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舎人公園はよく想像されるであろう小さな所ではないんです。完成すると東京ドーム15個分という広さになり、四季折々の花木を見ながら散策をしたり、手軽にバーベキューなどを楽しむことも出来ます。そのため、子供から大人まで幅広い年齢層の方に満足してもらえる場所だと思います。また、スポーツをしたい方にも専用のスペースが設けてあり、アクティビティも充実しています。そしてここでは20個のスポットなどをまとめて紹介していきます。
Ⅰ.舎人公園とは?
トリップアドバイザー
舎人公園は、69.5haもの広さの公園となる予定を持つ、足立区西部にある東京都立の総合公園です。現在約63.1haの公園内には、陸上競技場、テニスコートや野球場などのスポーツ施設をはじめとして、自然の景観が楽しめる大池や親水公園、キャンプ場などがあります。 舎人公園の中央には南北に尾久橋通りが通っていて、その上を日暮里・舎人ライナーが走っています。舎人ライナー開通以前は、竹の塚駅などからバスでアクセスしていましたが、尾久橋通りと舎人公園通りが交わる付近に、舎人公園駅があるためアクセスがとても便利になりました。
Ⅱ.誰もがスポーツや自然を満喫できるスポットがたくさん!
トリップアドバイザー
舎人公園は、尾久橋通りと舎人公園通りによって、大きく4つのブロックに分けられています。現在C地区と呼ばれている1ブロックは整備中ですが、その他の3つのブロックでも60ha以上もある大公園となっており、C地区が出来上がると豊かな自然の中で、より一層様々なアクティビティが楽しめる公園となる予定です。 東京都にあるのですが、そこには空が広がり、四季を通じて多様な自然を楽しめるスポットになっています。緑と水に恵まれた環境を活かし、広場や池が整備され、訪れた人に癒しを与えてくれています。1人で散歩するもよし、ペットを連れたり、ジョギングしたりと色々な過ごし方ができそうです。
大池
公園の北東ブロックの中心には、その名もズバリ「大池」と名付けられている、広い大きな池があります。自然環境に恵まれた大池には、ガマやアシが自生していて、カルガモやオオバン、ホシハジロなどの野鳥を見ることができます。交通が便利な舎人公園なので、気軽に出かけて公園内を散策しながら、手軽にバードウォッチングを楽しんだり、自然と親しむことが出来ます。
野鳥、魚や昆虫たちが生息する貴重な環境ですね。東南にある小さな池では、周辺に生い茂る樹木のおかげで森林浴を楽しんだり、また野鳥を見ることもできます。一部はバードサンクチュアリとして野鳥の保護区域になっているので立ち入りはできません。そっと遠くから見守りましょう。
噴水・浮球の池
舎人公園の中心部、大池の南西には、水路で結ばれた2ヵ所の噴水があり、尾久橋通りと舎人公園通り交差点から入った所にある小噴水は、御影石のオブジェから水が扇状の独特な形で噴出します。大池へと向かう水路はおよそ170mの長さがあり、終端には円形の大きな噴水があります。噴水とは大池をはさんで北東端には、噴水やウォータースライダーがある浮球の池があり、じゃぶじゃぶ池とも呼ばれていて、夏になると子ども達が水遊びを楽しむ姿を見ることが出来ます。
じゃぶじゃぶ池は深さが30cmほどなので、おむつが取れた頃から小学校低学年程度のお子さんが対象の水遊びスポットです。橋や、斜面などもあり、造りが面白いのでなかなか楽しめてお子さんも大喜びするでしょう。水遊びに飽きたら、他の遊具で周囲で遊べるのでいろいろ楽しめそう。
ショウブ田
大池の南西側、2つの噴水の東側には、初夏には優雅な花が咲き並ぶショウブ田があります。ショウブ田には木道が設けられており、都会の中にありながら広い空の下で、ゆったりとした気分で散策を楽しむことが出来ます。広い園内ではショウブやハス、皇帝ダリアをはじめとして、四季折々の草花や風景を、公園内を散策しながら楽しむことで、舎人公園の豊かな自然を満喫することが出来ます。
