日本で一番深いといわれている田沢湖!名前ぐらいは聞いたことがあるかもしれませんね。今回は、そんな田沢湖の魅力を徹底的にご紹介します。
1.田沢湖とは?
http://tazawakokougen.jp/about.html
田沢湖とは秋田県仙北市にある湖で、日本で最も深い湖として知られています。日本百景にも選ばれているんですよ!田沢湖の名称は、かつて存在した田沢湖町に由来します。深さがあるため透き通って見え、陽光の入る角度によって色が変わるという不思議な湖なんですよ。 秋田県仙北市にある淡水湖である田沢湖は、一級河川雄物川水系に属していると言われています。国土地理院 では平成26年全国都道府県市区町村別面積調 湖沼面積20傑で「日本で最も深い湖であり、国内で19番目に広い湖沼である」とも言われています。田沢湖全域が田沢湖抱返り県立自然公園に指定されていて、日本百景にも選ばれている景勝地でもあります。1956年~2005年まで存在した自治体「田沢湖町」の名の由来になっているそうです。
2.田沢湖の魅力
http://www.360navi.com/photo/05akita/03tazawako/03gozaishi/10page.htm
田沢湖の魅力は、なんと言ってもその湖面にあります。「田沢湖ブルー」と呼ばれる独特の色をしています。インクを流したかのような青さであるのにも関わらず、透明度が高い点が特徴となります。 http://blogs.yahoo.co.jp/edy2milage/56327807.html
湖の周辺には豊かな自然が残されており、ブナの森など自然の魅力を思う存分体感できるスポットが数多く存在します。 「田沢湖ブルー」とは田沢湖の水面に映る青い色が場所(水深)によって変わって見えることを表しているそうです。湖といっても、ところどころ深さが違うのでその深さの違いで色々な景色を楽しむことができるんですね。深い湖水に差し込んだ太陽光は、明るい翡翠色~濃い藍色にまで変化させると言われています。言葉で言うと簡単ですが、実際見てみたらかなりすごいんでしょう。これが、誰にでも愛される美しい田沢湖の魅力なんですね。
3.田沢湖ってどこにあるの?
十和田湖とよく間違えられるのが、田沢湖です。そこで、田沢湖がどの辺にあるのかをご紹介します。Google地図で見てみると、十和田湖より南側に位置します!秋田県の東部中央に位置していて岩手県とも隣接している仙北市。その仙北市の中央部に田沢湖があります。周りには秋田駒ヶ岳・八幡平・仙北平野が広がっていて、秋田駒ヶ岳と田沢湖の中間に水沢温泉郷という温泉リゾート地などもあります。水沢温泉は「たざわ湖スキー場」にも近く、山菜採り・桜・渓流釣り・駒ヶ岳登山・紅葉・スキー・スノートレッキングなどを楽しむことができるんですよ。
4.日本で一番深い湖なの?
田沢湖は面積25.8㎢と特別大きな湖ではありませんが、最大水深423.4 mで日本一深い湖です。ちなみにスカイツリーを田沢湖に沈めると第2展望台が湖面に顔を出すくらいの深さになります。
田沢湖は、そのあまりにも深い深さゆえに真冬でも凍ることがないそうです。深さ423mの日本一の深さを誇っていて、昔は透明度も38mと摩周湖に続く日本で第2位を誇る美しい湖だったそう。その後酸化などが進み、湖の中に住む生物などで絶滅してしまったものもいるんだとか。石灰などを使用したりウグイの放流などをして湖の中和をしたのですが生き物の絶滅を止めることはできませんでした。現在田沢湖は「日本のバイカル湖」(世界で一番深い湖)と呼ばれています。
5.田沢湖に伝わる辰子伝説とは?
