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穂積水中鍾乳洞は、九州大分県にある日本最大の水中鍾乳洞で、白山川の上流に位置しています。名前だけ聞くと潜って行く所なのかな・・・と思ってしまいがちですが、潜ることなく歩いて見て回ることができるのでご安心ください。ココ、実は世界的に珍しいんです。一歩足を踏み入れると、そこはとても幻想的で別の世界に来てしまったかのようです。たまに、上から水滴が落ちてくることがあるそうなのですが、それも面白そうですよね。ちなみに、夏に行くとホタルが見れて綺麗なのですが、冬に行っても寒いわけでもなく暖かいので、見え方も変わらないので冬に行くのもアリです。とても綺麗で快適な幻想世界の魅力をたくさん紹介していきます!
稲積水中鍾乳洞とは
http://minkara.carview.co.jp/userid/265842/spot/636701/
全国名水百選にも選ばれた清流白山川の上流に位置する稲積水中鍾乳洞。ここは日本最大の水中鍾乳洞です。鍾乳石が無数にあり、40メートル以上にもなる深渕が存在します。そんな洞窟の奥からは清流が湧き出ています。洞内な年間を通じて一定の温度に保たれている為、夏涼しく、冬暖かいという環境です。洞内にはマイナスイオンを感じ取ることができ、癒しスポットとしても知られています。大自然が作りだした「美」を体験してください。
どうやってできたの?
この鍾乳洞では世界でも珍しい水中にある鍾乳石を見る事が出来ます。その誕生は3億年前の古生代、そして30万年前の阿蘇山の大爆発によって水没したと言われています。洞窟の中には川が流れており、地下水が石灰岩の割れ目に入っていったため、周囲の石灰岩をとてつもなく長い年月をかけて溶かしていったというわけです。その為、まるで人が削ったかのように広い空間も形成されています。例えば、ベルホールと呼ばれる空間は、お椀で壁をくりぬいたような形をしています。自然が作りだした芸術的空間とも言えるでしょう。
見どころピックアップ
http://minkara.carview.co.jp/en/userid/509567/spot/513129/
水中鍾乳石や珊瑚石、ベルホール、ヘリクタイトなどが数多く見られる世界的にも珍しい水中鍾乳洞です。 無数の鍾乳石や水深40mをこえる深渕、洞奥から湧き出る清流によっておりなされる千変万化の美、 そこはまさに幻想の世界への入り口です。 更に鍾乳洞を出ると、昭和の町並みを再現した「昭和下町商店街」なども楽しめます。
5月下旬から6月中旬には付近の白山川でホタルも見ることができます。更に白山渓谷では渓谷全体を乱舞するホタルの光を楽しめます。その光は正に圧巻。鍾乳洞を見た後にホタルを見に行くコース設定をするのがオススメです。
洞窟の中には沢山の鍾乳石があります。この鍾乳石は二酸化炭素が溶けている酸性雨水などが石灰岩の地層を通過しつつ溶かしていった為、雫が洞窟に出現すると、二酸化炭素が逃げ、固まっていったことによって形成された石灰岩結晶です。1㎝形成するまで100年以上かかると言われており、その大きさはそのまま歴史の形でもあります。
名残りの池
名残りの池は、新生洞の途中にある大きな池です。一度立ち止まって天井をみていると、上から落ちてくるしずくが水面に波紋を描くのですが、これがなんとも神秘的な美しさだと評判となっているんですよ。水滴が落ちた後に、次の水滴が落ちてくるまで、とても静かな時間が訪れます。そうした静寂が心にも良いのかもしれません。ここに来ると落ち着くという人もいます。視覚的な波紋に聴覚的な水音、それぞれがよいタイミングで人の心に訴えかけてきますね。とっても神秘的な空間だと思います。石灰岩の天井を眺めるのも良いでしょう。
ベルホール
ベルホールは、名残りの池のちょうど向かい側にあります。長いときを経て水の力で石灰岩の天井にベルの渦巻き模様がついています。自然に出来たものだとは思えないほど、キレイな渦模様となっていますよ。この天井を創り上げたのは30万年という悠久の時。この地では阿蘇残が4度も大噴火を起こしていますが、そうした影響を受けつつ、このミステリアスな形状が出来上がっています。まさしく自然が作り上げた芸術と言って良いでしょう。この奇妙な模様は、どこか異次元にでも迷い込んだような気持ちにさせてくれます。ゆっくり眺めていたいですね。
示現の渕
示現の渕は、観光洞の一番奥にある渕です。大きな口を開けたように見える淵には、30万年もの間水流にさらされた鍾乳石があります。その長い年月を経て作られた姿は、とっても迫力ある様子を見ることができます。下を見るとエメラルドグリーンの水があります。阿蘇残が爆発したことによって、水没している空間が存在します。探検隊が使っていたであろう命綱も見えます。水中にある鍾乳洞は見えにくいですが、光を上手く利用して撮影すると、とっても幻想的に見えます。眺めているとどこまで深くなっているのか、知りたくなってしまいます。
大サンゴ洞
新生洞の終点にあるのが、大サンゴ洞です。元々ここは、水の中だった場所です。 最上部は水に浸かっていなかったので ツララ石や、石筍、フローストーンなどを見ることができます。白い鍾乳石がありますが、これは比較的新しい鍾乳石ということです。つまり現在でも鍾乳石は成長しているということですね。かつて水没していた部分は、通常ならば見えなかった部分が見えるという、かなり貴重なスポットになっています。サンゴ石は、ガス状である地下水が結晶となって形成されたものになります。スケールが違いますね。
ヘリクタイト