舎人公園にはボランティアの「みどりと鳥の会」があります。ボランティアの皆さんの力で舎人公園の自然環境保全や舎人公園の紹介を行っているそうです。大規模花壇や大池周辺で花壇づくり、園内清掃などで公園の環境に力を注いでくださっているおかげで気持ちよく過ごせますね。
キャンプ場・バーベキュー広場
大池の東側に広がる草地には、都内で本格的なキャンプ体験が出来る教育キャンプ場として、舎人公園キャンプ場が設けられています。キャンプ場の利用については、舎人公園サービスセンターへ手続き等についての確認が必要となります。キャンプ場の南側には、手軽にバーベキューが行えるバーベキュー広場があります。バーベキューを味わうと共に、スポーツに汗を流したり、フィットネスゾーンにチャレンジしたり、自然豊かな公園を散策して自然と親しんだりすることが出来ます。
バーベキューは完全予約制になります。インターネット又は専用電話03-3857-3427(9時~17時)
完全予約制(利用日の前月1日より受付)。手ぶらで行ってバーベキューを楽しめる「手ぶらセット」を申し込めばお手軽ですね。すべてを持ち込みでする場合も予約は必要です。
レーガン桜
舎人公園のプレイグラウンドの隣に石碑と共にあるのが、里帰り桜の一環としてナンシー・レーガン元大統領夫人から贈られたレーガン桜と名付けられた桜で、春には素晴らしい花を咲かせています。舎人公園には、レーガン桜だけでなく、競技場西の桜並木をはじめとして、公園内には約1,000本の桜があり、「舎人千本桜」と呼ばれる桜の新名所となり2月下旬から4月下旬まで24種類の桜が咲き競います。桜の盛りとなる4月上旬には、「春の花火と千本桜まつり」が行われます。
舎人公園は東京の人気お花見スポットの1つになっています。花火も打ち上げられますが、桜をモチーフにした花火だそうですよ。物産展、出張ふれあい動物コーナー、スポーツイベント、大道芸、コンサートステージ、ふわふわドームやジャンボスライダーなどがあり、盛り上がります。
メタセコイア並木
公園中央の2つの噴水を結んでいる水路をはさむように、遊歩道とメタセコイアの並木が続いています。メタセコイアの並木道は、桜が終わり初夏の美しい新緑となる季節や、秋の見事な紅葉の季節には、散策するにはとても良い散歩道となります。園内にはメタセコイアのほかにも、イチョウやモミジの紅葉も楽しむことが出来ます。都心から日暮里・舎人ライナーを利用すれば、高い青空の下で手軽に秋の紅葉狩りが楽しめるスポットとなっています。
メタセコイアの並木道はとても美しく印象的で、絵になるスポットです。普通の並木道と違い、中央にせせらぎが続いているのがいいではありませんか。と~っても癒されそうですね。大池の周囲にも樹木が多く、メタセコイアのそばのベンチに腰をおろし、ボーっとするのも贅沢な時間。
野球場・陸上競技場
野球場は、対面式2面の専用グラウンドとなっていて、ナイター設備があることから、冬季以外は夜間の利用も可能で、仕事が終わってから野球を楽しむ事も可能となっています。陸上競技場は、公園の西側エリアの北部にあり、陸連3種公認の400mトラックに、スタンドは5,000人を収容することが出来る規模となっています。フィールド内はサッカー場としても利用することが出来ます。
野球場の利用には登録が必要になります。1時間平日1200円、土日祝日1500円。また陸上競技場は個人利用は無料ですが、団体での利用は有料。団体の種類により料金も変わります。都内の小中学校の団体は午前9300円、午後13000円。
テニスコート・フィットネスゾーン
