【福島県】相馬野馬追祭りに行くなら泊まりたい！おすすめ宿5選

福島県相馬市。そう聞くと、福島の震災で大変だったところだと思いますね。しかし、相馬市は帰宅困難地域になっておらず、逆に困難地域の住民の人たちが避難してきているエリアです。

そこで毎年おこなわれる「相馬野馬追(そうまのまおい)」祭りは、勇壮なお祭りです。歴女も歴男も一度は見てみたい歴史絵巻ですね。

1. 相馬野馬追（そうまのまおい）祭りって？

相馬野馬追神事（そうまのまおい）は、千年以上前からおこなわれている神事です。起源は、平将門までさかのぼります。相馬市の古豪、相馬氏は平将門の流れをくむので、将門が野生馬を敵兵に見立てて軍事演習をしたことにちなんで続けたものが、今の 相馬野馬追神事のもとになっています。
　
お祭りは毎年7月下旬の3日間にわたって、500機以上の騎馬武者が、よろい・かぶとをつけて雲雀ヶ原を駆け抜けていきます。まるで戦国時代さながらの、馬と人の神事が激しく繰り広げられます。国の重要無形民俗文化財にも指定されているんですよ。

2.ここが見どころ

お祭りは3日にわたって続きます。1日目は「お繰り出し」で、中村神社での出陣式→市内を回ります。2日目は「行列・甲冑競馬・神旗争奪戦・お上がり」。武士の行列は新田川原付近に集まり、雲雀ケ原に向かいます。祭りのハイライトは2日目の神旗争奪戦（↑の写真）と甲冑競馬（↓の写真）でしょう。

300騎以上の武者が、空中に上げられた御神旗を奪い合う争奪戦は、迫力満点です。 

３日目は「野馬懸」。小高神社境内で野馬に見立てた馬を、武者が竹矢来に追い込む神事です。どれも豪華で迫力がある神事ですが、スケジュールにあわせて上手にみていきたいですね。

おまけ　甲冑について

騎馬武者がつけている甲冑は、相馬のたちばな甲冑工房で製作・修繕されたものです。部品は全部で約一万個。すべて手作りのため、新しく作るには3～5年はかかるそうです。先祖伝来のよろい・かぶとを大事にするのは、当然ですね。

3.勇壮な相馬馬追祭りの後は、宿でほっと一息

相馬市内には、たくさんの宿泊施設はありません。相馬馬追には例年大ぜいの観客がきますので、宿の予約は早目にしましょう。相馬市内がむりなら、福島駅前という方法もあります。 

1.ロイヤルホテル丸屋

原ノ町駅から歩いて1分。コンビニも近くにあり、ロケーションがとてもいいホテルです。建物は多少古いかもしれませんが、Wifi も使えますから情報を集めるのにも便利です。ベッドは全室シモンズで、疲れが取れますよ。

丸屋は創業が少なくとも明治元年という老舗です。隣にあるホテルラフィーヌは、明治33年の創業。いまでもこの2件は、原ノ町駅前に並んで営業しています。相馬市の歴史を感じる2件のホテルですね。

2.ラフィーヌ

写真にある通り、ロイヤルホテル丸屋のすぐ隣にあるラフィーヌ。内装も外装も、大きなリニューアルがすみ、28の客室すべてが無線ＬＡＮ完備です。

明治33年創業で、今は南相馬のブライダルを支えるホテルでもあります。

3.ホテルコーラス相馬

2013年8月にグランドドオープンしたばかりのビジネスホテルです。全100室もあり、室内はコンパクトにできています。全室バスルームとトイレが別なのもうれしい。ビジネスホテル系にしてはベッドが広め（全室シモンズベッド）で、過ごしやすいですね。

周辺にあまり飲食店がなく、ホテル内のオーダーストップも9時と早めなので、ご注意ください。Wi-Fiはあります。


朝食はビュッフェ式。3連泊だとメニューに変わりがないので飽きちゃいますが、2泊程度なら気になりませんよ。

4.蒲庭館（かばにわかん）

　
雲雀ヶ原から、車で30分程度のところにある温泉宿です。湯暦は２３０余年という名湯「蒲庭温泉」。お湯は癖がなくて、いろいろな効能があります。お庭の高台からは太平洋が眺められ、季節の花も咲いています。震災後、しばらくはお休みでしたが、今は元気に営業中です。

とにかくお湯がいい。湯冷めしにくくいつまでも体の芯が温かいです。お食事は松川浦の海の幸と、自家菜園の野菜やお米、そして山菜など。相馬のおいしいものが並んでいますよ。

5.相馬ステーションホテル

相馬中核工業団地東地区・西地区ともに車で約１５分なので、ビジネス利用のお客さんがおおいホテルです。
全室無線ＬＡＮ完備。客室のベッドは120センチ幅のセミダブルなので、比較的広いです。

無料のマッサージチェアがロビーにあるので、疲れをほぐしてください。ついでにロビーにはコーヒーと電子レンジもあるので、便利ですよ。1階にはコインランドリーもあります。