世界遺産「熊野古道」があるまち新宮市。自然と歴史に囲まれたこのまちにはたくさんのみどころがあります。たくさんの見どころの中から絶対におさえておきたいスポットをお届けします。
今から2200年ほど前に秦の始皇帝の命令で、東方の蓬莱にあるという不老不死の仙薬を探すために船出をした徐福が何日もの航海の末にたどり着いたのがこの熊野地方だといわれています。
徐福は不老長寿の霊薬「天台烏薬(てんだいうやく)」を見つけました。しかし、温暖な気候と豊かな自然、そして土地の人々との温かい交流に触れ、この地を永住の地と決め、土地を開墾し、農耕や漁法、捕鯨や紙すきなどの技術を伝えたといわれています。
そんな徐福のお墓を中心とした中国風の極彩色の楼門などを整備したのがこの徐福公園です。
「徐福茶」や入浴剤「徐福の湯」など、不老長寿の霊薬といわれていた「天台鳥薬」を配合したお土産品が充実しており、これで不老長寿の仲間入りです。
実際のところ、不老長寿になるというわけではありませんが、健康にいいのは間違いないそうです。徐福が探し求めた「天台烏薬」は中国原産のクスノキ科の漢方で、最近の研究によると、根や葉に増えすぎると老化を促進する活性酸素を強力に消す働きがあるそうですよ。
物は試しにおひとついかがでしょうか。
新宮市の中央部にある浮島の森は、底なし沼に浮かんでいる島です。
この島は杉や山桃など約130種類もの植物が森を作っていて、湿地に生息する植物が枯れて完全に分解しないまま積みあがってできた「泥炭層」の上に植物の種が飛んできてできたそうです。
寒い地方と暖かい地方の植物が共生しているため、学界でも注目されていて、国の天然記念物に指定されています。強風にあおられると動くこともあるとか。驚きですね。
島の中には遊歩道があり、歩くと足元に揺れを感じます。普通の島ではありえないですよね。やっぱりこの島は浮いているんだ!と実感できるこの揺れ、一度体験してみませんか?
時期によっては沼の水かさが上下するので、浮いているのかわかりにくいこともあるかもしれませんが、島の植物たちをみるだけでも一見の価値あり、ですよ。
熊野三山の一社として全国に祀る数千社の熊野神社の総本宮です。境内には約1000点もの国指定文化財を所蔵する「熊野神宝館」や樹齢1000年ともいわれる天然記念物ナギの巨木があります。
創建年代すら忘れられてしまうほど古くからこの地に根付いている伝統ある神社で、人々はここ熊野を“神のおわすところ”と考え、困難な参道を超えて「熊野詣で」に訪れていたそうです。そして、自分の身を清めて心のリセットをしていたとか。
夫婦円満や縁結びのご利益があるそうなので、ぜひカップル・ご夫婦で拝殿で手を合わせてそのご利益に預かりましょう。
境内の樹齢1000年のナギの木は、平清盛の長男、平重盛が手植えしたと伝わっています。千年もの間、熊野を見守ってきたこの大木の葉を懐にいれて参拝するのが、熊野詣の伝統だそうです。
ちなみに、ナギの木は、名前の通り海の“凪ぎ”につなげて交通安全の、ひいては家内安全の、また葉がちぎれにくいことから縁結びのお守りとされているそうです。
そんなご神木のナギの葉をイメージしたネックレスとネクタイピンは大切な人とペアでつけたい逸品です。
神倉神社は熊野速玉大社の摂社です。
神倉山は日本書紀にも“天ノ磐盾”として書かれている歴史ある場所で、その山を登り切った先に神倉神社があります。
こちらの神社の境内には、熊野権現が最初に降臨されたと伝わる霊石「ゴトビキ岩」があり、この岩間からは、弥生時代の銅鐸の破片やお経を書いて埋めた経塚が見つかっています。
古代から大きな石を祀る自然信仰の場として、神聖視されてきた山だったようですね。最近では、スピリチュアルスポットとして注目を浴びています。
神社までの石段が“階段というより岩登り”と評されるほど急なので、行くときはスニーカーのような歩きやすい靴で行きましょう。
立って上るだけでも大変だといわれているほど急な石段は、鳥居をくぐると左右を深い木々に挟まれていて、石段の入口にいるだけでパワーがもらえるような気持ちになります。
全部で538段ある石段は1193年、源頼朝が寄進したものだそうです。 ご神体のゴトビキ岩はそんな石段の一番上にあるんです。
ゴトビキとは地元の言葉でガマガエルを意味するそうですが、巨大なゴトビキ岩をみるとびっくりしますよ。
