの僧兵鍋の具はイノシシ、キジ、鴨、豚から選ぶことができるのが嬉しいポイントです。事前予約が必要になります。

サンマ寿司

サンマ寿司が楽しめる「とれとれ市場鮮魚コーナー」

リーズナブルな価格で、新鮮な海鮮をいただきたい！そして、ついでにお土産に海鮮を持ち帰りたい！という人におすすめのお店が、「とれとれ市場鮮魚コーナー」です。

このお店でぜひ食べていただきたいのが、炙り秋刀魚寿司￥880！ここの炙り秋刀魚寿司はとっても脂がのっていて、ジューシーな味わいだと評判です。香ばしい風味もあり、食欲をそそる味わいになっています。しっかりとした塩の味がついているので、お酒にもぴったりです。

鯨の竜田揚げ

鯨の竜田揚げが楽しめる「レストラン 花くじら」

美味しいくじら料理がいただけるお店として人気があるのが、「レストラン 花くじら」です。ここの人気メニューは、鯨の竜田揚げ！

くじら独特のやや歯ごたえのある肉質が、なんとも言えないクセになる食感です。そしてくじらの旨みがじゅわっと中から出てきて、抜群の美味しさですよ。ご飯にもぴったりの味わいになっているのも嬉しいポイントです。

うつぼ料理

うつぼ料理が楽しめる「長久酒場」

有名なグルメ人が日本三大酒場に入っている店と紹介していることから、とっても人気があるお店が「長久酒場」です。

ここでぜひ食べていただきたいのが、うつぼ料理です。このお店には水槽があってそこにうつぼが泳いでいます。そのうつぼをさばいて出してくれるので、驚くほど新鮮で抜群の美味しさです。うつぼの味わいを楽しみたいなら、ウツボ焼きがおすすめです。

なんば焼

なんば焼が楽しめる「たな梅 本店」

紀州名産の『なんば焼き』を堪能できるお店として知られているのが、「たな梅 本店」です。なんば焼き伝統の蒲鉾づくりの技法を生かし新鮮なエソをすりみにした焼き抜き蒲鉾です。

なんば焼の食べ方としておすすめなのが、軽くあぶる方法です。煮焼きしすぎるとせっかくの風味を失ってしまうので気をつけてくださいね。歯ごたえを楽しむために1cm強程の厚めに切るのがおすすめです。わさび醤油や海苔をつけるとより美味しいですよ。

高野豆腐

高野豆腐が楽しめる「一乗院」

一乗院はお寺の中にある食事処です。なので、ここでは精進料理をいただくことができます。精進料理というと質素なものというイメージがありますが、ここではとっても豪華な料理をいただくことができるので、特別な日の利用にもおすすめです。

そして、精進料理に欠かせないのが高野豆腐ですよね。出汁をたっぷりと含んだ高野豆腐は口に入れると幸せな味わいが広がっていきます。

柿の葉寿司

柿の葉の殺菌作用を活用した保存食として昔から伝わる食べ物で、今でも紀北地方では祭りごとに欠かせない一品です。甘シャリと寿司ネタに柿の葉の薫りがつき、奥深い味わいが楽しめます。ネタはサバやアユなど、お店によって異なるのもポイント。一口で【柿の葉寿司】といっても、さまざまな味が楽しめます。

柿の葉寿司が楽しめる「九和楽」

柿の葉寿司の専門店です。保存料無添加なので安心して食べられます。寿司ネタはサバ、サケ、椎茸の三種類です。店舗販売のほか、通信販売も受け付けています。

さばのなれ寿司

和歌山の郷土料理です。有田・日高地方の方々が地域の行事食として作り続けてきました。すし飯にサバを乗せ、あせの葉で巻き、桶に詰めて重しをかけ数日放置すれば完成します。発酵して表面にうっすらとカビが生えたものは特に【本なれ寿司】と呼ばれ、味・香りともにその独自性が増しています。

さばのなれ寿司が楽しめる「紀州なれずし 八ツ房」

店舗販売のほか、通信販売も行っています。【本なれ寿司】以外にも、一晩ほど置いただけの【早なれ】を提供しています。こちらの方がクセが少なく、より多くの方にお楽しみいただける事でしょう。

はも

紀伊水道の海域に育まれたはもは、一般的なものより皮が柔らかく絶品と言われています。和歌山沿岸ではその紀伊水道産が獲れるので、より美味しく食べることが出来るのです。旬は6～7月。そのクセが少ない上品な味わいは、吸い物やお造り、揚げものやハモちりなどで体感するのが一般的です。

はもが楽しめる「いなさ」

鯛の一本釣で有名な和歌山市加太にある、活魚料理屋です。市場ではなく漁港で直接仕入れることにより、一般では手に入りにくい鮮度・品質の魚介を扱うことが可能となっています。はもは旬の夏にのみ提供しています。

