Bert Kaufmann
行ってみたい国、イタリア。旅好きだけではなく、多くの人が訪ねてみたい国として挙げる場所ですよね。その中でも、歴史豊かで美術品や建造物も見てみたい壮大なものがあちらこちらにある場所、ローマ。そのローマでおススメな場所、集めてみました。1.パンテオン
わたしのオススメ度:★★★☆☆
まず初めに、あのミケランジェロに「天使の設計」と言わせた神殿「パンテオン」です。時代は、初代ローマ帝国の時代まで遡ります。紀元前25年にローマ帝国のアウグストゥスの側近により万神殿として作られました。このパンテオンは火災で焼失し、現在のパンテオンは118年から128年にかけて建てられました。パンテオンは、もう2000年も遥か昔に建てられ、ローマの神様を祭っています。古代ギリシャ語で「すべて」を意味する「PAN」と、「神」や神聖なるものの前置詞として使用される「TEOS」を併せて「パンテオン」、万神殿という意味があります。
現在は、カトリック教の神殿として使用されているパンテオンですが、天井にあく、occhio(目)とも呼ばれるパンテオンの穴から見える空が素敵です。
■ 基本情報
- ・名称:パンテオン神殿(Pantheon)
- ・住所:Piazza della Rotonda, Roma- ITALIA
- ・アクセス:スペイン広場からコルソ通り、コロンナ広場を経由して徒歩10分
- ・営業時間:8:30-19:30 日曜日:9:00-18:00 祝日:9:00-13:00
- ※ミサの時間 土曜日17:00、日曜日10:30
- ・定休日:1月1日・5月1日・12月25日
- ・電話番号:+39 06 6830 0230
- ・料金:無料
- ・注意:ノースリーブや短パンなど肌の露出が多い服はNG
- ・参考サイトURL:http://www.turismoroma.it/cosa-fare/pantheon
2.パラティーノの丘
わたしのオススメ度:★★★☆☆
さて、次は古代ローマ発祥の地「パラティーノの丘」です。古代ローマの七つの丘の一つがここ、パラティーノです。ここからは、フォロ・ロマーノを見渡す事もできる場所で古代ローマ時代が好きな方におススメな場所です。古代ローマ時代にはパラティネスと呼ばれていて、皇帝達がここに宮殿を建てていました。英語の「パレス」の語源はここからです。パラティーノの丘の入場券はフォロ・ロマーノ、コロッセオとのセットで12ユーロで見る事ができます。
朝もはやくから日没の一時間前まで見る事ができます。古代ローマ時代にあったものを想像しながらの散策がおススメです。
■ 基本情報
- ・名称:パラティーノの丘 Monte Palatino
- ・住所:Via di San Gregorio, 00186 Roma- ITALIA
- ・アクセス:地下鉄B線 コロッセオ駅 下車
- ・営業時間: 8:30 ~ 日没の1時間前まで (チケット売場は閉場時間の1時間前にクローズ)
- ・定休日:1/1、5/1、12/25
- ・電話番号:+39 06 3996 7700(予約) +39 06 0608
- ・料金:12ユーロ(コロッセオ、フォロ・ロマーノ、パラティーノの丘共通券)
- ・参考サイトURL:http://aprireweb.com/roma/monte-palatino
3.スペイン広場
わたしのオススメ度:★★★★★
cobacco
次は、ローマの中でも人がたくさん!にぎわっている場所にある「スペイン広場」です。そうです。あのローマの休日に使用されたスペイン階段のある場所です。階段の上まで上がっていくとトリニタ・デイ・モンティ教会があり、教会の前にはコンドッティ通りが伸びています。スペイン階段は135段続き、上まで登ると世界一小さな国、バチカン市国にあるカトリックの総本山、サン・ピエトロ大聖堂のクーポラが見えてきます。ローマを一望する事ができ、夕日も美しいこの場所は、人が絶える事がありません。
文化財保護の為、映画のシーンの様にジェラートを食べる事は禁止されていますが、みんなが集うこの場所はやっぱり素敵です。
■ 基本情報
- ・名称:スペイン広場
- ・住所:Piazza di Spagna, 00187 Roma- ITALIA
- ・アクセス:地下鉄A線スパーニャ(Spagna)駅下車すぐ
- ・営業時間:なし
- ・定休日:なし
- ・電話番号:+39 06 0608
- ・料金:なし
- ・公式サイトURL:http://www.turismoroma.it/cosa-fare/piazza-di-spagna
4.トレビの泉
わたしのオススメ度:★★★★★
nekotank
次は、「トレビの泉」です。映画「甘い生活」で有名になったトレビの泉のおまじないの場所です。一枚投げればまた、ローマに来られる、二枚なら好きな人と一生一緒にいられる、三枚なら嫌いな人と別れる事ができるといわれています。大通りからちょっと中へ入った場所にある真っ白な大理石を流れる水とのコラボレーションが印象的です。ここの泉は、石灰を含まずかつてローマで一番おいしい水とされていたとも言われています。古代ローマ時代などをみてくると完成したのが1762年という事なので、まだ、現代に近い気がします。
バロック様式のサルヴィの設計によるブラッチの作品です。修復工事が2014年から行われていて2015年秋に終了予定です。
■ 基本情報
- ・名称:Fontana di Trevi(トレビの泉)
- ・住所:Piazza di Trevi, 00187 Roma – ITALIA
- ・アクセス:地下鉄A線Barberini駅下車。徒歩約15分
- ・営業時間:なし
- ・定休日:なし
