小さな頃に「嘘を言ったり、悪いことをしたらゑんま様に舌を抜かれるよ!」と、言われた記憶はありませんか?怖い顔をしたゑんま様をおまつりされているお寺。今回は、千本ゑんま堂について、ご紹介します。
引接寺は、かつての京都の3大墓地てあった化野(あだしの)、鳥辺野(とりべの)、蓮台野(れんだいの)のひとつ蓮台野の入り口に立っています。本堂の閻魔王坐像は2.4メートルあり、脇侍を左に司命(しめいそん)、右に司録(しろくそん)を安置しています。
応仁の乱でお堂と閻魔法王は焼失しますが、長享2(1488)年に閻魔法王は新たにつくられ、現在でもゑんま堂として厚く信仰されています。
小野篁が、朱雀大路の北側に閻魔法王を刻んだのが、引接寺の開基です。小野篁(おののたかむら)は、小倉百人一首の歌人の人物。 現世と冥土を行き来して、閻魔大王の裁判の補佐をしたという逸話もあります。
閻魔様は、亡くなった人の地獄行きかどうかを決める恐い人、というイメージがありますが、実は、閻魔様は、亡くなった人の話を聞くたびに、同情して泣いてしまうほど心優しい人だったということで、仏教の世界では、閻魔様は、慈悲深いお地蔵さんの化身とされています。
眷属というのは、仏様を助ける手下のようなものですが「罪の重さは、閻魔様一人では決められない。皆で話し合って決めよう」という、理にかなった意味があるのだとか。つまり、現代の裁判のシステムと同じなのですね。
京都ではお盆の8月7日~10日頃にかけて精霊迎えをします。精霊迎えとは、お盆に先祖の霊が冥土から戻る際に、六つの道【あの世の入り口】に迷うことなく迎える盆の行事で、地元では「お精霊(しょらい)さん」と呼んだり、「六道まいり」といったりします。
おしょらいさんとはご先祖様の精霊のことを言います。境内にある「お迎え鐘」を撞きにたくさんの人が訪れます。塔婆を書いて頂き蝋燭の火にかざし、閻魔様にお参りして、杓に載せて、静かに流れの中へ。これでちゃんと迷わず戻れることでしょう。
京都の桜写真
境内にはその他に、【花冠ごと散る珍しい桜「ふげんぞう桜」】や、紫式部供養塔、市の文化財指定の梵鐘など見所もたくさんあります。
“節分祭でダルマ供養とこんにゃくを食べて厄払い” 閻魔堂ではダルマさん(小は400円)を購入すると、ダルマさんに名前を書いてもらい閻魔様の前で祈祷してもらえます。近くで閻魔様を拝むことができました。節分祭には厄除けこんにゃく(昆布茶付き400円)で振舞われます。こんにゃくは閻魔様の舌の形だそうです。閻魔堂は五月に奉納される大念仏狂言、花冠ごと散る八重桜の普賢象桜、八月の迎え鐘でも有名です
地元消防団員作成の閻魔大王が睨みつけていたり、迎え鐘で大勢の人が来たり、節分にはこんにゃく煮炊きが催されたり、地域住民には親しみ深い寺のだということがとても分かるような気がしますね。
引接寺とは?