毎年2月6日のお燈祭では2000人もの上り子と呼ばれる白装束の男性たちが火のついた松明をもって山上に向かい、下るときは一斉に駆け下り各自の家まで走り続けるそうです。
参加する男性陣はお祭りの前は白いご飯や白いかまぼこなど、白いものしか口にしてはいけない決まりがあります。
このお祭り、なんと1400年も続いているそうです。その伝統あるお祭りの様子に思いをはせるだけでもなんだかパワーがもらえるような気がしませんか。
「熊野」の森から間伐した植物から自分でアロマオイルを作ります。ポトポトと1滴1滴落ちてくる様子に、見いってしまうこと間違いなしです。
こちらのお店は香りの専門家たちをもうならせるぐらい本格的なアロマを作り出すことで有名だそうです。体験時間は約3時間。いい香りに包まれながら最高の体験ができるおススメのアクティビティです。
自分で作ったアロマオイルにプラスしてぜひお勧めしたいのが、“Re:aroma「熊野の香り」シリーズ”のアロマオイルです。熊野の森で育った木を使用したアロマオイルで、いつでも熊野の思い出を振り返ることができます。
オイルはかわいらしい木箱に入っており、地元の間伐材等を使用して地元の木箱職人さんが一つ一つ丁寧に手作りしているそうです。
「森の香り」のアロマオイルはよくあるけど、ピンポイントに場所を指定したオイルってあまり見ませんよね。今回の旅の思い出におひとついかがでしょうか。
いかがでしたか?自然に囲まれたまち新宮で心も体もリフレッシュして、たのしい旅行にしてくださいね。
1.徐福公園
今から2200年ほど前に秦の始皇帝の命令で、東方の蓬莱にあるという不老不死の仙薬を探すために船出をした徐福が何日もの航海の末にたどり着いたのがこの熊野地方だといわれています。
徐福は不老長寿の霊薬「天台烏薬(てんだいうやく)」を見つけました。しかし、温暖な気候と豊かな自然、そして土地の人々との温かい交流に触れ、この地を永住の地と決め、土地を開墾し、農耕や漁法、捕鯨や紙すきなどの技術を伝えたといわれています。
そんな徐福のお墓を中心とした中国風の極彩色の楼門などを整備したのがこの徐福公園です。
徐福が探し求めた不老長寿の霊薬“天台鳥薬”を配合したお土産品が目白押し!
「徐福茶」や入浴剤「徐福の湯」など、不老長寿の霊薬といわれていた「天台鳥薬」を配合したお土産品が充実しており、これで不老長寿の仲間入りです。
実際のところ、不老長寿になるというわけではありませんが、健康にいいのは間違いないそうです。徐福が探し求めた「天台烏薬」は中国原産のクスノキ科の漢方で、最近の研究によると、根や葉に増えすぎると老化を促進する活性酸素を強力に消す働きがあるそうですよ。
物は試しにおひとついかがでしょうか。
行った人の声をご紹介
ホテルの近くにあった「徐福公園」。なんと長寿祈願ができる、とてもありがたい公園なのだそうな。長寿祈願ができるのに公園と言うカジュアルスタイル。敷居の低さが庶民への優しさを感じます。池に金の鯉が泳いでましたので激写しました。 pic.twitter.com/3NslbaFvDp
— 山内庸平 (@Tonyu40) 2015, 8月 19
徐福公園では天台烏茶入りのお番茶を頂いたり鯉に餌をやったりして、旅の名残りを惜しみました。 @izugokurakuen pic.twitter.com/rgbUYxbCK1
— はまゆう (@sheigogo) 2014, 10月 13
■ 基本情報
- ・名称:徐福公園
- ・住所:〒647-0081 和歌山県新宮市徐福1-4‐24
- ・アクセス:JR紀勢線「新宮駅」下車徒歩1分
- ・営業時間:【9月~4月】8:30~17:00/【5月~8月】 8:30~18:00
- ・定休日:なし
- ・電話番号:0735-21-7672
- ・料金:無料/徐福茶(ペットボトル500ml)1本185円(税込)、徐福の湯 2錠入り324円(税込)
- ・公式サイトURL:http://www.jofuku.or.jp/
2.浮島の森(新宮藺沢浮島植物群落)
新宮市の中央部にある浮島の森は、底なし沼に浮かんでいる島です。
この島は杉や山桃など約130種類もの植物が森を作っていて、湿地に生息する植物が枯れて完全に分解しないまま積みあがってできた「泥炭層」の上に植物の種が飛んできてできたそうです。
寒い地方と暖かい地方の植物が共生しているため、学界でも注目されていて、国の天然記念物に指定されています。強風にあおられると動くこともあるとか。驚きですね。
島が揺れてる感じを味わおう!
