美術館なんて、行っていないなあ。そう思ったら、都心の美術館からまわってみては?虎ノ門のホテルオークラ本館すぐ前に、不思議な中華風建物があります。あれも美術館なんですよ。収蔵品に国宝あり、という美術館です。現在リニューアル休館中なのが、おしまれる~。
1.大倉集古館とは?
収蔵品は多岐にわたり、絵画・彫刻・工芸品・陶磁器・能装束など約2000点。さらに3万5千冊以上の漢籍(漢文の本)があります。定期的に企画展をおこなっているので、マメにチェックしておけばいろいろなジャンルのコレクションを見られます。
2.大倉集古館の魅力
1917年に開館した歴史ある美術館は、大倉家の邸宅があった場所に建てられました。現在のホテルオークラの敷地も、邸宅跡です。オープン当初は付属舎や六角堂・別館もあったそうですが、現在残っているのは本館である集古館のみです。
この美術館の中に国宝が3点おさめられていて、なかでも木造の仏像 普賢菩薩騎象像は有名です。ほかにも重要文化財がたくさんあります。日本初の個人美術館は見どころ満載なんですよ。
3.大倉集古館のここを見て♪
1.建物が有形文化財
大倉集古館は、大きく反り返った屋根の形が特徴的です。中華風の建物は、伊東忠太氏の設計によるものです。日本近代を代表する建築家で、ほかにも平安神宮や靖国神社神門、湯島聖堂なども手がけたひとです。
大倉集古館の建物そのものが、有形文化財に登録されています。石壁は採石場から切りだしたままの石を積み上げた「野石積み」という手法です。
2.収蔵品がスゴイ
国宝だけでなく、尾形光琳・乾山の兄弟による「銹絵寿老図六角皿」(下の写真 重要文化財)などもあり、見ごたえ十分です。
3.ホテルオークラでくつろぐ
改修後のサービスがどうなるのか不明ですが、ぜひとも続けていただきたいものです。
4.大倉集古館の重厚なクチコミです♪
なお,国宝絵巻と国宝書跡は,数年に一度程度公開されるにとどまりますので、平素からのチェックが必要です。
■ 基本情報
- ・名称: 大倉集古館
- ・住所: 東京都港区虎ノ門2-10-3(ホテルオークラ東京本館正面玄関前)
- ・アクセス: 東京メトロ神谷町駅から徒歩7分
- ・営業時間: 10:00~16:30 LO:16:00
- ・定休日: 月曜日 祝日の場合は開館、展示替え休館あり
- ・電話番号: 03-3583-0781
- ・料金: 大人 800円 大学生 500円 高校生 500円シニア 500円※中学生以下無料
- 特別展 大人 1000円 大学生 800円 高校生 800円シニア 800円※中学生以下無料
- どちらも休館前の入館料です。
- ・オススメの時期: 2014年4月1日から4年間休館して改装しています
- ・公式サイトURL: http://www.shukokan.org/
素材提供:トリップアドバイザー