http://weefootprints.ddo.jp/blog/2011/04/post-195.html
田沢湖には古くから「辰子伝説」という伝説が伝えられています。辰子伝説とは、かつてこの地域に、非常に美しい娘、辰子がいました。年頃になった辰子は「この美しさを永遠にとどめたい」と願うようになり百度詣りを行います。http://blogs.yahoo.co.jp/syory159sp/28882148.html
この願いが通じたのか百夜目の夜に神様が現れ、神の導きによって辿り着いた泉で水を飲むと、辰子は龍になってしまったのです。龍になった辰子が暴れると、山が崩れ田沢湖ができた、という伝説です。ちょっと神様が意地悪な気もする伝説ですが、辰子伝説にまつわる施設が周囲には数多く見られます。 http://daisen100.exblog.jp/15978370/
まだあどけなさを残す像や、 http://daisen100.exblog.jp/15978370/
神々しい姫観音像もあります。辰子伝説は、昔 田沢湖が田沢潟と呼ばれていた時代に辰子という美しい娘がいました。辰子はその若さと美貌を永遠に保つため誰にも知られぬよう大蔵観音に百日百夜の願かけをしていたそう。満願の夜に「北に湧く泉の水を飲めば願いがかなうであろう」とお告げを聞き、一人で家を出て院内岳を越え深い森の道を歩いて行きます。苔蒸す岩の間に清い泉を見つけた辰子は喜び、手にすくって飲むと何故か余計に喉が渇いてくる・・・最後は腹ばいになり泉が枯れるほど水を飲み続けたそう。 気がつくと辰子は大きな龍になり、龍になった辰子は田沢潟の主となり湖底深くに沈んでいったというお話です。
6.田沢湖にはどんな生物が棲んでいるの?
http://travel.biglobe.ne.jp/tguide/spot/s01812.html
1940年以前には、クニマス、ヒメマス、ウグイなど、漁が成り立つほどの種類が生息していたといわれています。その後、水質の変化などに伴い水質が変化し、1948年の調査では、ウグイ、アメマス、ギギが確認されるのみとなりました。透明度が高い湖なので、湖面からも悠々と泳ぐ魚の姿を見ることができます。 山梨県の西湖で発見されたクニマスも田沢湖で、かつては生息が確認されていたといわれています。非常に水深が深い湖だからこそクニマスのような固有種が誕生したのではないでしょうか。
田沢湖には昔は田沢湖だけに生息していると言われる貴重なクニマスや、ニジマス・ウグイ・コイ・フナなどの淡水魚が多く生息していたそうです。周辺に住む住民はこれらの魚を獲って生活している人もいたとか・・・現在は湖中の酸性が強くなってしまい、魚介類どころかプランクトンさえ生存していないんだそうですよ。ちなみにクニマスとは サケ科の淡水魚で別名をキノジリマスといいます。成熟期には体が黒色に変化するそう。
7.田沢湖の周辺には何があるの?
「田沢湖」だけでも、見どころ満載ですが、その周辺にも何時間でも楽しめちゃう素敵な観光スポットが盛りだくさん!昭和の趣が感じられる「思い出の潟分校」や300年以上にも渡り、秋田の酒造りを支えてきた「秀よし」では秋田の積み重ねてきた歴史の一部を知ることが出来ます!
あまりお金をかけなくても充分楽しめるスポットから、旅先での贅沢や、記念日、デートなどにもぴったりな創作料理店まで!「田沢湖」周辺のおすすめ観光スポットをご紹介!
思い出の潟分校
「思い出の潟分校」は元々昭和49年に廃校となっていた分校が修復されたもの。校庭や校舎、教室の内部にいたるまですべて当時のままで残されており、映画のロケ地としても利用されます。昭和の時代の懐かしい小学校の雰囲気そのままに楽しめますよ^^
普段は一般公開されていて、見学料200円で自由に見て回ることが出来ます。平成生まれの人でも、校舎内に入れば、長年大事に使い古されてきたものや木のぬくもり、懐かしさなどが感じられるはず。時にはさまざまなイベント会場としても利用されています。
■ 基本情報
- ・名称: 思い出の潟分校
- ・住所: 秋田県仙北市田沢湖潟字一の渡226
- ・アクセス: JR田沢湖駅より羽後交通バス「田沢湖一周線」を利用
- 上田子ノ木にて下車、徒歩15分
- ・営業時間: 9:00~16:00
- ・定休日: 水曜日
- ・電話番号: 0187-43-0766
- ・料金: 200円
- ・公式サイトURL: http://tazawakokougen.jp/spot_katabunkou.html#思い出の潟分校
秀よし
創業320余年の歴史を持つ「秀よし」昔の旧長野村(現在の大仙市長野)には奥羽山脈の伏流水と、良質な米が豊富であったことから、酒造りが始められました。現在では、伝統の大吟醸酒からスパークリング清酒まで、さまざまなジャンルのお酒造りに挑戦し続けています。
江戸時代から受け継がれてきた精米歩合と全量自家精米でキレのいいバランスの取れたお酒が魅力です。またお正月以外は酒造を開放し、酒造りの案内も行っています。豊臣秀吉や織田信長からの寄贈品からは歴史の奥深さを感じますね・・・。飲み比べの出来、日本酒好きには堪りません!