http://community.travel.yahoo.co.jp/mymemo/tapia/blog/120927.html
引接寺は、京都市上京区にある高野山真言宗に属する寺院です。千本閻魔堂(せんぼん えんまどう)の通称で知られていますが。引接とは、仏が我々人間をあの世に導いてくれるというガイド?的な意味だそうで、一般に「千本ゑんま堂」の名で親しまれています。http://tama3.org/example292.html
引接寺は、かつての京都の3大墓地てあった化野(あだしの)、鳥辺野(とりべの)、蓮台野(れんだいの)のひとつ蓮台野の入り口に立っています。本堂の閻魔王坐像は2.4メートルあり、脇侍を左に司命(しめいそん)、右に司録(しろくそん)を安置しています。
応仁の乱でお堂と閻魔法王は焼失しますが、長享2(1488)年に閻魔法王は新たにつくられ、現在でもゑんま堂として厚く信仰されています。
引接寺の魅力
http://blog.goo.ne.jp/teinengoseikatukyoto/e/3d897f02beb345e730138189c5f94c37
小野篁が、朱雀大路の北側に閻魔法王を刻んだのが、引接寺の開基です。小野篁(おののたかむら)は、小倉百人一首の歌人の人物。 現世と冥土を行き来して、閻魔大王の裁判の補佐をしたという逸話もあります。
閻魔様は、亡くなった人の地獄行きかどうかを決める恐い人、というイメージがありますが、実は、閻魔様は、亡くなった人の話を聞くたびに、同情して泣いてしまうほど心優しい人だったということで、仏教の世界では、閻魔様は、慈悲深いお地蔵さんの化身とされています。
眷属というのは、仏様を助ける手下のようなものですが「罪の重さは、閻魔様一人では決められない。皆で話し合って決めよう」という、理にかなった意味があるのだとか。つまり、現代の裁判のシステムと同じなのですね。
お勧めポイント
http://tetsudotabi.asablo.jp/blog/2010/08/07/
【おしょらいさん】
京都ではお盆の8月7日~10日頃にかけて精霊迎えをします。精霊迎えとは、お盆に先祖の霊が冥土から戻る際に、六つの道【あの世の入り口】に迷うことなく迎える盆の行事で、地元では「お精霊(しょらい)さん」と呼んだり、「六道まいり」といったりします。
おしょらいさんとはご先祖様の精霊のことを言います。境内にある「お迎え鐘」を撞きにたくさんの人が訪れます。塔婆を書いて頂き蝋燭の火にかざし、閻魔様にお参りして、杓に載せて、静かに流れの中へ。これでちゃんと迷わず戻れることでしょう。
【かすかに見える地獄絵】
http://fotokiddie.blogspot.jp/2014_07_01_archive.html
千本ゑんま堂の外陣両側の壁面に、桃山時代の狩野元信(1476?~1559)が描いた地獄の板絵があります。地獄絵としては日本一の大きさらしいのですが、吹きさらしで傷みがひどく消えかかっています。京都の桜写真
境内にはその他に、【花冠ごと散る珍しい桜「ふげんぞう桜」】や、紫式部供養塔、市の文化財指定の梵鐘など見所もたくさんあります。
千本えんま堂狂言
http://blog.livedoor.jp/denbe_san/archives/cat_50002928.html
毎年2月3日の節分と5月1~4日に行われる「ゑんま堂狂言」があります。ゑんま堂狂言は大変人気があり、壬生狂言、嵯峨大念仏狂言とともに京都三大狂言の一つ。ほかの二つの狂言が無言劇なのに対し、ここだけが有声で演じられるのだそうです。なので内容もわかりやすいので、若い人からご年配の方まで楽しめますよ。http://vinfo06-2.at.webry.info/201506/article_1344.html
紫式部供養塔です。なぜにここで紫式部なのか!紫式部の、あの世での不遇な姿を見て成佛させるために建立した供養塔と伝えられています。か・・・彼女に何があったのでしょうね。訪問者の声
■ 基本情報
- ・名称:千本ゑんま堂 引接寺
- ・住所:京都市上京区千本通蘆山寺上ル閻魔前町34番地
- ・アクセス:京都市バス「千本鞍馬口」下車南へ徒歩すぐ
- ・電話番号:075-462-3332
- ・公式サイトURL:http://yenmado.blogspot.jp/
地元消防団員作成の閻魔大王が睨みつけていたり、迎え鐘で大勢の人が来たり、節分にはこんにゃく煮炊きが催されたり、地域住民には親しみ深い寺のだということがとても分かるような気がしますね。