- ・電話番号:+39 06 0608
- ・料金:なし
- ・公式サイトURL:http://www.turismoroma.it/cosa-fare/2742
5.コロッセオ
わたしのオススメ度:★★★☆☆
さて、次は「コロッセオ」です。これも「グラディエーター」などの映画の舞台となっている場所です。古代ローマ帝国時代に使用されていた円形闘技場です。ローマ帝国の第5代皇帝、ネロ帝の人工池の跡地に建設されたのがコロッセオです。当時は、三日に一日はイベントが行われていて多くの人々が命を落としたといわれている場所です。ローマン・コンクリートでできていて、鉄筋を使用していません。これまでの震災に耐えてきてたのは円形の構造の為だといわれています。
コロッセオは、「ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂」として世界遺産にも登録されています。直径188メートル、短径156メートル、高さ48メートルの巨大な楕円形の形をしています。
■ 基本情報
- ・名称:コロッセオ
- ・住所:Piazza del Colosseo, Roma- ITALIA
- ・アクセス:地下鉄B線コロッセオ(Colosseo)駅から徒歩1分
- ・営業時間:3月最終日曜日~8月31日⇒8:30~19:15(最終入館18:15)
9月1日~9月30日⇒8:30~19:00(最終入館18:00) 10月1日~10月25日⇒8:30~18:30(最終入館17:30) 10月26日~2月15日⇒8:30~16:30(最終入館15:30) 2月16日~3月15日⇒8:30から17:00(最終入館16:00) 3月16日~3月最終土曜日⇒8:30~17:30(最終入館16:30) ※復活祭の前々日の金曜日は14時閉館(最終入館13時)※イベント開催時は時間が異なります。 - ・定休日:1月1日、5月1日、12月25日
- ・電話番号:+39 06 39967700
- ・料金:12ユーロ(コロッセオ、フォロ・ロマーノ、パラティーノの丘共通券)
- ・公式サイトURL:http://archeoroma.beniculturali.it/siti-archeologici/colosseo
6.ナボーナ広場
わたしのオススメ度:★★★★★
次は「ナボーナ広場」です。車が入ってくる事のないこの場所はゆっくりと見て周る事ができます。南北に細長い長方形の形をしたナボーナ広場は、バロックの時期を代表する彫刻家であり、画家でもあるベルニーニ作の四大河の噴水があります。ナボーナ広場の北には、建築家で彫刻家のデッラ・ポルタ作の「ネプチューンの噴水」、南にはベルニーニ作の「ムーア人の噴水」があります。そして中心にはこれもベルニーニの「四大河の噴水」の三つの噴水があり、四大陸を表しているとされています。
ライトアップされたナボーナ広場が素敵です。光を浴びた三つの噴水が幻想的な雰囲気を醸し出し、広場はロマンチックな雰囲気になっています。
■ 基本情報
- ・名称: ナボーナ広場(Piazza Navona)
- ・住所: Piazza Navona, 00186 Roma- ITALIA
- ・アクセス: 地下鉄A線スパーニャ(Spagna)駅から徒歩20分
- ・営業時間: なし
- ・定休日: なし
- ・料金: なし
- ・公式サイトURL: http://www.turismoroma.it/cosa-fare/piazza-navona
7.サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会
わたしのオススメ度:★★★★★
さて、最後は「サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会」です。ローマで現存するゴシック様式の出で立ち、外から見るとシンプルすぎて見過ごしてしまいそうなこの教会ですが「象のオベリスク」が目印になります。中へは、入場料などもありませんが美術館級の作品を見る事ができます。宇宙を表しているといわれているブルーと金色の天井が壮観!そのほか、ミケランジェロ作の「あがないの主イエス・キリスト」像やフィリッピーノ・リッピの「受胎告知」のフレスコ画も見る事ができます。
イタリア、ローマにはたくさんの教会があります。どれをとっても素敵な出で立ちで街の人々を見守ってくれている気がします。イタリアの人々の原点のようなそんな気がしました。
■ 基本情報
- ・名称: サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会(Basilica di Santa Maria Sopra Minerva)
- ・住所: Piazza della Minerva, 42 – 00186 Roma (Lazio)- ITALIA
- ・アクセス: トラム8号線ラルゴ・ディ・トッレ・アルジェンティーナ(Largo di Torre Argentina)駅から徒歩5分
- ・営業時間: 平日7:00~19:00 休日8:00~19:00 ※ミサの時間帯は見学不可。ミサの時間帯⇒平日7:15と18:00 土日祝10:00と11:00と12:00と18:00 祝前日の18:00
- ・定休日: なし
- ・電話番号: +39 06 69920384
- ・料金: 無料
- ・公式サイトURL: http://www.basilicaminerva.it/
さて、いかがでしたか。一生に一度は訪れてみたい場所、ローマ!想像もつかないほど昔からある歴史的な建造物を巡り見て、時間旅行をしてみてはいかがでしょうか。
素材提供:トリップアドバイザー