混浴と聞くと抵抗があったり、恥ずかしいと思う人もいるかもしれませんが、家族やカップルで温泉に行くなら、一人より一緒に入りたいということもありますよね?そんな時、役立てていただきたい全国の名湯秘湯を集めてみました。新潟県の湯之谷など、どこもおすすめです!
男女別の脱衣所や大浴場もあったり、タオルを巻いて入ることができるところもあるので、初めてでも安心してチャレンジできますよ!昔ながらの日本の文化を満喫しつつ、ゆったりとした時を過ごしてみるのはいかがでしょうか?
1.桜野温泉 熊嶺荘【北海道】
http://plaza.rakuten.co.jp/sonsen/
ご夫婦で切り盛りしている「熊嶺荘」。山間の川べりに静かに佇む温泉民宿です。こちらの宿では季節のマタギ料理が食べられることでも人気。川魚や山菜などの山の幸に加え、熊肉や鹿肉の鉄板焼きなど、どれも趣ある山の料理ばかり。露天風呂は混浴になります。また、お湯は関節炎や皮膚疾患によく効く含ホウ酸・重曹_食塩泉。柔らかな肌あたりのお湯で温泉成分が浴槽に付着するほど成分が豊富。清掃と心配りが行き届いた館内で、とてもお二人で切り盛りしているとは思えないほど。リピーターが多いのも納得です。
野田生川を上ったところにひっそりと佇みます。創業50年になる老舗で、キズを負ったクマがこの温泉に浸かってキズを癒やしたという言い伝えからこの名が付けられたそうです。露天風呂からは緑豊かな景色と川のせせらぎを楽しむことが出来ますよ。
一見したところ、民宿よりホテルのよう見えるきれいな宿ですよ。人気は手作り風東屋風露天風呂(てづくりふうあずまやろてんぶろ)。基本的には男性用の浴槽なのですが、フレキシブルに混浴用・女性用に変身しますよ!
■ 基本情報
- ・名称:桜野温泉 熊嶺荘
- ・住所:北海道二海郡八雲町桜野348 熊嶺荘
- ・アクセス:●道央道 国縫ICからR5・道道573経由、約45Km
- 〇JR野田生駅から送迎15分(宿泊の方のみ) ※電話で確認してください
- ・定休日: 不定休
- ・電話番号: 0137-66-2564
- ・料金: 8800円~ 日帰り入浴500円
- ・オススメのポイント:温かいおもてなしが嬉しい山間のお湯。
- ・公式サイトURL:https://www.mountaintrad.co.jp/~kumanesou/
2.湯治湯 酸ヶ湯温泉【青森】
http://jeepstyle.jp/onsen_spot/
酸ヶ湯温泉といえば、ヒバ千人風呂で有名な混浴大露天風呂。豊富な湯量と多くの効能により、江戸時代頃から湯治客でにぎわい、昭和29年に国民保養温泉地第1号の指定を受けています。その名の通り高い酸性度でお湯をなめるとすっぱい味がします。ヒバ千人風呂は脱衣所は男女別ですが浴室内は基本的に混浴です。4つの浴槽のうち、熱の湯と四分六分は浴槽内に男女の区切りがあり、女性専用時間も設けられていて安心です。敷地内には「玉の湯」という男女別のお風呂もあるので、時間があればこちらも試してみてはいかがでしょうか。
江戸時代から多くの湯治客を癒してきた名泉です。「ヒバ千人風呂」の名の通り、すべてヒバ(ヒノキやサワラの別名)で造らえています。かなり広々とした浴室に驚かされますが、なんと160畳もあるのだそうです。
「ひば千人風呂」、「玉の湯」、「日帰り休憩所」などでは日帰り入浴も可能ですよ。\1,000の共通入浴券は貸しタオル付きです。便利!また売店で小さなタオルは\200、バスタオル\1500で販売していますよ。
■ 基本情報
- ・名称: 酸ヶ湯温泉
- ・住所:青森県青森市荒川南荒川山国有林酸湯沢50番地
- ・アクセス:●東北道 黒石ICから約24Km/青森ICから約30Km
- 〇青森駅→JRバス、約1時間10分→酸ヶ湯
- (送迎バスあり※一日2便)・青森駅発 10:00と12:45
- ・酸ヶ湯発 8:30と11:20
- ・営業時間: 日帰り温泉 午前7時~午後5時30分
- ・定休日:無休
- ・電話番号:017-738-6400
- ・料金:日帰り入浴600円~ 各種宿泊プラン、日帰りプランあり
- ・オススメのポイント:歴史と伝統の千人風呂
- ・公式サイトURL:http://www.sukayu.jp/Tops/index
3.秋ノ宮温泉 鷹の湯温泉【秋田】
http://onsen848.blog.fc2.com/?tag=%E9%87%8E%E5%A4%A9%E9%A2%A8%E5%91%82#entry25
