Takeshi KOUNO
兵庫県朝来市といえば有名な竹田城が浮かびます。兵庫県の真ん中にあり、素晴らしい観光スポットがたくさんあります。ハズレなしの観光スポットを今回は厳選して紹介していきますので、朝来市観光を楽しんでください!!1.竹田城
日本随一の天空の城で、総石垣造りの巨大要塞でもあります。慶長1年の関ヶ原以来廃城となり、400年間の間は石垣のみが残されるカタチとなりました。メディアで注目されるようになり、観光客も増えましたが人が入るようになり石垣が崩落してしまい、現在は修復中となっています。
秀吉が支配下にした天空の城
室町時代には太田垣氏の城でしたが、城主の太田垣輝延が毛利輝元に従ったことで信長の逆鱗にふれ城を追い出されてしまいます。豊臣秀吉が信長の命により、この城 を支配下にしてからは播磨の赤松広秀が2万石城主となり広大な石垣が造られたそうです。
本丸には天守台があり、そこからは絶景が見渡せますが現在は立ち入り禁止となっているので本丸したに平殿から南千畳をみておきたい。
■ 基本情報
- ・名称:竹田城
- ・住所:兵庫県朝来市和田山町竹田古城山169
- ・アクセス:北近畿豊岡自動車道和田山ICから国道312号を姫路方面へ車で5分
- ・営業時間:3月中旬~12月中旬(料金所は9:00~16:00)
- ・料金:大人500円
2.生野銀山
江戸時代隆盛を極めた銀山は、古くは奈良時代から採掘が行われていました。近代化産業遺産に認定された「生野銀山」は明治22年には宮内省御料局の所管となり皇室・三菱へ移行され廃山となっています。日本の経済の基盤ともなったこの銀山は、歴史と風化するにはもったいないくらい素晴らしいものです。
幕府直轄の地
徳川幕府に時代には、銀山の取締が非常に厳しく「生野代官所」が配置され日本の財政の中心として長きに渡り管理されることになります。よく時代劇で、銀山で働く人々の姿がありますがここから掘り出した銀は勝手に持ち出したりすることはご法度だったのです。中は当時の様子が伺えるような人形やジオラマがあり、当時の様子があるありと感じられます。
■ 基本情報
- ・名称:生野銀山
- ・住所:兵庫県朝来市生野町小野
- ・アクセス:JR生野駅にてバス乗車「生野銀山口」下車徒歩10分
- ・営業時間:4月~10月 9:00~17:30/11月 9:00~17:00/12月~2月 9:30~午14:30/3月 9:30~17:00
- ・定休日:年末年始(12月29日~1月2日)/定休日 12月~2月の3ヶ月間のみ毎週火曜日(但し、火曜日が祝祭日の場合、翌日に振替)
- ・電話番号:079-679-2010
- ・料金:大人900円、中高生600円、小学生400円
- ・所要時間:50分
- ・公式サイトURL:http://www.ikuno-ginzan.co.jp
3.朝来市旧生野鉱山職員宿舎
生野鉱山で働く人たちの宿舎として建設された社宅で、現存するのは6棟のみとなっています。甲社宅と呼れ多くの人々がここで生活していました。現在は、歴史文化を紹介する施設「旧生野鉱山職員宿舎」として明治から昭和初期の暮らし向きが復元されています。
志村喬記念館
生野出身に俳優「志村喬」の記念館が隣接、お父さんが鉱山で仕事をしていたことから幼少は甲社宅で過ごしたそうです。記念館は「甲7号棟」で幼少期を過ごした大正期の造りとなっており、彼の代表作などがこちらに展示されています。黒澤明作品の「七人の侍」と「生きる」はあまりにも有名ですね。■ 基本情報
- ・名称:朝来市旧生野鉱山職員宿舎
- ・住所:朝来市生野町口銀谷697番地1
- ・アクセス:JR播但線生野駅下車、徒歩約15分)
- ・営業時間:9:00~17:00
- ・定休日:月曜日・年末年始
- ・電話番号:079-670-5005
- ・公式サイトURL:http://asago-net.jp/users/kousyataku/index.html
4.鉱山資料館(生野銀山)
大同2年の開坑から明治元年は政府直轄、皇室財産にまでなった生野銀山の歴史を、パネル展示などで紹介している資料館です。生野銀山に立寄ったら、こちらで鉱山の歴史についてもじっくりと学んで帰りたくなりますね。
当時の道具も展示されています
雁木梯子、竹樋、精錬に使用する「ふいご」などがこちらには展示されており、銀山の様子を描いた絵巻物や坑内模型で、当時の中の様子までもが学習できます。鉱山を見た後には感慨深いものがありますし、江戸時代の鉱山の発達などもゆっくりとご覧あれ!!■ 基本情報
- ・名称:鉱山資料館(生野銀山)
- ・住所:兵庫県朝来市生野町小野33-5
- ・アクセス:JR城咲温泉から生野駅下車バスで生野山口下車 徒歩10分
- ・営業時間:9:00~17:30(季節により異なります)
- ・定休日:12月~2月の3ヶ月間のみ毎週火曜日・年末年始
- ・電話番号:079-679-2010
- ・料金:大人900円、中高生600円、小学生400円
- ・所要時間:40分
- ・オススメの時期:
- ・公式サイトURL:http://www.ikuno-ginzan.co.jp/kankou/kankou03.html
5.常光寺
竹田城の初代城主「太田垣光景」の菩提寺で、光景公の墓碑とされる石塔があります。但馬の守護大名山名宗全の四天王の1人でもある「太田垣光景」は、竹田城を約13年の歳月を費やして築きました。くしくも、織田信長の命により豊臣秀吉の但馬征伐にて落城しここに眠ることとなったのです。
山門がみどころ
本堂は入母屋造平屋建で、山門は薬医門に支輪と、山門には珍しい意匠が見られることから県の文化財指定されているそうです。竹田城が入城規制されているので、こちらに訪れる人も増えていますが墓ではなく石塔があるのみ。■ 基本情報
- ・名称:常光寺
- ・住所:兵庫県朝来市和田山町竹田950.
- ・電話番号:079-674-2426