最近、隠れ家レストランと謳っている場所に行くことが減っていませんか? SNSやスマホのおかげで、不便な場所でも行きやすくなって、そもそも隠れ家自体が減ったことも理由のひとつなんだと思います。日本では機会が減ってし まった隠れ家レストラン体験、香港でこそ、そんなドキドキ飲茶体験はいかがでしょう?
ちなみに場所は尖沙咀の1881ヘリテージ。1996年まで水上警察署として使われていたコロニアル建築の雰囲気あるホテル「Hullett House」がある場所です。
” そんなメジャースポットは、スマホでGoogleさんに聞けば一発だよ!”という声も聞こえてきそうですが、広東レストラン「隆濤院」 (Loong Toh Yuen)へのアプローチは、隠れ家要素がしっかり残されているんですね。アクセスのいいメジャースポットなのに、隠れ家ドキドキ体験ができるという、短い滞在の旅行者にはおあつらえ向きの場所なんです。
どういうことかと言うと、スマホの地図は、目的地までのナビとしては優れているのですが、目的地についてからの細かな動線まではサポートしきれていないのが現状ですよね。そのため、1881ヘリテージに着いてからが勝負!
レストランのサイトにも地図は書いてありますが、初めての場所では、理解しづらいのは日本と同じ。1881ヘリテージは見た目よりも広いです。
この横にエントランスがあるのですが、宿泊者専用に見えてしまうので要注意。
「隆濤院」は、3 階建てのコロニアル調のメインビルに入っているんですが、1F部分のティーサロンのスタッフがホテルのレセプションも兼ねているので、その脇の入口は宿泊者専用の入口かなと勘違いしそうな雰囲気なのです(実際一度スルーして、他の入口を探してしまいました)。
早く着けば周囲を散策する時間が取れるし、迷ったときも余裕をもって対応できます。
結局「隆濤院」の場所がわからずレセプションのスタッフの方に聞くと、とても丁寧に「真っすぐ行って右側ですよ」と教えてくれました。
これでお店にたどり着けると 油断していると、あれ!?お店がみつからない…。観念して、再度スタッフさんに案内してもらって、やっとお店に辿りつけました。まさか、こんな小さな入口だったとは!!
ここに限らず海外では、レストランまで辿り着くのがひとつの冒険になったり、あたふたしたことが後になっていい思い出に なることも多いです。そのため、予約しているレストランに向かうときは、ちょっと早めに出るのがオススメ。
夫婦でもカップルでも、予想外の出来事が起きたらそれを楽しんでしまう。相手がイライラしていたら、釣られずに笑顔を向ける。これって、2人旅を楽しむための大事な秘訣だと思いますよ。
じっくり読んで好きな点心を選びましょう。
ピンクシャンパンの海老餃子。これは3つくらい頼んでおくべきでした。
さて、「隆濤院」 ですが、こちらではビュッフェスタイルの飲茶ランチをやっていて、嬉しいことに点心を1個づつオーダーできます。オーダーシートに書き込むのが、セイロの数ではなく、点心の個数というのは、あまり他ではないスタイル。そのため、色んな種類の点心が食べたいという欲張りな貴方にピッタリ!
平日と休日ではお値段も変わるので、狙い目は平日ランチ! デザイン性が高く大人が楽しめるホテルレストランが多いのも香港の魅力
日本以上にホテルランチが愉しい香港、貴方もパートナーと一緒に隠れ家体験してみてはいかがですか?
隆濤院 Loong Toh Yuen
G/F, Hullett House, 1881 Heritage, 2A Canton Road, Tsim Sha Tsui
852 3988 0107
http://www.hulletthouse.com/dining/loong-toh-yuen
月-金 11:30-14:30
Adult HK$230 per person
Child HK$160 per person
土日祝 11:00-13:00 13:15-15:00
Adult HK$270 per person
Child HK$190 per person
※掲載記事は、取材日の情報に基づいています。
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