鷹の湯温泉は創業130年の温泉宿。大浴場と男女別の露天風呂、そして渓流添いにある野趣溢れる混浴の野天風呂。新緑、紅葉、雪景色と四季折々の魅力たっぷり。渓流のせせらぎをBGMにして自然と一体になった気分になれます。鷹の湯温泉の内湯も浴槽が4つある名物風呂で、それぞれ温度と深さが違う浴槽になっています。中には深さ130cmの浴槽もあり、立ったまま入る珍しい温泉として人気があります。お湯は無色透明でさらっとしていて、入浴後いつまで経っても肌がツルツルすると評判です。
またこちらのお宿の温泉は、発見は約1200年前、開湯は約300年前と言い伝えられており、秋田県下最古の由緒ある温泉なんです。
「日本秘湯(ひとう)を守る会」に参加している温泉です。お湯は神経痛、慢性リウマチ、腰痛、切り傷、慢性皮膚病、婦人病、更年期障害などに効能があると言います。源泉100パーセントの浴槽もありますが、もともとの泉温が高いため加水して温度調節している浴槽も。
■ 基本情報
- ・名称:秋ノ宮温泉 鷹の湯温泉
- ・住所:秋田県湯沢市秋の宮字殿上1
- ・アクセス:●東北道・古川ICから国道47・108号線経由、約70km、約90分
- 〇JR奥羽線横堀駅から秋の宮山荘行きバス約40分、秋の宮温泉下車、
- 徒歩約5分/横堀駅からタクシー約20分
- ・営業時間: 11:00~14:00
- ・定休日: 不定休
- ・電話番号:0183-56-2141
- ・料金:630円
- ・オススメのポイント:深さのある温泉で肩までじっくり。
- ・公式サイトURL:http://takanoyuonsen.web.fc2.com/index.html
4.作並温泉 鷹泉閣岩松旅館【宮城県】
http://www.dateniaitai.jp/?p=3751
1796年創業の岩松旅館は、正岡子規など多くの文化人も療養に訪れた老舗旅館です。こちらには源泉がそれぞれ違った4つの「露天岩風呂」と女性専用で広瀬側のせせらぎやさしい「清流風呂」、男女別の大浴場「不二の湯」とあわせて6つのお風呂があります。中でも人気なのはやっぱり混浴露天の「岩風呂」。(但し19:30~21:00、朝5:30~7:00は女性専用)全て源泉が違うからそれぞれ違ったお湯を楽しめるうえ、全てが自噴掛け流し温泉というから贅沢!泉質はナトリウム・カルシウム硫酸塩・塩化物泉、無味無臭に近いやさしいお湯です。
この岩風呂は古くから「美人を作るお湯」と言われ、皮膚疾患やアトピー性皮膚炎などに効果があるとされ、入浴後肌がしっとりするということで女性も多く訪れます。
作並温泉は広瀬川を源泉とし、奈良時代に行基が発見したと言い伝えられています。平安時代には源頼朝も討伐遠征の途中で兵馬を休めに立ち寄ったそうです。江戸時代から現在にかけて多くの湯治客が訪れています。
お湯は神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなどに効能があると言います。温泉のほかに、室内温泉プールもありますよ。もちろん源泉を使用していますよ。20メートルほどのプールで、水泳やアクアウォーキングなどを楽しむことができます。美容や健康にばっちり!
■ 基本情報
- ・名称:作並温泉 鷹泉閣岩松旅館
- ・住所: 宮城県仙台市青葉区作並元木16
- ・アクセス:●仙台宮城ICより21km約25分/仙台駅より27km約40分
- 〇JR仙台駅から作並駅まで約40分(作並駅より送迎バスあり)
- ・電話番号: 022-395-2211
- ・料金: 一泊二食8640円~ 日帰りプランあり
- ・オススメのポイント:お肌しっとり美人の湯
- ・公式サイトURL: http://www.iwamatu-ryokan.com/
5.松川温泉 松楓荘【岩手】
松川温泉は八幡平からさらに山奥に進んだところにある温泉で、旅館が3軒、ペンションが1軒のこじんまりした温泉地です。歴史も古く発見はなんと平安時代だとか。その中の一つ松楓荘には5つのお風呂があり、男女それぞれの内湯に、女性専用露天風呂が一つ、混浴露天風呂が2つあります。お湯は青みがかった白濁湯で泉質は単純硫黄泉、効能はリウマチや筋肉疲労などに効きます。混浴なのは岩風呂と渓流沿いの大露天風呂。(岩風呂は現在土砂崩れのため入浴できなくなっています)大露天風呂は脱衣所が別れているので、お湯に入った状態で混浴部分に進むことができて入りやすい!