ヘリクタイトとは、様々な鉱物が不規則に曲った鍾乳石に似た成長をして 洞穴の壁や天井に堆積したものです。鍾乳石とは違い、壁面や鍾乳石の表面にわずかに凝結した水分からの石灰分の沈澱を繰り返しながら出来たものです。そうしていくと、鉛直方向には伸びず、斜めや水平に伸びていくものもあります。太さは数ミリ程度の細く曲がりくねっている姿が特徴ですね。湿度が高いと成長も早いです。閉鎖的な空間、つまり洞窟のような場所でしか見られないもので、学術的にも貴重と言われています。上から生えたものは「ヘリクタイト」ですが、床からのものは「ヘリグマイト」と呼びます。
名水亭「名水コーヒー」で喉を潤す
http://discoveroita.junglekouen.com/e46385.html
鍾乳洞入り口付近には、喫茶食堂がありここでは軽食やドリンクをいただくことができます。ここに立ち寄ったらぜひとも飲んでいただきたいのが、「名水コーヒー」です。日本名水百選にも選ばれた白山川の水を使っているんですよ。一口飲んだだけで、コーヒーの香りと旨みが口の中いっぱいに広がります。心がほっと癒されていくのを感じれますよ。
特に寒い時には名水コーヒーはありがたいですね。食事は券売機で食券を購入するシステムになっています。カレーやおにぎりといった食事ができます。カレーは手作り感があって、美味しくいただけます。洞窟探検の前後にお腹が空いたらこちらで食事をしましょう。名水コーヒーに使われている名水ですが、鍾乳洞の入場者は無料で汲むことができます。
稲積水中鍾乳洞の口コミ
夏場に行くととにかく涼しいと評判です。歩道が整備されていて歩きやすく、ライトアップもされていて、美しい光景を楽しめるとの事。 http://yykisa.exblog.jp/17873239
ただ天井から水滴が落ちてくるので注意が必要なのだそうです。また、併設されている昭和の町並みを再現した「昭和下町商店街」や、季節によって見る事の出来るホタルの評判が高いです。神秘的な自然の造形に感動する人も多いですね。周辺にキャンプ場もあり、こちらでキャンプを楽しんだついでに来られる方もいました。家族や友人と連れ立って訪れているようです。昔からある鍾乳洞ですが、現在は人気観光スポット化しています。駐車場も300台は停まれる無料駐車場があるので、車でも来やすい場所といえますね。
稲積水中鍾乳洞の詳細&地図
http://saneyuki7.exblog.jp/20898799/
■ 基本情報
- ・名称: 稲積水中鍾乳洞
- ・住所: 大分県豊後大野市三重町中津留300
- ・アクセス: JR豊肥本線豊後三重町駅より車で20分/稲積水中鍾乳洞バス停より徒歩1分
- ・営業時間: 9:00〜17:00
- ・定休日: 年中無休
- ・電話番号: 0974-26-2468
- ・料金: 大人 1,200円/団体割引(20名様より)1100円 大学生 1,000円/団体割引 900円 中高生 800円/団体割引 700円 小学生 600円/団体割引 700円 子供(4歳~小学生) 600円/団体割引 500円
- ・公式サイトURL: http://www.inazumi.com/index.html
周辺スポット情報
ここでは、稲積水中鍾乳洞に立ち寄った際にぜひとも合わせて訪れていただきたいおすすめの周辺スポットをご紹介させていただきます。稲積水中鍾乳洞付近 白山川 (稲積水中鍾乳洞より約160m)
全国名水百選に選ばれた清流です。ここでは一時は絶滅状態となったホタルを救う為、地元住民などの方々が尽力し、今では、幻想的なホタルの乱舞が見られるようになりました。 http://www.visit-oita.jp/album/search….
■ 基本情報
- ・名称: 稲積水中鍾乳洞付近 白山川
- ・住所: 大分県豊後大野市三重町中津留
- ・アクセス: JR豊肥本線三重町駅から車で20分/大分道大分米良ICから50分
- ・電話番号: 0974-22-2616 (豊後大野市観光協会)
- ・料金: 無料
- ・期間: 5月下旬~6月中旬
- ・公式サイトURL: http://www.inazumi.com/river/
白山渓谷(稲積水中鍾乳洞より約500m)
夏のホタルの大群落、そして美しく涼しげな清流が素晴らしいです。河川プールもあり、秋は紅葉も楽しめます。 http://homepage2.nifty.com/toburyoko/kyanion.html
■ 基本情報
- ・名称: 白山渓谷
- ・住所: 大分県豊後大野市白谷
- ・電話番号: 0974-22-2616 (0974-22-1001)
- ・料金: 無料
- ・公式サイトURL: http://www.visit-oita.jp/spot/spot0201.html
ホゲ岩(鍾乳洞より手前約2km)
http://rabidaisukidayo.asablo.jp/blog/2014/01/26/7204498
鍾乳洞より手前約2kmほどの場所にあるのが、ボケ岩です。ボケ岩とは、長い間、川が増水したとき自然に穴が空いた場所のことをいいます。白山川を守る会ができてからは、川の清掃をしているようで、一時期激減したホタルも多く見られるようになったそうです。■ 基本情報
- ・名称: ホゲ岩
- ・公式サイトURL: http://www.inazumi.com/river/
稲積水中鍾乳洞の幻想的な光景が心を癒しますね!夏はひんやり、冬はあったか。たまに上から水滴が落ちる・・・カップルで一緒に行くと、この幻想世界というロマンチックなシチュエーションが良い感じ!歩道が整備されていてライトアップもあるので歩きやすいかと思います。
また、夏は外でホタルが見れるというのも良いですよね。一時絶滅状態となったホタルを近隣の住民の方々の力で元に戻したというのですから、これは感動ものです!世界的にも有名なので、ぜひとも一回は行ってみてくださいね。その際はここで紹介した内容をお忘れなく!