■ 基本情報
- ・名称: 秀よし
- ・住所: 秋田県大仙市長野二日町9
- ・アクセス:角館駅から車で10分
- ・営業時間: 9:00〜12:00 13:00〜16:00 *事前予約が必要
- ・定休日: 12月31日〜1月3日
- ・電話番号: 0187-56-2121
- ・公式サイトURL: http://www.hideyoshi.co.jp/
あきた芸術村
劇団わらび座の本拠地としてわらび劇場を中心に、芸術・芸能・ホテル・温泉・地ビール・工芸・郷土料理など、秋田をまるごと満喫できる「あきた芸術村」中心となるわらび座では東北や日本の素材を生かしたオリジナルの舞台を制作!ほぼ毎日公演が行われています。
その他にも、日帰りでも温泉が楽しめる温泉ゆぽぽ、秋田の郷土料理にも合う田沢湖ビール、自然のぬくもりを活かしたものづくりが出来る森林工芸館やソーラン節が体験できるワークショップなど、本当に盛りだくさんですね!
■ 基本情報
- ・名称: あきた芸術村
- ・住所: 秋田県仙北市田沢湖卒田字早稲田430
- ・アクセス:角館駅から無料シャトルバスで7分
- ・電話番号: 0187-44-3939
- ・公式サイトURL: http://www.warabi.or.jp/
アルパこまくさ
日帰りでも利用出来る源泉かけ流しの温泉や、駒ヶ岳の火山砂防情報などが知れる、火山防災ステーションなどが利用出来る「アルパこまくさ」休憩室やレストランもあり、旅の途中に一息つきたいときに知っておくと便利なスポット。
自慢の露天風呂はヒバ風呂と、石造りの岩風呂の2種類。それぞれの露天風呂から田沢湖が一望できます。絶景を眺めながらの露天風呂はまた格別です。お食事処こまくさでは季節の山菜や地元の食材を使ったメニューがいただけます。ぜひ温泉とご一緒に♪
■ 基本情報
- ・名称: アルパこまくさ
- ・住所: 秋田県仙北市田沢湖生保内字駒ヶ岳2-16
- ・アクセス: JR田沢湖駅から羽後交通バスアルパこまくさ方面行きで35分
- バス停「アルパこまくさ」下車すぐ
- ・営業時間: お食事処 11:00~15:00
- 温泉
- 4月~11月 9:00~19:00(受付18:00まで) 12月~3月 9:30~17:30(受付17:00まで)
- ・定休日: 5月~10月 無休 11月~4月 毎週木曜定休 ※年末年始は無休
- ・電話番号: 0187-46-2101
- ・料金: 大人 520円 小学生 300円 小学生未満 無料
- ・公式サイトURL: http://www.heart-herb.co.jp/arupa/
じん市
ちょっと通常の郷土料理とは違ったものが食べたい!という方におすすめなのが地元の旬の食材などを活かした創作料理が食べられるお店「じん市」食通の方々にも高評価な角館の名店の一つ。ここでしか味わえない、素材の組み合わせや調理法でいく度に驚きと発見があるお店です^^
お昼は1万円のコースのみ。「比内地鶏のソーセージとコンフィ」「フォアグラのホットケーキ」に「フカヒレ茶碗蒸し」など地元の食材や高級食材を贅沢に使用したオリジナリティ溢れる創作料理が魅力です。
■ 基本情報
- ・名称: じん市
- ・住所: 秋田県仙北市角館町中町12
- ・アクセス:JR角館駅から、タクシーで5分くらい
- ・営業時間: 完全予約制(前日まで)
- ・定休日:不定休
- ・電話番号: 0187-55-5970
- ・料金: 10000円~
- ・参考サイトURL:http://tabelog.com/akita/A0504/A050401/5000685/
他にも「川魚の茶屋」という釣りガーデンがあります。こちらではイワナやニジマス・鯉などを釣ることができて、釣った魚はその場で焼いて食べることができるんです!焼いて食べたい人はその場でスタッフの人に声をかけてくださいね。釣った魚を持ち帰るのもOKなので、旅の思い出に家族へのお土産に・・・など色々楽しめますよ。イワナを使った加工品もあります。「イワナ寿し」「イワナの燻製」「イワナの甘露煮」「焼きイワナ桜寿し」など・・・秋田空港の空弁としても大人気だそうです♪
8.泊まるならおすすめは?
http://www.jalan.net/yad341614/photo/?screenId=UWW3001&yadNo=341614&dateUndecide…
「田沢湖」や周辺情報をチェックして行きたいスポットが決まったら、気になるのはやっぱり宿泊情報★「田沢湖」周辺には観光にも便利で、景色や周囲の自然も豊か!温泉まで入れる魅力的なお宿がいっぱい!秋田の手作り郷土料理も楽しめます!
