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太閤秀吉がこよなく愛した有馬温泉の歴史・文化を紹介す「太閤の湯殿」をご紹介します♪1.太閤の湯殿館とは?
1995年1月の阪神淡路大震災で壊れた極楽寺庫裏下から、安土桃山時代の遺跡が発掘されました。それらは、秀吉が造らせた「湯山御殿」の一部とみられる遺跡で、湯ぶねや庭園の遺構、瓦や茶器などが400年の時を経て発見されました。
太閤の湯殿館は、発掘された湯ぶねの遺構や出土品を有馬温泉の歴史と文化の紹介と共に、保存・公開するための資料館としてオープンしました。
2.太閤の湯殿館の魅力
館内には「蒸し風呂」と「岩風呂」の遺構をそのまま取り込んで展示してあります。当時の生活を想わせる焼き物や瓦などの出土品、復元した龍の飾り瓦や、秀吉と有馬温泉の関わりを示す資料なども展示されています。
内装には、当時の「ふすま絵」や「飾り欄間(らんま)」のレプリカで飾られ、太閤秀吉の “夢の跡” を現代で体感することができます。
3.見どころ・お勧めポイント
蒸し風呂遺構
蒸し風呂遺構を出土したそのまま状態で展示し、その上に復元模型が設置されていて当時の造りを実際に見ることができ、当時の入浴の様子も紹介しています。当時のお風呂は、今で言うサウナなのようなものだったようで、蒸気を小屋の中に引いて温まっていたそうです。
座ったりして、入ったという当時の雰囲気がよく分かるような展示がされています。
岩風呂遺構
豊臣秀吉がはいったとされる岩風呂を出土した状態で展示しています。現在のようにお湯に浸かるタイプのものでだったようです。
岩風呂の遺構は2種類あり、いずれも露天風呂か、使用時に周囲に幕を張るようなものだったのでしょう。
庭園
庭園は地下に埋設保存している遺構の真上に復元されています。当時はこの庭園の芝生の部分に御殿があったようで、園池、庭木の移植跡、建物の基礎用石垣などが発見されています。
小さな滝で池に注ぐようになっており、茶の湯に使用する水でもあったようです。
龍の飾り瓦
正面に展示されている龍の飾り瓦。本物は破片のが出土されており、展示されているのはレプリカですが、当時の贅を尽くした御殿だったことを思わせる屋根の飾り瓦です。
訪れた人の声
http://www.jalan.net/kankou/spt_28109cc3290033205/
基本情報
- ・名称:太閤の湯殿
- ・住所:神戸市北区有馬町1642
- ・アクセス:神戸電鉄 有馬温泉駅 下車、南へ徒歩8分
- ・営業時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
- ・定休日:毎月第2水曜日
- ・電話番号:078-904-4304
- ・料金:一般200円児童及び生徒100円
- ・公式サイトURL:http://arimaspa-kingin.jp/cont03/cont03-flm.htm