もちろん源泉かけ流し、100%の天然温泉です。お湯よしロケーションよし雰囲気よしの松川温泉は混浴初心者でもチャレンジしやすい温泉です。
男女混合の露天風呂は松川渓谷に沿うようにして佇んでいます。美しく閑静な森の景色に響き渡る川のせせらぎが最高のロケーションを演出してくれています。また、この辺りは県下屈指の紅葉スポットとしても知られているので見頃に合わせて利用してみては。
「マタギ料理 熊鍋の定食」が絶品ですよ。前日までの予約が必要です。寒い地方の熊肉にはコラーゲンがたっぷり。温泉と合わせて、美肌効果が抜群かもしれません!また滋養効果や体を温める効果もあり、健康にも良さそうです。
■ 基本情報
- ・名称:松川温泉 松楓荘 (しょうふうそう)
- ・住所: 岩手県八幡平市松尾寄木1-41
- ・アクセス:●東北道松尾八幡平ICから県道45号線に右折、八幡平方面へ
- 〇JR東北新幹線盛岡駅からバス松川温泉行き約1時間50分松楓荘口下車徒歩約3分
- ・営業時間:日帰り温泉 8:00~20:00
- ・定休日: 不定休 ※要確認
- ・電話番号:0195-78-2245
- ・料金:一泊二食9870円~ 日帰り入浴 大人500円 子供250円
- ・オススメのポイント:濁り湯で混浴初心者でも入りやすい。
- ・公式サイトURL: http://www.hachimantaishi.com/~shofuso/index.html
6.赤倉温泉 旅館 三之亟【山形】
http://toubedon.at.webry.info/201010/article_1.html
創業400年の「赤倉温泉 三之亟」。こちらの自慢は混浴岩風呂の内湯です。なんとこの内湯の源泉は写真の通り浴槽の隣。湧出したばかりそのままの温泉が新鮮なまま湯船に絶えず注ぎ込まれています。泉質はカルシウム・ナトリウムー硫酸塩温泉。透明で無臭、しっとりとしたお湯で効能は動脈硬化や切り傷など。内湯の岩風呂は、「深湯」「中湯」「高湯」と三種の浴槽に分かれています。そのうちの深湯は名前の通り深い場所があり、最深部は140cmと背の低い人や子供はおぼれてしまいそうなので注意が必要。
浴槽の底は天然の岩盤になっていて、岩の隙間から絶えず新鮮な温泉が湧き出しています。この岩盤はなんと400年前から使われている浴槽なんだそう。中湯も110cmの深さで温度がややぬるめ、一番湯音が低い高湯は温泉が上から落ちてくる打たせ湯になっています。ダイナミックで浪漫を感じる岩風呂ですね。
赤倉温泉は妙高山山腹に位置しています。妙高山は長く信仰の対象として崇敬されており、一般人は禁足地となっていました。江戸時代後期になると高田藩の許可のもと地元民が開発し始め引湯に成功、明治から大正に大きく発展し、昭和初期には尾崎紅葉・岡倉天心・与謝野晶子などの文人墨客にも愛される名湯となりました。
温泉の湯量が豊富な、掛け流しです。岩風呂、露天風呂、ひょうたん風呂などがありますが、このうち岩風呂が時間帯によって女性専用や混浴になったりします。日帰り入浴も可能。今更確認するまでもありませんが、酔ってからお風呂に入るのは厳禁です。
■ 基本情報
- ・名称: 赤倉温泉 旅館 三之亟(さんのじょう)
- ・住所:山形県最上郡 最上町大字富沢884
- ・アクセス:●東北自動車道古川ICから国道47号線で48km
- 〇JR山形新幹線新庄駅から陸羽東線で42分、赤倉温泉駅下車、
- 最上町営バス赤倉温泉口下車
- ・営業時間: 10:00~16:00(立ち寄り入浴)
- ・定休日: なし
- ・電話番号: 0233-45-2301
- ・料金: 1泊朝食付き7000円~ 立ち寄り湯 大人500円
- ・オススメのポイント:当時そのままの岩に浪漫を感じます。
- ・公式サイトURL: http://3nojo.com/index.php
7.土湯温泉 山水荘【福島】
http://www.kankokeizai.net/media/2014/12/15/27
江戸街道の宿場でもあった土湯温泉は1400年以上もの歴史を持つ非常に古い温泉で、聖徳太子の使者、秦河勝が湯治をしたという伝説が残っています。山水荘は川のせせらぎとダイナミックな2段の滝を眺める露天の「太子の湯」が人気の宿。泉質は単純温泉。効能は高血圧症、動脈硬化症、リウマチ、神経痛、皮膚病、婦人病、冷え性など。展望大浴場は浴室内で1Fと2Fに分かれていて、四季折々に美しい岸壁の大パノラマが広がるなど、どのお風呂からも素晴らしい眺めが堪能できます。
日本神話に登場する大国主(おおくにぬし)が荒川の畔を矛で突いたところ、突如温泉が湧出したことから「突き湯」と呼ばれていましたが、いつしかそれが訛って「土湯」と呼ばれる様になったと言われています。
私が泊まった、土湯温泉の山水荘。 貸切状態だったので写メっちゃった。 露天風呂から見える滝がすんごい。 でかいし、迫力あるし、むしろ怖いくらいだった