かがみ~
学校の歴史の授業でも必ず出てくる長崎の出島。県の天然記念物に指定されている「出島のシイ」をはじめ、観光地として非常に人気のスポットですが、最近ではスキューバダイビングを楽しめる場所としてもじわじわ注目を集めています。1.出島とは?
出島と聞いてまず最初に思い浮かぶのは「鎖国」!という方も多いのではないでしょうか?みなさんご存知の通り、鎖国中の江戸時代に唯一、世界に向けて開かれていた港として、その名が一躍有名になった出島。現在では、当時の面影を再現する街づくりにも力が入れられており、風情ある路地を着物姿で散策するイベントなど、まるで昔にタイムスリップしたかのような感覚を楽しむことのできる催しが数多く企画されています。2.出島の見どころ
1.水門
ここがまさに江戸時代の日本の玄関口。西洋などから船で運ばれた貨物が、最初に運び込まれる荷揚場としての役割を果たしていました。通り口は2つあり、南側が輸入用。北側は輸出用に使用されていたのだそうです。2.カピタン館
カピタンとは、ポルトガル語で商館長のこと。つまり、カピタン館とは商館長の当時の住まいであり、日本の大名や役人が訪れた際におもてなしをするための館でもありました。トレードマークはグリーンの配色がおしゃれな三角屋根の外階段。写真スポットとしても人気です。3.ヘトル部屋
さきほどのカピタン館は商館長の家でしたが、ヘトル部屋とはその商館長を補佐する次席の家。カピタン館と同じく、洋風な窓辺の手すりにはオランダから輸入された美しいグリーンのペンキが塗られています。ヘトル部屋で特に必見なのは障子の枠にはめ込まれているガラス。これは「ビードロ」と呼ばれ、当時の出島でよく使用されていたガラスなのだそうです。4.旧長崎内外クラブ
明治36年に建てられた旧長崎内外クラブは、長崎を訪れた外国人と日本人の交友の場として使用されていました。現在は長崎グルメが楽しめるレストランや、昔懐かしのゲームができる体験型の展示室となっています。5.出島を着物で散策できる
若い女性に人気なのがこれ!ハイカラな着物姿で、出島の街をゆっくりと散策することができます。旧長崎内外クラブのレストランで珈琲とカステラをいただけるチケット付きのプランもあるので、気分はすっかり当時のお嬢さん。3.出島を訪れた人の声
昨日日帰りで長崎市に行ってきました。出島がかなり復元されてました。着物姿の職員さんがウロウロしてました。 pic.twitter.com/Vc1HfwNrNy
— しまなみ かおる (@kaorushimanami) 2013, 7月 15
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— 白浜理恵 (@nagareboshihime) 2013, 1月 6
4.出島についての詳細
基本情報
- ・名称:出島
- ・住所:長崎県長崎市出島町
- ・アクセス:各線「長崎」駅前から路面電車に乗り「築町」下車徒歩1分
- ・営業時間:8:00~18:00(延長期間は19:00まで)
- ・定休日:なし
- ・電話番号:095-829-1194
- ・料金:大人510円、高校生200円、小中学生100円
- ・公式サイトURL:http://nagasakidejima.jp/