塩川とは?
沖縄にある塩川は全長約300mの、日本一短い川です。この川は湧水しているのが真水ではなく塩水で、1972年に国の天然記念物に指定されました。
塩水が湧き出している川はこの塩川の他はプエルトリコにしかないそうです。
この塩水がどこから来ているのかはまだ判明していません。
塩川の魅力
世界に2箇所しか存在しない塩水の川、名前の通りの塩川です。その水は海水と真水が混ざり合ったもので、潮位と水位は比例しているそうです。
海産種の藻や、日本でここにしかないシオカワモッカなど、珍しい植物相と、ボラやミナミクロダイ、ボウズハゼなどの魚類、眼のないムカシエビなどの生物達が生息しています。
なぜ塩水が湧水するかの謎に挑戦してみても楽しいかもしれません。
周囲は公園の森のような感じに整備されているようです。
見どころ・お勧めポイント
シオカワモッカ
準絶滅危惧種に指定されている海藻の一種です。日本では塩川にしか生育していません。
赤黒っぽい独特の形状をした藻です。
いつまでも環境が良い状態で続いて、沢山繁殖してくれると良いですね。
ムカシエビ
本来地下や洞窟の中の川に棲んでいる盲目のエビです。環境に合わせて眼が退化したと言われています。
白い透き通ったエビで、かなり小さく体長1~2mmぐらいです。
このエビは本来淡水の、それも前述したように暗闇に棲むエビなのですが、なぜか塩川にいます。
塩川の水
ほんのり甘がらい味がするそうです。淡水混じりなので海の水程しょっぱくはないという事です。
行った人は大体舐めています。やっぱり気になりますよね。
沖縄美ら海水族館
この塩川のすぐ近くに、有名な沖縄美ら海水族館があります。ジンベエザメなどの泳ぐ大水槽など、迫力ある海の生物の生体を堪能出来ます。
イルカショーも見応えがあり素晴らしいと評判が高いです。
この美ら海水族館と、車でわずか17分という距離なので、両方を見て、沖縄の自然の創りだした神秘な世界を十分に堪能しましょう。
美ら海水族館の営業時間は8時半から18時半で、夏休みや観光客が多い時には閉館時間が遅くなるようです。
入場料は大人が16時までが1850円、16時以降が1290円、高校生が1230円と860円、小中学生が610円と、430円となっています。
「塩川」についての詳細
■ 基本情報
- ・名称: 塩川
- ・住所: 〒905-0225 沖縄県国頭郡本部町崎本部
- ・アクセス: 沖縄自動車道の許田ICから車で25分
- 路線バスで名護バスターミナルから塩川停留所で下車すぐ
- ・営業時間: なし
- ・定休日: なし
- ・電話番号: なし
- ・料金: なし
- ・オススメの時期: 通年
- ・公式サイトURL: なし
素材提供:トリップアドバイザー