島の中には遊歩道があり、歩くと足元に揺れを感じます。普通の島ではありえないですよね。やっぱりこの島は浮いているんだ!と実感できるこの揺れ、一度体験してみませんか?
時期によっては沼の水かさが上下するので、浮いているのかわかりにくいこともあるかもしれませんが、島の植物たちをみるだけでも一見の価値あり、ですよ。
行った人の声をご紹介
あとね父にオススメされていったけど浮島の森がめちゃくちゃ楽しかった 住宅地の中に森が水の上に浮いてた pic.twitter.com/ov9xCAmlWp
— MOTHER3おめでとう (@my_hypnosis) 2015, 8月 29
浮島の森。癒されます。
— 宮田希和 (@miyatakio) 2014, 11月 15
■ 基本情報
- ・名称:浮島の森(新宮藺沢浮島植物群落)
- ・住所:〒647-0014 和歌山県新宮市浮島
- ・アクセス:JR紀勢線「新宮駅」より徒歩6分
- ・駐車場:有(無料)
- ・営業時間:【3月~11月】 9:00~17:00/12月~4月 9:00~16:00
- ・定休日:なし
- ・電話番号:0735-21-0474(浮島の森案内所)
- ・料金:大人(12歳以上)100円/小人50円(6歳~12歳)
- ・参考サイト:http://www.shinguu.jp/modules/pico2/index.php?content_id=9#uki
3.熊野速玉大社
熊野三山の一社として全国に祀る数千社の熊野神社の総本宮です。境内には約1000点もの国指定文化財を所蔵する「熊野神宝館」や樹齢1000年ともいわれる天然記念物ナギの巨木があります。
創建年代すら忘れられてしまうほど古くからこの地に根付いている伝統ある神社で、人々はここ熊野を“神のおわすところ”と考え、困難な参道を超えて「熊野詣で」に訪れていたそうです。そして、自分の身を清めて心のリセットをしていたとか。
夫婦円満や縁結びのご利益があるそうなので、ぜひカップル・ご夫婦で拝殿で手を合わせてそのご利益に預かりましょう。
ネックレス型お守とネクタイピン型お守は要チェック
境内の樹齢1000年のナギの木は、平清盛の長男、平重盛が手植えしたと伝わっています。千年もの間、熊野を見守ってきたこの大木の葉を懐にいれて参拝するのが、熊野詣の伝統だそうです。
ちなみに、ナギの木は、名前の通り海の“凪ぎ”につなげて交通安全の、ひいては家内安全の、また葉がちぎれにくいことから縁結びのお守りとされているそうです。
そんなご神木のナギの葉をイメージしたネックレスとネクタイピンは大切な人とペアでつけたい逸品です。
関連ツイートをご紹介!
