台風一過の沖縄には、晴れ間がさしてきました! ところで、台風にまつわる花が沖縄にはあります。それはデイゴの花。真っ赤に花咲くデイゴの花とは、沖縄の県花でもあります。
なぜ、デイゴの花が台風と関係あるのでしょうか?
沖縄は今、うりずんの季節(初夏)。ちょうど今の時期に咲くデイゴの花ですが、「見事に咲けば咲くほど、台風がよく来る年になる」ともいわれます。
じつはその年のデイゴの咲き具合によっては、その年の台風の当たり年かどうかを占えるくらいなのだとか。
それが迷信なのか、これまでの長い経験からかは定かではありませんが、昔から、その年の台風を占う花になっています。(また、それくらい、どちらも昔から身近なものだったともいえるでしょう)
そのことを全国的に有名にした歌があります。
それは、THE BOOMの代表曲『島唄』。「♪デイゴの花が咲き乱れ 風を呼び 嵐が来た」
この歌詞は、台風を沖縄戦とかけた歌でもあるといわれています。台風は上昇しすぎた海水の温度をさげてくれる効果もあり、珊瑚や海の生き物にとっては一概に悪者でもないので、台風を戦争と同じ悪者にしてはいけないですが、もちろん観光客のみなさんにとっては旅程に影響してほしくないものです。迷信であったら嬉しいですよね!
この写真は、今年のGWに撮影してきたばかりのものですが、みなさんには、満開に見えますか?
今年は、いつも咲いているはずのデイゴの木にあまり花が咲いていなくて、この写真はほかの場所を探してやっと撮ったものです。 ということは、今年はあまり影響が無いかもしれませんね?
そんな自然と共に暮らしがある沖縄ですが、まだ台風が少ない初夏の沖縄があなたを待っていますよ!!
※撮影地:沖縄県国頭郡大宜味村(くにがみぐん おおぎみそん)の国道58号線沿い
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