夏は秋田の風物詩「大曲花火大会」も行われます!眺望の良い露天風呂や、展望台付きのホテルなどは、花火鑑賞にぴったりですね!ホテル「ニュースカイ」では花火大会の期間限定のプランもありますよ!
ホテル森の風 田沢湖
http://www.jalan.net/yad341614/?screenId=UWW3701&smlCd=050302&yadoDetailMode=1&d…
秋田の名物料理や露天風呂が楽しめる「ホテル森の風 田沢湖」特に秋田の郷土料理を思いっきり食べられる「秋田のごっつぉバイキング」が人気です。ふっくらとしたきりたんぽや味噌の豊かな風味が薫る御狩場焼きなど、目の前で仕上げてくれるメニューもあり。
だまこ鍋や海の幸丼など、朝食もとっても豪華!素材の美味しさが活きた手作りの料理で、いい一日が始まりそう♪お風呂は坪庭の露天風呂に趣向を凝らした壺湯など、自然と調和しながら、遊び心も感じられます!
■ 基本情報
- ・名称: ホテル森の風 田沢湖
- ・住所: 秋田県仙北市田沢湖生保内字下高野82-117
- ・アクセス: JR秋田新幹線田沢湖駅からバスで20分、盛岡I.Cから50分
- 田沢湖駅からの送迎あり(要事前予約)
- ・電話番号: 0187-46-2016
- ・料金:一人当たり 4900円~
- ・公式サイトURL: http://www.hotel-tazawa.com/
ホテルフォルクローロ角館<JR東日本ホテルズ>
こちらはJRの角館駅に隣接するホテル「ホテルフォルクローロ角館<JR東日本ホテルズ>」比内地鶏を贅沢に使用した陶板焼きやすき焼き、稲葉うどんといった郷土料理など、旬の食材を活かし、丁寧に調理した料理がいただけます!
清潔感があり、広々としたお部屋やコインランドリーなどもあり、長期滞在の方でも心地よく過ごせそう。桜の季節限定の食べ物など、秋田の旬が詰まったお土産物屋さんもあり。秋田で味わった感動をぜひおすそ分けしましょう^^
- ■ 基本情報
- ・名称: ホテルフォルクローロ角館<JR東日本ホテルズ>
- ・住所: 秋田県仙北市角館町中管沢14
- ・アクセス:角館駅からすぐ
- ・電話番号: 0187-53-2070
- ・料金: 一人当たり 4917円~
- ・公式サイトURL: http://www.folkloro-kakunodate.com/
田沢湖高原リゾートホテル ニュースカイ
展望室があり、秋田駒ケ岳や水深日本一の田沢湖、そして満点の星空が望める「田沢湖高原リゾートホテル ニュースカイ」秋田の自然や景観を楽しむのにぴったりのお宿です。秋田の地酒飲み比べプランもあり。お部屋は洋室と和室から選べます。
温泉は秋田駒ケ岳山麓に自然湧出する、豊富な湯量をそのまま使用した源泉かけ流し。循環・代謝機能を改善するなど様々な効能が期待でき、お風呂上りはお肌もしっとり♡日ごろのストレス解消や健康増進にもいいと評判です!
■ 基本情報
- ・名称: 田沢湖高原リゾートホテル ニュースカイ
- ・住所: 秋田県仙北市田沢湖生保内下高野73-3
- ・アクセス: 田沢湖駅よりバスで30分、タクシーで15分
- ・電話番号:0187-46-2006
- ・料金:一人当たり 7269円~
- ・参考サイトURL: http://www.mizusawa-onsenkyo.jp/newsky.html
他にも「日本の山岳温泉リゾート 新玉川温泉」などがあります。源泉かけながしの温泉と、体に優しい絶品バイキング料理はクチコミでも大人気♪なんと、源泉かけ流しの大浴場が10種類以上もあるんです!中でも珍しい歩行浴ができる浴場や箱蒸し湯など・・・温泉めぐりの旅ができてしまうかもしれませんね。
9.田沢湖の基本情報
■ 基本情報
- ・名称: 田沢湖
- ・住所: 秋田県仙北市田沢湖
- ・アクセス:盛岡ICから車で約1時間
- ・電話番号: 0187-43-2111
- ・関連サイトURL: http://www.tazawako.org/
素材提供:トリップアドバイザー