京都駅から線路沿いに徒歩10分ほどのアクセス便利な場所にある「六孫王神社」は、小さい境内にソメイヨシノをはじめ、紅枝垂れ桜、八重桜などが咲き誇ります。さまざまな種類の桜が咲き誇るにも関わらず、東寺だけを観光して、京都駅に戻ってしまう観光客が多いのには残念。東寺よりは規模が小さいものの、立ち寄る価値大の京都の桜鑑賞スポットです。
六孫王神社とは?
かつて源経基の邸宅「八条亭」の跡地にある神社です。平安時代の963年に満仲が父が臨終の際「死後は龍神となって邸内の池に住んで子孫の繁栄を祈るから、この地に葬るように」と遺言を残されたことから、応和3年(963年)墓を築いて社殿を建てたのが始まりです。経基は、清和天皇の第六皇子貞純親王の子であり、天皇の孫であることから「六孫王」と呼ばれていました。そのため「六孫王神社」といわれています。六孫王神社の魅力やご利益
経基王は牡丹が非常に好きで邸宅に牡丹を植え、その花園が嵯峨まで続いているほどあったそうで、神社紋を牡丹としたと伝えられれています。多田神社(兵庫県川西市)、壺井八幡宮(大阪府羽曳野市)と共に「源氏三神社」の一つとされています。見どころ・おすすめポイント
鯉(恋)のかけ橋
境内の神龍池には、神様のお使いと言われている鯉も泳いでいます。そのため、池にかかる石の太鼓橋は「鯉(恋)のかけ橋」と呼ばれており、恋人同士で渡れば将来結ばれるという言い伝えも。「恋」が成就するかわいらしいお守りも売っているので、ぜひお立ち寄りを。井戸 京の名水
境内の中央にある神龍池には、経基の子満仲誕生のおり、産湯に使ったと言われている井戸があり、その上に水弁財天社が祀られています。この井戸は、古くから京都名水の一つとされているが、初代の井戸は新幹線の高架橋の下になってしまい、現在は2代目ですが同じ水脈から汲み上げています。東寺
六孫王神社から徒歩5分ほどにあるので、セットで観光してください。 823年、嵯峨天皇より空海に下賜され、その後、真言密教の根本霊場として信仰を集めてきた東寺。京都のシンボルにもなっている五重塔は日本に現存する古塔の中では最大の高さ55mを誇り、国宝にも指定されています。■ 基本情報
- ・名称:六孫王神社
- ・住所:京都市南区壬生通八条角八条町509
- ・アクセス:JR各線、近鉄京都線、地下鉄烏丸線「京都駅」より徒歩13分
- 市バス 「六孫王神社前」より徒歩1分
- ・電話番号:075-691-0310
- ・公式サイトURL:http://www.rokunomiya.ecnet.jp/