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皆さんは「ウユニ塩湖」を知っていますか?ウユニ塩湖とは、ボリビアにある一面塩で覆われた大地です。とても美しい場所なのですが、遠くていけないという人も多いはず。しかし日本のウユニ塩湖と呼ばれる場所があったんです!死ぬまでに行きたいウユニ塩湖…
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ウユニ塩湖というのはボリビアにある絶景スポットです。一面が白で埋め尽くされており、なんだか雲の上に立っているような気分になってしまいますよ!また、雨の降る季節に行くと、地面が鏡のようになり、空が反射して見えるのでとても不思議な空間に変化するのです。ボリビア中央西部のアルティプラーノにある塩の大地として近年では「死ぬまでに一度は行きたい場所」として人気があります。南北約100キロメートル、東西約250キロメートル、面積約10582平方キロメートルという広大な塩の固まりは圧巻!見渡す限りの白一色は寒冷な気候と相まって雪原の中にいるような雰囲気が味わえます。「塩湖」と呼ばれていますが、学術的表現は「塩原(えんげん)」が用いられています。ウユニ塩湖は目印も乏しく、荒れた土地が多いので一般自動車での観光は難しくなっていますそのため安全・安心に観光したいのであれば地元観光業者にお任せするほうがおすすめです。
日本のウユニ塩湖は「江川海岸」だった!
そんな絶景スポットとして有名な「ウユニ塩湖」ですが、実際に行くのはそんなに簡単ではありませんよね。しかし、日本国内でもウユニ塩湖のような絶景を見ることができるんですよ!それが都内近郊にある江川海岸。
とてもシンプルですが、どこか不思議な雰囲気を持つ江川海岸。ボリビアでは見られない、まさに日本ならではのウユニ塩湖なんです!
人気観光地であってもビザ取得や時間、旅費の関係で気軽には行けないウユニ塩湖。なんと日本からは40時間もかかるとか。さらに天空の鏡と呼ばれる風景は行けば必ず見ることができるとも限りません。そんな果てしなく遠い場所でなくても似たような雰囲気でウユニ塩湖に負けず劣らず素晴らしい場所が日本にも存在したんです!地元の方でも知らなかった、と言われるほどの秘境。それが「江川海岸」。第二のウユニ塩湖と呼ばれるスポットは有名なところでは台湾の「高見高原」や沖縄の「白保海岸」など世界各地にありますが、それほど時間を掛けずとも近い場所に絶景があったなんて驚きです。
なんと海の中に電柱が!?
江川海岸では、海から電柱が伸びているように見えるとても不思議な光景が見られます。「海原電線」といわれるこの電柱というのは、密漁監視用の櫓に電気を送るために取り付けられたものだそうですよ!
そのノスタルジックな景観は「千と千尋の神隠し」に登場した海の上を走る電車のシーンさながら!思わず海中に路線を探してしまいそうです。でも、電柱なので路線はありませんよ。この素晴らしい情景は見るものを魅了し、全国各地からはこの「江川海岸」だけを写真におさめるマニアックな方々も存在するそうです。以前までは海の電柱が見えるのは金田海岸、久津間海岸、江川海岸の三ヶ所でしたが現在では江川海岸のみ。他二カ所は電柱の腐食や時代のニーズに合わなくなり撤去されてしまったのです。ここ江川海岸の素晴らしい光景もいずれなくなってしまう可能性も。見たい方は早めに行くことをおすすめします。
一番のおすすめは夕暮れ時
一番おすすめの時間帯は、やはり夕暮れ時です。真っ赤に染まった夕陽が見える時間帯もとても美しいのですが、
その少し後の日が落ちる寸前の時間帯が、暗くもなく明るくもなく、ちょうど良い幻想的な空間を生み出してくれるのです!
おすすめの時間帯はマジックアワーと呼ばれる日没前後の1時間。鮮やかな赤のグラデーションと海に映し出される富士山とのコラボレーションが実現する景観は言葉を失うほどの美しさ。これはボリビアでも見ることができません。日本ならではの絶景としておすすめできますよ。一番の見どころの時間帯には先客がいることも。自分が望む構図がある場合は早めに行くといいですね。写真におさめたい場合は撮影ポイントを探すのにも時間がかかりそう……。もちろん電柱と一緒に写真におさめるのがおすすめですが、電柱がなく夕焼けだけでもきれいな景色となっています。
都心から一時間のウユニ塩湖へ行こう
40時間、莫大な旅費をかけなくても都心からわずか1時間で行ける素晴らしい秘境、それが江川海岸。ここは潮干狩りでも有名なスポットとなっているのでシーズン中は避けたほうが良さそうです。というのも江川海岸にアクセスしている道はとても狭いので潮干狩りシーズン中はもちろん混雑必須!しかし満潮時であれば潮干狩りの時間とかぶらないので空いているかもしれません。満潮時刻は潮見表を参考にするといいですよ。夕暮れ時もいいですが、日が暮れて工場の灯りと共に撮影したり朝一番人気の少ない時間帯もおすすめです。■ 基本情報
- ・名称:江川海岸
- ・住所:千葉県木更津市江川
- ・アクセス:巖根駅から車で約15分
- ・電話番号:0438-41-2234
- ・参考サイトURL:http://cub-de-tabi.jugem.jp/?eid=144
こんなに素敵な絶景スポットが都内からすぐの場所にあるなんて驚きですよね!お休みの日などに少し足を伸ばしていってみてはいかがでしょうか。