ノルウェー王国、通称ノルウェーは、北欧の立憲君主制国家です。首都は半島南端部に存在するオスロフィヨルド(この名前だが、実はフィヨルドではない)の奥にある、港湾都市のオスロ。ノルウェーの世界遺産、ブリッゲンを紹介します。
1.ブリッゲンの魅力ポイント
1.第二の都市ベルゲン
世界遺産ブリッゲンは、ベルゲンという都市にあります。ベルゲンはノルウェー西岸ヴェストラン地方ホルダラン県の都市および基礎自治体で、首都オスロに次ぐ規模の都市です。歴史も長く、14世紀にはベルゲンはノルウェーの交易の中心としての地位を確立しています。ハンザ商人たちは町に独自の居住区を作り。毎年夏にベルゲンにやってくる北部の漁師との独占的な取り引きの権利を持っていました。現在、ベルゲンの古い波止場やブリッゲンはUNESCOの世界遺産となっています。
2.ハンザ同盟
ハンザ同盟(ハンザどうめい)は、中世後期にバルト海沿岸地域の貿易を独占し、ヨーロッパ北部の経済圏を支配した都市同盟です。北海・バルト海が中心で、フランドルの織物のほか、バルト海のニシン、穀物、琥珀、毛皮などを扱いました。ハンザ同盟が歴史や文化のうえで果たした役割が大きく、現在にまで残されたものの一部は世界遺産になっています。ブリッゲンはハンザ同盟時代の木造倉庫群です。
3.ブリッゲン
ブリッゲンは、日本語ではブリュッゲンと表記されることがあります。ノルウェー語で埠頭(ふとう)を意味する言葉で、「2.ハンザ同盟」で書いた通り、かつては木造の倉庫群でした。そのため火災などに見舞われたこともあります。伝統的な方法で倉庫は修復され、カラフルに塗られ、商店やレストラン、ミュージアムとして使用されています。
4.三角屋根で、カラフルで
赤やオレンジに塗られた三角屋根の建築物が並ぶさまは童話の1ページから飛び出してきたように愛らしく、絶好の観光ポイント、写真ポイントです。ノルウェーでもっともキュートな観光ポイントといっても過言ではありません。ブリッゲンは広大な地区なので、特定の住所や連絡先がありません。ブリッゲンに関しては、ベルゲンにある観光案内所へ問い合わせをお願いいます。
5.ベストシーズン
ブリッゲンの混雑度は、シーズンかそうでないかによってずいぶんと変わってきます。ノルウェーという北方の土地ゆえ、冬になると観光客は激減します。逆を言うと、夏は込み合いますが、そのぶん観光客向けの施設も開いています。ブリッゲンはただぶらぶらと歩くだけでも楽しいところですが、目当てのお店などある場合には、あらかじめ調べてから行くのが無難です。夏は観光シーズンであるために、オープンしているお店がとても多いです。
2.ブリッゲン
ベルゲンはノルウェーの学術、観光、金融の中心都市でもあり、ブリッゲンは、ノルウェーのベルゲン観光の目玉です。魚市場、フロイエン山へのケーブルカー乗り場、ハンザ博物館などの人気観光スポットもほど近くにあります。
余談ですが、世界遺産の登録において、英語登録名の訳は「ブリッゲン」、フランス語登録名の訳は「ベルゲン市内の『ブリッゲン』地区」となります。
3.実際に訪れた方の声
ベルゲンの街並みの美しさは、言葉に表すことができない。初めての北欧で、一番印象に残った街でした。まるで絵葉書の中にでもいるかのような。出会う人々も気さくで、温かかった。いつの日か、再び訪れたいと思いました。
表側からはカラフルな建物ですが、裏に回ると木造の建物の別な顔が見えます。 お土産物屋さんが入っていますがこの木造の作りが昔にタイムスリップさせてくれます。昔の賑わっていた風が伝わってきました。
4.休憩スポット
かつては干しダラの倉庫だったブリッゲン。現在は可愛らしく塗られ、工房、ショップ、飲食店などになっています。飲食店はたくさんありますので、好みに合いそうなところを選べばオーケーです。その名も「ハンザ」という名のベルゲン産ビールも美味しいですよ。
5.合わせて読みたい参考ページ
- ノルウェーの世界遺産・地図
- ノルウェーの世界遺産
- 北欧 世界遺産
6.基本情報と地図
■ 基本情報
- ・名称:Bryggen
- ・住所:Bryggen
- ・アクセス:ベルゲンまではオスロから飛行機で約50分、日本からは夏季限定でベルゲンまでの直行便がでていることもあります。空港から市内まではバスで約30分。ベルゲン駅からブリッゲンまでは徒歩で20分ほど。
- ・営業時間:店舗によって異なる
- ・定休日:年中営業
- ・電話番号:店舗によって異なる
- ・公式サイトURL:http://www.visitbergen.com/en/attractions/Historic-Harbourside/?TLp=336474&Brygg…
カラフルな倉庫が並ぶ世界遺産、ノルウェーのブリッゲンの紹介でした。広大な地区です。ぶらぶらと歩くのも楽しいですが、お目当てのお店がある場合にはある程度調べておくのが無難です。
素材提供:トリップアドバイザー