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大分県豊後大野市にあるジオパーク「おおいた豊後大野ジオパーク」は、自然に親しむことを目的とした壮大な自然公園です。この場所の魅力を簡単にご紹介したいと思います。
ジオパークとは
ジオパークというのは、地球科学的な観点からみて重要な自然の遺産を含んでいる場所のことで、豊後大野市全体に広がっている景勝地のことを指します。2008年に、日本でのジオパーク認定機関として「日本ジオパーク委員会」が立ち上げられ、このおおいた豊後大野ジオパークは2013年に認定されました。
なお、日本ジオパーク委員会では、ジオパークのことを「大地の公園」という呼んでいます。
この豊後大野市にあるジオパークは、9万年前の阿蘇山の噴火によってできた「阿蘇溶結凝灰岩」の侵食により、渓谷や滝の独特な形状の地形ができました。
この凝灰岩には加工がしやすいという特徴があるので、古くからその特性を活かした石橋や磨崖仏などの石像文化が発達してきたそうです。
ジオパークの魅力
ジオパークの魅力といえばなんといってもひとつめに、その大自然が創り出した圧倒的で荘厳な景色。9万年の歳月で生み出された、飲み込まれてしまいそうな大自然という名の芸術作品は、都会では絶対に見ることができません。
そしてふたつめは、先人の知恵から生まれた石垣、石畳、石橋や彫刻などでしょう。
阿蘇火砕流による堆積物は、豊後大野市の約1/2を覆っているそうで、市内のあちこちに先人たちの「石の文化」がみられるそうです。
豊後大野にちらばるそれぞれの景勝地は、「ジオサイト」と呼ばれていて各地に以下のような名称があります。
豊後大野のジオサイト
川上渓谷・手取蟹戸・祖母傾国定公園・白山渓谷・滞迫峡・沈堕の滝・松尾の埋没木・岩戸の景観・原尻の滝・宮迫東石仏、西石仏・菅尾磨崖仏・普光寺磨崖仏・犬飼石仏・御嶽山「仙の嶽」・大迫磨崖仏・神角寺・出会橋、轟橋・犬飼港跡・辻河原の石風呂・虹澗橋見どころ・お勧めポイント
白山渓谷
初夏になるとゲンジホタルが美しく舞い踊る清流、中津無礼川は通称「白山川」として知られています。この川の水は、「日本の名水百選」にも選出されています。
また、このエリアには、阿蘇溶結凝灰岩の柱状節理の岩壁が続いていて、阿蘇溶結凝灰岩を石材として使った「轟木橋」「ほげ岩橋」など9基のアーチ式の石橋があります。
さらに、二畳紀の石灰岩層が浸食された鍾乳洞「稲積水中鍾乳洞」もあります。
原尻の滝
大野川の支流と、緒方川の水流によって阿蘇−4溶結凝灰岩が崩落してできたもの。それが原尻の滝です。
ここは豊後大野市の名勝にも指定されており、さらに「日本の滝百選」にも選出されました。
幅120メートル、高さ20メートルのこの滝は、滝上から滝つぼを見下ろせる崖の縁まで近づくこともできるそうです。
祖母傾国定公園
標高1,756メートルある祖母山は深田久弥氏の随筆「日本百名山」のひとつでもあります。ここには、特別天然記念物でもある「ニホンカモシカ」の生息地となっています。
貴重な自然林が広がった祖母山では、標高に応じて植生分布が明瞭に見分けられるそうですよ。
これだけの大自然が広がるところなら、未だ知られざる秘境なんかも、ひょっとしたら見つけられるかもしれませんね!
口コミ
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豊後大野ジゴパークの基本情報
■ 基本情報
- ・名称: おおいた豊後大野ジゴパーク
- ・住所: 大分県豊後大野市
- ・アクセス: 国道502・326号、またはJR九州豊肥本線「三重町駅」下車で市内へ
- ・電話番号: おおいた豊後大野ジゴパーク推進協議会 / 0974-22-1001
- ・料金: 無料
- ・所要時間: 1日〜
- ・オススメの時期: 年中
- ・公式サイトURL: http://www.bungo-ohno.com/index2.php