陸上競技場の南側にあるテニスコートは、人工芝のコートが14面あります。ナイター設備があるので、冬季以外は仕事帰りに楽しむことも出来ます。大池の東側、バーベキュー広場の北側には、フィットネスゾーンがあり、腕伸ばしテスト、壁登り、サイクルステーション、飛び石、ボート漕ぎなど、様々な器具が設けられています。フィットネスゾーンでは、ストレッチコース、運動コース、筋トレコースの3つのコースを楽しむことが出来ます。
テニスコートの料金は1時間1300円、照明料1時間500円ですが、利用の際には登録が必要になります。フィットネスゾーンは空気がきれいでいいですね~。雨さえ降らなければジムに行かなくても、ここに来れば無料で鍛えられます。近所ならお散歩コースに入れトレーニングしたら効果的ですね。
ドッグラン
舎人公園第一駐車場の南側には、無料で利用出来る舎人公園ドッグランがあります。公園内はリードを付けての散歩になりますが、ドッグランならリード無しで思い切り走らせることが出来ます。ドッグランには、小型犬のエリアと、中型・大型犬のエリアがあります。ドッグランは、利用登録制となっていて、舎人公園サービスセンターで利用登録を行う必要があります。登録有効期間は1年間となっているので、毎年更新手続きが必要となります。
舎人公園のドッグランはサービスセンターとサポーター団体「舎人パークわんわんクラブ」が管理・運営で協働しているそうです。入場の際には飼い主が登録証を首から下げる決まりになっています。利用規約や掲示板のドッグランでのエチケットやマナーを確認して気持ちよく利用しましょう。
ソリゲレンデ
大池の北側の斜面にあるのが、人工芝の大型ソリゲレンデです。利用料・ソリレンタル料無料でソリを楽しむことが出来ます。ゲレンデは、斜面が16度と20度の2面となっています。人工芝なので水に濡れる心配なく、ソリでゲレンデを滑って行く楽しみが味わえます。ソリゲレンデは、人工芝張替えとフェンス改修のために、平成27年12月1日~平成28年3月末(予定)まで休止となります。新装された再開後のゲレンデで、爽快にソリ遊びが出来るのが楽しみです。
バードサンクチュアリー
公園の東南部となっているC地区には、野鳥の生息を主としたサンクチュアリが設けられる予定となっています。サンクチュアリ内には、野鳥だけでなく自然保護区内に棲息する様々な生物の観察が可能な小屋や、デッキが設けられる予定になっています。また、春の千本桜として桜の名所となっている公園を、春だけでなく秋や早春に咲くサクラを植樹することで、10月から5月までサクラを楽しめる公園へと発展させる計画となっています。
冒険の丘・アスレチック
C地区の中には、新しい公園のランドマークにもなる、冒険の丘の遺跡体験アスレチックが設けられる予定となっています。遺跡体験アスレチックは、現在から古代へ抜けるトンネルからスタートします。アスレチックを進んで行くと、舎人公園の北東にある伊興遺跡から出土した円筒埴輪型の塔を抜けて行くなどして、戦国時代の豪族・舎人氏の居城だった舎人城をイメージしたゴールへと向かいます。
C地区には、バーベキュー広場も移転する予定があり、バーベキューを楽しみながら、子ども達はアスレチックを楽しめるようになり、公園の楽しみ方がより一層充実することになります。C地区のオープンは、現在のところ平成28年度から北部エリアから順次オープンの予定となっています。
Ⅲ.休憩に便利!夕日の丘の売店「パークス舎人」
http://www.tokyospot.jp/spot/舎人公園.html
大池から北西方向の高台にあり、屋根付きテラスから広々とした公園を、一望することが出来るのが夕日の丘の売店です。天気の良い初春の頃には、ダイヤモンド富士を眺めることが出来るという、絶景ポイントとなっています。パークス舎人では、牛丼やカレーライス、焼きそばなどのフード類に、コーヒーや生ビールなどのドリンク類、お菓子やオモチャを販売しています。営業時間は、10:00~17:00。定休日は月曜日(祝日の場合は翌日)と年末年始となっていまs。
Ⅳ.手ぶらで炭火バーベキューが楽しめる!