まぐろ丼

マグロの水揚げ量が日本一(平成14年度)である和歌山県・那智勝浦町。ブランドとなっている【紀州勝浦産生マグロ】は、はえ縄漁船によって漁獲された天然のマグロを丁寧に活け締めしたあと、船内にあるうちから冷水保存することにより鮮度を保っています。その種類は【クロマグロ】【メバチマグロ】【キハダマグロ】【ビンナガマグロ】です。

まぐろ丼が楽しめる「江戸安」

那智勝浦町にあるお店で、生鮮マグロ水揚高日本一の港がある町にあるのでそれはもう新鮮なマグロが提供されています。マグロ料理のほかにクジラ料理もメニューにあります。

南高梅

江戸時代、やせ地を利用して農民に栽培を奨励したのが和歌山県の梅作りの原点と言われています。気候に恵まれた紀南地方では良質の梅が育ち、中でも【南高梅】と呼ばれる品種は特に大粒で香りよく、柔らかい肉厚の果肉を持っています。漬け梅品種として最高位に当たるとされ、さまざまな商品が作られています。

南高梅が楽しめる「福梅本舗」

関西屈指の温泉地【白浜】にあるお店で、観光帰りの方やマリンスポーツ帰りの方がよく立ち寄ります。【ほし梅】や【梅ジャム】、【梅ぽん酢】、【梅サブレ】など、ありとあらゆる梅製品があります。

たっちょ ほねく丼

【ほねく】とは太刀魚を骨ごとすり潰したすり身を油で揚げたもの。その【ほねく】をタマネギ等とのかき揚げ風にし、さらに玉子を使用し、餡をかけている、という条件を満たしたものを【たっちょ ほねく丼】と命名し、和歌山県有田市のご当地B級グルメとして広まりつつあります。

たっちょ ほねく丼が楽しめる「まごころの味しんまち」

このお店の【たっちょ ほねく丼】が全国丼コンテストご当地丼部門で金賞を受賞しました。最初は和風の餡、途中からは小皿に入っているごま油で中華風の味付けにと、さまざまな味が楽しめます。

クジラユッケ

和歌山県太地町は古くから捕鯨の文化があり、そこで食べられるクジラ料理の一つがこの【クジラユッケ】です。クセが少ないので、ほかの肉を使ったユッケよりさっぱりとしてます。タレと玉子の黄身とで混ぜて食べるも良し、ウズラの卵やネギなどを入れる場合もあります。

クジラユッケが楽しめる「小茄子」

和歌山駅から徒歩5分の場所にある、家庭的な雰囲気のあるお店です。メニューは旬の素材から組み立てられているので、日替わりとなっています。なのでクジラもない場合がありますのでご注意を。

イブの恵み(イノブタ肉)

【イブの恵み】こと【イノブタ】とは、雄の猪と雌の豚から生まれたハイブリッドであり、和歌山県すさみ町にある試験場で誕生しました。豚肉と比べると赤みが濃く、歯ごたえがあります。そのお味はクセや臭みがなく、食べやすい仕上がり。すさみ町では【イノブータン王国】を建国する程に盛り上がっています！

イノブタ肉が楽しめる「サンドリア」

ファミリーレストランのような雰囲気のお店です。和食、洋食、はたまたイタリアン、と色々なメニューを楽しむことが出来ます。【イノブタ肉】は【イノブタ丼】などとして提供されています。

松葉焼

和歌浦湾で水揚げされた新鮮なシログチ、エソを原材料として、さらにそこへ卵黄をたっぷりと使用した厚焼き風のかまぼこ。これが伝統的な【松葉焼】です。そこから派生して昨今ではさまざまな魚介類を使った松葉焼があります。魚のうま味と卵黄のまろやかさが合わさったかまぼことして人気です！

松葉焼が楽しめる「あしべ焼蒲鉾本舗　丸濱」

かまぼこ作りにおける、和歌山の老舗中の老舗、それが【丸濵】です。大正時代から続く伝統を今も守り続けています。プリプリとした確かな食感が人気の秘密です！

まつばやき

上記と同じ名前、同じ和歌山の名物ですが中身はまったくの別モノです。こちらは、口溶けが良く甘過ぎない味のこしあんを、高級ハチミツを練り込みしっとりとさせたカステラ生地で巻き上げた、いわばお菓子のジャンルに属する一品なのです。同じ名前なので少し紛らわしいですが、どちらも美味しいので是非ともご賞味ください！

まつばやきが楽しめる「松葉屋」

和歌山で有名な和菓子屋さんです。自慢の【まつばやき】の他にも、【老松】(歯切れの良い求肥を、大納言小豆の粒あんで包んだもの)や【松の華】(抹茶生地に粒あんを入れた棹菓子)など、さまざまな和菓子があります。
和歌山のご当地グルメの紹介はいかがでしたか？この県は面積が広く、どこに行ってもそれぞれの土地ごとに自慢のものがあります。海や山、リゾート地や歴史ある観光名所など、この地方の見どころが多岐にわたることと同じように、美味しい食べ物にもいろんなジャンルがあって観光客を満足させてくれます。旅行の予定がある方はどんな名物があるのか、よく下調べしてからお出かけになるのがおすすめです。ここで登場した品々も、是非チェックしてみて下さいね。