熊野速玉大社。普通に強くていい気でした。 人間味ある母性と神性を兼ね合わせたような気が、本殿奥から発せられてました。 pic.twitter.com/SraVxDQzV8
— トウヤ@オカルト修行中(`・ω・´) (@tohya0109) 2015, 11月 23
熊野速玉大社でいただいたペットお守りを付けている (なぜかウィンクw) pic.twitter.com/GFOgONPniM
— おゆ (@velvet_army) 2015, 12月 6
■ 基本情報
- ・名称:熊野速玉大社
- ・住所:〒647-0081 和歌山県新宮市新宮1
- ・アクセス:JR紀勢線「新宮駅」から徒歩15分
- ・駐車場:有(無料)/ 約30台
- ・営業時間:【神宝館】9:00~16:00
- ・定休日:【神宝館】10/15~16
- ・電話番号:0735-22-2533
- ・料金:神宝館】500円/【初穂料】ネックレス型お守3000円、ネクタイピン型お守3000円
- ・公式サイトURL:http://kumanohayatama.jp/
4.神倉神社
神倉神社は熊野速玉大社の摂社です。
神倉山は日本書紀にも“天ノ磐盾”として書かれている歴史ある場所で、その山を登り切った先に神倉神社があります。
こちらの神社の境内には、熊野権現が最初に降臨されたと伝わる霊石「ゴトビキ岩」があり、この岩間からは、弥生時代の銅鐸の破片やお経を書いて埋めた経塚が見つかっています。
古代から大きな石を祀る自然信仰の場として、神聖視されてきた山だったようですね。最近では、スピリチュアルスポットとして注目を浴びています。
神社までの石段が“階段というより岩登り”と評されるほど急なので、行くときはスニーカーのような歩きやすい靴で行きましょう。
石段は下から見上げるだけでも気分がスッキリ
立って上るだけでも大変だといわれているほど急な石段は、鳥居をくぐると左右を深い木々に挟まれていて、石段の入口にいるだけでパワーがもらえるような気持ちになります。
全部で538段ある石段は1193年、源頼朝が寄進したものだそうです。 ご神体のゴトビキ岩はそんな石段の一番上にあるんです。
ゴトビキとは地元の言葉でガマガエルを意味するそうですが、巨大なゴトビキ岩をみるとびっくりしますよ。
毎年2月6日のお燈祭では2000人もの上り子と呼ばれる白装束の男性たちが火のついた松明をもって山上に向かい、下るときは一斉に駆け下り各自の家まで走り続けるそうです。
参加する男性陣はお祭りの前は白いご飯や白いかまぼこなど、白いものしか口にしてはいけない決まりがあります。
このお祭り、なんと1400年も続いているそうです。その伝統あるお祭りの様子に思いをはせるだけでもなんだかパワーがもらえるような気がしませんか。
行った人の声をご紹介
神倉神社は5年前に行ってきたよ.上るのが大変なだけにお詣りできたときの達成感がイイネ(・∀・) pic.twitter.com/a4kC99fTz9
— ばく (@baku3sbag) 2015, 12月 15
昨日、お燈祭(神倉神社)間もなく開門^ ^ 熱い! pic.twitter.com/ZkgGqRGZkE
— 竹原一仁 (@ka_kun2) 2014, 2月 7
■ 基本情報
- ・名称:神倉神社
- ・住所:〒647-0044 和歌山県新宮市神倉
- ・アクセス:神倉神社登り口まではJR紀勢線「新宮駅」から徒歩約15分
- ・駐車場:有 / 6台(第一駐車場)、13台(第二駐車場)
- ・営業時間:7:00~19:00
- ・電話番号:0735-22-2533
- ・参考サイト:http://www.shinguu.jp/modules/guide/index.php?lid=34
5.m’affably(エムアファブリー)で「熊野」の植物からアロマ抽出体験!
「熊野」の森から間伐した植物から自分でアロマオイルを作ります。ポトポトと1滴1滴落ちてくる様子に、見いってしまうこと間違いなしです。
こちらのお店は香りの専門家たちをもうならせるぐらい本格的なアロマを作り出すことで有名だそうです。体験時間は約3時間。いい香りに包まれながら最高の体験ができるおススメのアクティビティです。
アロマオイルで熊野の思い出を振り返ろう!
自分で作ったアロマオイルにプラスしてぜひお勧めしたいのが、“Re:aroma「熊野の香り」シリーズ”のアロマオイルです。熊野の森で育った木を使用したアロマオイルで、いつでも熊野の思い出を振り返ることができます。
オイルはかわいらしい木箱に入っており、地元の間伐材等を使用して地元の木箱職人さんが一つ一つ丁寧に手作りしているそうです。
「森の香り」のアロマオイルはよくあるけど、ピンポイントに場所を指定したオイルってあまり見ませんよね。今回の旅の思い出におひとついかがでしょうか。
■ 基本情報
- ・名称:m’affably(エムアファブリー)
- ・住所:〒647-0071 和歌山県新宮市佐野3-11-19 スーパーセンターオークワ南紀店内104
- ・アクセス:JR紀勢線「古座駅」下車、徒歩10分
- ・営業時間:10時~19時(ケア予約の場合21時)
- ・電話番号:0735-31-8905
- ・料金:体験6000円/アロマオイル 4800円(税込)
- ・所要時間:約3時間
- ・オススメの時期:
- ・公式サイトURL:http://www.m-affably.com/rearoma/
いかがでしたか?自然に囲まれたまち新宮で心も体もリフレッシュして、たのしい旅行にしてくださいね。