国際コンペで入賞するほど高いクオリティを持つまでに成熟した、国産クラフトビール。それらを自宅で手軽に楽しめるようになった“麦酒のゴールデン時代”を逃すわけにいきませんよね。というわけで今回は、ことりっぷがおすすめする国内クラフトビール5選を紹介します。
※()内は醸造所名
横浜から世界に発信する「ベイピルスナー」(横浜ベイブルーイング)
チェコのビール審査会「GOLD BREWER’S SEAL」でアジア初となる金賞を受賞した、“ピルスナーを極める男”鈴木真也氏が生み出した渾身の1本。そんな「ベイピルスナー」は、本場・チェコのピルスナーを目標に作られ、透き通った黄金色がとっても美しい。そして心地いい喉ごしとホップの香りも素晴らしく、何本でも飲めてしまいそう。ビアパブも併設されている横浜ベイブルーイングでは、毎月5種類の新たなクラフトビールが楽しめるので、現地で味わうのもオススメです。
牡蠣の味のビール!?「三陸広田湾産の牡蠣のスタウト」(世嬉の一酒造)
地元・岩手県の素材を使ったビール作りが高い評価を獲得している世嬉の一酒造。そんなブルワリーが2003年に満を持して放ったのが、広田湾の牡蠣を使った“オイスタースタウト”。
「牡蠣とビール?」と思うかもしれませんが、実はイングランドでは昔から作られてきた伝統的なビールのスタイルのひとつだそう。気になる味わいはというと、こっくりと濃厚で、甘みと香ばしさのバランスがクセになりそう。ビールの苦味がちょっと…という人にもオススメです♪
ガツンとくる苦味がクセになる「箕面ビール W-IPA」(箕面ビール)
自然豊かな大阪府箕面市で、丁寧なビール造りを続ける箕面ビール。その工場を運営する3姉妹が健康や美容にまで気を遣い、繊細で唯一無二の味わいを生み出しています。そんな箕面ビールの代表作のひとつが、「箕面ビール W-IPA」。もともと苦味の強いIPAですが、「W-IPA」は通常の2.5倍のモルトとホップを使用。ゆえに、ホップのアロマと鮮烈な苦味が楽しめます。「ゴクゴク、プハ〜ッ」とは一味違う、女性が生み出した芳醇な味わいをお試しあれ。
夫婦で生み出す、バランスを追求した逸品「ライジングサン ペールエール」(ベアード・ブルーイング)
ベアード夫妻が営むブルワリー「ベアード・ブルーイング」。昨年には修善寺に「ベアード・ブルワリーガーデン」をオープンし、敷地内ではホップやフルーツを栽培するなど、独自のビール造りを推し進めています。そんなベアード・ブルーイングが目指すのは、絶妙なバランスに裏打ちされた“個性あるビール”。その代表作ともいえる「ライジングサン ペールエール」は、ホップの苦味と爽やかさが共存。ややぬるめの温度にすると、また違ったテイストが楽しめます。
日本酒の酒蔵が100年越しで完成させたセッションエール「TOKYO BLUES」(石川酒造)
150年超の間、地下150mから汲み上げる天然水を使用し、東京都福生市で地酒造りを続けてきた石川酒造。そんな歴史とこだわりを併せ持つ老舗酒造が生み出した「TOKYO BLUES」は、100年余りの紆余曲折を経て完成した悲願の“初ビール”だそう!通常商品の約12倍のホップを使用しているものの、フルーティで飲みやすいのが特徴で、苦味の後にはほんのりとした甘みが。その歴史に思いを馳せつつ、石川酒造の“ブルース”を感じてみてはいかがでしょう♪
クラフトビール特集のバックナンバーはこちら
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
【ことりっぷの関連記事】
- いま流行のクラフトビールって何? 今さら聞けない基礎知識で、ビールをもっと楽しく!
- 神田でいただく老舗蔵元のクラフトビール♪ レンガ造りのレトロな空間が魅力のお店
- 表参道の自然派レストランでクラフトビールとワインを♪ネストローブが手がける「エヌアールテーブル」
© Shobunsha