3月某日。
異業種交流会で久しぶりにお会いしたR先輩が、「泡盛倉庫」に連れて行ってくれました。
東京から1人、ニューヨークから1人、来沖(らいおき)して同行していたわたしの友人たちに、泡盛を飲ませよう! という心意気。うちなーんちゅのR先輩の優しさに、ほんといい人だなー、とウキウキしながら向かったのは”夜の街”松山の外れ(住所は久米)の雑居ビルでした。
※後からインターネットで調べたら、泡盛倉庫は紹介制の会員制Barでした。R先輩、本当にありがとうございます。
スナックのてかてかしたネオンサインが並ぶ中、渋さで逆に目立っている看板「泡盛倉庫」が目印です。中が見えないドアを開けると、床下で光に照らされる泡盛がお出迎え。たぶん、そこだけだと思いますが、全床が泡盛の瓶に支えられている断面図を想像してしまいました。
床下はさておき、壁は本当に全面泡盛。これでもか、とひたすら一升瓶が並んでいて、R先輩の「蔵元さんにも一目置かれている」という解説も頷けるというものです。(いわんや、この日、隣の席にいたのは、某蔵元さん御一行様でした)
cap 琉球王朝時代、泡を盛ってその良さを判断したので『泡盛』名前がついたとか。ちなみに、高い度数ほど泡立ちはきめ細かく小さいのだそうです。知らなかった!カラカラとちぶぐゎーで泡を立てていただく様式美も泡盛倉庫の魅力です。
まさに店名そのものの別世界。泡盛倉庫の中で泡盛を飲んでいると、ここが那覇の松山だということを忘れてしまいそう。
素晴らしいのは、2,000円のチャージを払えば、あとは小さいお猪口で1杯30円~、泡盛が選び放題、楽しめるというシステム。泡盛の多様な美味しさを味わってほしい、そして泡盛をもっと好きになってほしい。という店主の比嘉麹さん、もとい康二さんの思いが透けて見えます。
2軒目だったこともあり、何を飲んだかはあまり覚えていなくてすみません。でも、蒸留時に釜の中でお米がこげてしまったという、二度とできない偶然の一杯。その深くコクのある香りだけは、鼻の奥に残っています。
アテも、謝花きっぱんの冬瓜漬けが入ったチョコレートやだしが香るドゥルワカシーと、沖縄らしさ満点。妥協なし。適当な⚪︎ピーとかが出て来ないところが素敵です。冬瓜漬けチョコは、比嘉さんお手製という超絶美味なシロモノ。書きながら思い出すだけで、口元がゆるんできます。
泡盛倉庫は、店主の比嘉さんから溢れ出る泡盛愛が充満したお店。沖縄の方の「突き抜け力」に圧倒される心地よさを、またしても感じさせていただきました。移住して丸5年になりましたが、那覇の街はまだまだ深い! 焦らずたゆまず、酒呑み道を精進したいと思いを新たにした夜でした。
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異業種交流会で久しぶりにお会いしたR先輩が、「泡盛倉庫」に連れて行ってくれました。
東京から1人、ニューヨークから1人、来沖(らいおき)して同行していたわたしの友人たちに、泡盛を飲ませよう! という心意気。うちなーんちゅのR先輩の優しさに、ほんといい人だなー、とウキウキしながら向かったのは”夜の街”松山の外れ(住所は久米)の雑居ビルでした。
※後からインターネットで調べたら、泡盛倉庫は紹介制の会員制Barでした。R先輩、本当にありがとうございます。
スナックのてかてかしたネオンサインが並ぶ中、渋さで逆に目立っている看板「泡盛倉庫」が目印です。中が見えないドアを開けると、床下で光に照らされる泡盛がお出迎え。たぶん、そこだけだと思いますが、全床が泡盛の瓶に支えられている断面図を想像してしまいました。
床下はさておき、壁は本当に全面泡盛。これでもか、とひたすら一升瓶が並んでいて、R先輩の「蔵元さんにも一目置かれている」という解説も頷けるというものです。(いわんや、この日、隣の席にいたのは、某蔵元さん御一行様でした)
cap 琉球王朝時代、泡を盛ってその良さを判断したので『泡盛』名前がついたとか。ちなみに、高い度数ほど泡立ちはきめ細かく小さいのだそうです。知らなかった!カラカラとちぶぐゎーで泡を立てていただく様式美も泡盛倉庫の魅力です。
まさに店名そのものの別世界。泡盛倉庫の中で泡盛を飲んでいると、ここが那覇の松山だということを忘れてしまいそう。
素晴らしいのは、2,000円のチャージを払えば、あとは小さいお猪口で1杯30円~、泡盛が選び放題、楽しめるというシステム。泡盛の多様な美味しさを味わってほしい、そして泡盛をもっと好きになってほしい。という店主の比嘉麹さん、もとい康二さんの思いが透けて見えます。
2軒目だったこともあり、何を飲んだかはあまり覚えていなくてすみません。でも、蒸留時に釜の中でお米がこげてしまったという、二度とできない偶然の一杯。その深くコクのある香りだけは、鼻の奥に残っています。
アテも、謝花きっぱんの冬瓜漬けが入ったチョコレートやだしが香るドゥルワカシーと、沖縄らしさ満点。妥協なし。適当な⚪︎ピーとかが出て来ないところが素敵です。冬瓜漬けチョコは、比嘉さんお手製という超絶美味なシロモノ。書きながら思い出すだけで、口元がゆるんできます。
泡盛倉庫は、店主の比嘉さんから溢れ出る泡盛愛が充満したお店。沖縄の方の「突き抜け力」に圧倒される心地よさを、またしても感じさせていただきました。移住して丸5年になりましたが、那覇の街はまだまだ深い! 焦らずたゆまず、酒呑み道を精進したいと思いを新たにした夜でした。
泡盛倉庫
- 住所/沖縄県那覇市久米2丁目8-14-4F
- 電話/098-869-0808
- 営業時間/18:00〜23:00(L.O.)
- 定休日/日曜 ※会員制です。ご来店希望の皆様は事前のご連絡を宜しくお願いします。(比嘉さんより)
- 公式サイト/http://awamorisouko.jp/
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