茨城の真壁のひなまつりで、風情ある街へ美しいおひなさまに会って春を感じたい

東日本最大級のひな祭りイベント「真壁のひな祭り」は、1カ月もの長期にわたって開催されるひな祭りです。江戸時代の町並みを残す桜川市の土蔵や見世蔵、門などを見ながら街を散策して、町内に飾られているお雛様を探し歩く風情ある時間を過ごせます。  

真壁のひな祭りの見どころとは?

1.様々な時代の、様々なタイプのひな人形

真壁のひな祭りは、１５０軒以上の家がひな祭りを飾る一大イベントです。そのひな祭りは様々な雛人形が１カ月の長い期間にわたって飾られます。飾り方や飾られるひな人形も様々で、中には享保の時代に造られた貴重なひな人形もあるとか。

デザインを凝らした吊しびなや石の町らしい石造りのおひなさまなど、様々な意匠や素材なども見どころの一つです。人形が好きな人にはかなり魅力的なイベントですね。

2.人形浄瑠璃を観覧

人形は人形でも、こちらは動かす方の人形を見ることができる人形浄瑠璃です。人形浄瑠璃なんて、教科書でしか知らないと言う人にはいい機会ですね。真壁町白井地区に伝わっていた人形浄瑠璃を、真壁伝承館ホールで観覧することができます。

人形浄瑠璃は、江戸時代に始まった浄瑠璃を人形が演じるようになったのが始まりで、日本の伝統芸能の一つです。真壁伝承館についてはホームページをご覧ください。

3.真壁名物「うまかべすいとん」限定300食の試食会

平安時代から食べられていたというすいとん。真壁町の郷土料理をひな祭り見物と合わせていただくのもいいですね。昨年は、「うまかべすいとん」を３００食限定で試食会が行われました。会場は、旧真壁郵便局東側でした。今年の開催はまだ発表されていませんが、もちもちのすいとんはかなりおいしそうですね。

試食会がなくても、真壁町にはすいとんが食べられるお店が多くあります。祖の店舗数はおよそ１１店。お値段は５００円から１１００円までかなり幅があります。「すいとんしるこ」という変わり種もあるので、いろいろチャレンジしてみたくなりますね。詳細は茨城県公式観光情報サイトがお勧めです。

4.ひな祭りに結婚式

真壁のひな祭りでは、結婚式を挙げるカップルを募集しています。応募すれば、当然街を揚げて、そして観光客を巻き込んでの祝福を経験することができるでしょう。まさに「ひなまつりウェディング」ですね。真壁伝承館で衣装を整えた花嫁と花婿が真壁の街を練り歩きます。

このイベントは、ネットでも中継されるらしく、ライブで動画を見ることができるとか。一生ものの思い出を残したいカップルにお勧めです。もちろん、見る方もかなり楽しめますね。

5.岩瀬ひなめぐり

時期を同じくして開催されるのが、この岩瀬ひなめぐり。こちらは商店街が中心となって行っているもので今年で５回目だったそうです。雛人形の展示のほか、無料のコーヒーやお茶などもいただけて、様々なお店がそれぞれのサービスを展開しています。

なお、去年のデーターですが、「高砂旅館」では、「餅入りおしるこ」や「すいとん」が２５０円、精肉店でコロッケが６０円など、けっこう安くB級グルメが楽しめそうで、こちらもお勧めです。

期間限定のバスが運行されます

真壁地区は、地図で見てわかるとおり鉄道の空白地帯です。その為、期間中は臨時バスも運行していました。おそらく来年も同様に運行することでしょう。 つくばセンター(TXつくば駅)発 → 真壁高上町駐車場 (所要時間60分)とJR岩瀬駅 発 → 真壁体育館へ直行(所要時間25分)です。料金はつくば発がおとな２０００円で２日間有効、岩瀬駅発がおとな１５００円で１日有効です。

真壁地区の休憩スポット

真壁のひな祭りで疲れた時にお勧めなのが、廃止された筑波線の駅、真壁駅だったところが改装された、「つくばりんりんロード真壁休憩所」です。駅の名残を感じさせる休憩所として、鉄道が好きな人にもお勧めできる場所ですね。

参加者の声

今もやってるか知らんけど、ひな祭り期間限定で茨城県真壁町の花の井酒造でブータン人のブータンカレー食えるぜ。 #孤独のグルメ

— ひげめがね (@yoiken2) 2015, 11月 20

ブータン料理自体あまりなじみがないですけど、カレーがあるのですね。「孤独のグルメ」では、トウガラシが野菜と言う話でしたから、かなり辛そうなイメージが。



1カ月もの長期にわたって街を訪れる人をもてなすって、けっこう大変な気がしますが、その大変なことを10年以上続けてこられた真壁地区の方々を賞賛したいですね。