http://www.bbq-park.com/park/toneri-koen-bbq.html
舎人公園バーベキュー広場では、ネット予約もしくは専用予約電話(03-3857-3427)からバーベキューサイトの予約だけでなく、手ぶらでバーベキューが楽しめる『手ぶらセット』の予約を行うことが出来ます。手ぶらセットは、バーベキューに必要な食材と器材が揃ったセットとなっています。お手軽ライトセット
女性や子ども向けのセットとなっているのが、『お手軽ライトセット』です。料金は、1人2,280円で、4人からのセットとなっています。セットの内容は、食材が豚ロース80g、牛カルビ80g、骨付きフランクフルト1本、野菜セット、焼きそばセットとなっています。食材のほかには、サラダオイル、塩、胡椒、焼き肉のタレが付属調味料として付いています。バーベキューのための器材も、人数に応じた数の付属器材が用意されます。
スタンダードセット
男性向けのお腹が満足出来るセットとなっているのが、『スタンダードセット』です。料金は、1人2,680円で、4人からのセットとなっています。セット内容は、食材が豚ロース80g、牛カルビ120g、厚切りロース80g、骨付きフランクフルト1本、野菜セット、焼きそばセットとなっています。牛カルビがライトセットより40g多く、厚切りロース80gが加わったボリューム満点のセットです。付属調味料と付属器材はライトセットと同じ内容です。
海の幸セット
海の幸が楽しめるセットが、『海の幸セット』です。料金は、1人2,680円で、4人からのセットとなっています。セットの内容は、食材が有頭エビ2尾、イカ、ホタテ2個、野菜セット、焼きそばセットとなっています。ぷりぷりのエビや、焼き上がりの香りが好いイカ、食感が楽しいホタテに舌鼓を打つことが出来ます。付属調味料と付属器材は、ライトセットと同じ内容のものとなっています。
よくばり満腹セット
美味しいお肉にシーフードもという欲張りなセットが、『よくばり満腹セット』です。料金は、1人3,180円で、4人からのセットとなっています。セットの内容は、食材が牛上カルビ120g、有頭エビ2尾、イカ、ホタテ2個、野菜セット、焼きそばセットとなっています。デラックスな牛上カルビに、海の幸がプラスされて、満腹満足は間違いなしのセットです。付属調味料と付属器材は、ライトセットと同じ内容のものとなっています。
Ⅴ.舎人公園へのアクセス
トリップアドバイザー
舎人公園へのアクセスは、鉄道を利用した場合には、日暮里・舎人ライナーの舎人公園駅が最も便利となっています。舎人公園駅は、公園の4つのブロックを分ける中心点、尾久橋通りと舎人公園通りとの交差点付近にあります。東武鉄道沿線からは、竹ノ塚駅もしくは西新井駅からバスを利用することになります。車でのアクセスは、各方面から尾久橋通りを目指すことになります。環七通りからは、江北陸橋下交差点から尾久橋通りに入ります。駐車場は、尾久橋通沿いの舎人公園第一駐車場と、舎人公園通り沿いの舎人公園第二駐車場の2ヵ所となります。
Ⅵ.舎人公園の歴史
Nao Iizuka
舎人公園の歴史は、1940年に防空緑地として計画されたのがはじまりでした。戦時中に計画のほとんどを買収することが出来ましたが、戦後の混乱期に国に土地を強制買収され、計画は頓挫してしまいました。国の強制買収とほぼ同じ1947年に、緑化都市公園として指定されましたが、実際に公園の整備が始まり、土地の再買収が開始されたのは1970年となりました。そして、1981年に造成が完了した一部エリアの一般開放が行われて、舎人公園は開園しました。
開園後も公園整備が進められて、2015年11月現在では69.5haの公園計画のうち、約63.1haが整備されています。最後の整備エリアとなっているC地区は、2016年度以降に地区内の北部エリアから順次オープンする予定となっています。
■ 基本情報
- ・名称: 舎人公園
- ・住所: 足立区舎人公園ほか
- ・アクセス: 03-3857-2308
- ■ 日暮里・舎人ライナー 舎人公園駅から徒歩1分
- ■ 東武鉄道 竹ノ塚駅西口からバスで「中入谷」下車
- ・営業時間: 公園は常時開園(施設によっては営業時間の定めあり)
- ・定休日: なし(一部施設には定休日あり)
- ・電話番号: 03-3857-2308(舎人公園サービスセンター)
- ・料金: 入園無料(一部有料施設あり)
- ・所要時間: 1~6時間
- ・公式サイトURL: http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index024.html
イメージの舎人公園とはずいぶん違ったのではないですか?思い浮かぶのは滑り台があってブランコがあり、といった感じの所だと思いますが、この広さで誰でも楽しめる場所というのは珍しいのではないでしょうか?デートスポットとしても時間に追われずゆったりと過ごすことが出来るという点では最適ですよね。普段の疲れを癒すという意味でも是非、休みの日に遊びに出掛けられてはいかがでしょう?楽しく、充実した1日にしましょう