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原宿から続くファッション街と、青山から伸びるブランドショップ街の交差する表参道交差点、時代とともにファッションや文化をリードしてきたこの表参道交差点に、実は古くから続く銭湯があるんです!!
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その名も【南青山 清水湯】。今回は都心のど真ん中のちょっとモダンな銭湯をご紹介します。
アクセス
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地下鉄銀座線・半蔵門線・千代田線の乗り入れる表参道駅、この表参道駅A4出口を出て。
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表参道交差点を右折。
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2分ほど歩いて
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日本そば「みよた」を右折。
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この路地の右側。一瞬、銭湯だと気付きませんでした!
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そう、このモダンな建物が清水湯さんです。
外観
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都会のど真ん中に突然現れる銭湯「清水湯」は、この青山の地で100年以上続く老舗のお風呂屋さん。
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外観は全く「銭湯」であることを感じさせませんが、入浴料は「東京都浴場組合」で定められた銭湯価格の460円。ワンコインで楽しめます。
内観
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下足箱に靴を入れて、券売機でチケットを購入します。
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銭湯のみのコースが大人 460円、レンタルタオル(バスタオル/フェイスタオル)が 300円、石鹸・フェイスタオル・アメニティのついた手ぶらセットが310円、サウナコース(入浴料込) 1,200円となっています。タオルなど何も持っていかない場合はサウナコースをオススメします。
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(写真♦サウナセット) Yutty!編集部撮影
(写真♦各種アメニティ) 清水湯はカウンター式、タオルのほか、軽食やドリンクもここで購入できます。
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入るとそこは湯上りスペース。アイスクリームやビン牛乳を片手に待ち合わせです。
浴室
脱衣所
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暖簾もおしゃれなデザイン。
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脱衣所の鍵はカウンターで受け取ります。サウナコースの人は電子ロックキーになっています。
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自動販売機、体重計、トイレなど。
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扇風機はなんと「羽根がない扇風機」を使っています。
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有料ドライヤーの利用は10円玉を用意しておいてくださいね。
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ポスターを一見するだけでも、どこか「お堅い」イメージのある一般的な銭湯とは少し違った方向性が垣間見えました。
男湯
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(写真♦ドイツ・グローエ社のレインシャワーとかけ湯)
(写真♦ドイツ・グローエ社のレインシャワーとかけ湯)
「南青山 清水湯」は男湯・女湯がそれぞれ異なるコンセプトでデザインされています。男湯はイタリアをイメージした浴室。
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(写真♦ジェットの強さは3種類)
(写真♦ジェットの強さは3種類)
カランやサウナのあるシックな内装の浴室には、5人程度が入れるジェットバスが一つ。
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ドアを隔てた隣の浴室は明るい内装。高濃度炭酸泉(3人程度)とシルクバス(3人程度)があります。
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(写真♦高濃度炭酸泉。健康になると評判とのこと。)
(写真♦高濃度炭酸泉。健康になると評判とのこと。)
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(写真♦シルクバス)
(写真♦シルクバス)
浴室の椅子に座って休憩しながら入るのが良さそうです。
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男性サウナはやや高温のサウナに適度な湿度を加えた「コンフォートサウナ」。ただ熱いだけのドライサウナに比べて、リラックスできるところは北欧のサウナに似ています。
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サウナの後は水風呂でクールダウンを。
女湯
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イタリアデザインの男湯に対して、女湯はスペインをデザインした開放的な空間となっています。
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一番大きなジェットバスは男性と同様に3種類のジェットが備えられています。
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女湯一番の特徴はカラン。
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いわゆる銭湯型の固定シャワーだけでなく、なんとドイツグローエ社製のシャワーヘッドが。
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4つのボタンで水の出方を変えられます。
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そのほかにもTOTOの高級シャワーヘッドは髪を大切にする女性にとって嬉しい設備。「清水湯」さんの目指す銭湯像がこんなところからもうかがえます。
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男湯と同様に高濃度炭酸泉とシルクバスもありますが、こちらは逆に落ち着いた内装になっています。
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サウナにもまた男湯との違いが。女湯のサウナはいわゆるロウリュサウナとなっていて、サウナ石の上方には自動で水滴を落とす装置が付いています。
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ロウリュサウナに入れる銭湯は他に聞いたことがありません。女性の方にはぜひオススメです。
お風呂上がりの一服も充実
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脱衣所を出たスペースでは、ちょっとした休憩が可能となっています。
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フリーWi-fiも飛んでいます。外国人観光客の方などには嬉しい設備です。
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携帯電話などの充電も可能。
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飲み物の自動販売機や、
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各種スナック。
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瓶のビールやラムネも用意されています。
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ハートランドやシードルが飲める銭湯なんて初めてでした!
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こちら、アメニティなどの販売スペース。
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あの今治タオルがたくさん売られていました。
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マッサージチェア。
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そしてこちらは冬に大活躍。チェーン付きのコートハンガーです!
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お手洗いはバリアフリーで温水洗浄便座付き、綺麗なトイレは女性にとっても嬉しいポイントです。
「若い人にも来てもらえる銭湯を作りたかった」
さて唐突ですが、今回、取材班はどことなく「芸術家の雰囲気」が漂う、渋かっこいい4代目店主の大倉さんに「南青山 清水湯」についてインタビューをさせていただきました。公式サイトを見ると清水湯さんはとても歴史のある銭湯とのことですが、いつ頃から営業されているのでしょうか?
正確な年はわからないのですが、私の祖母が産まれた頃にはすでに「清水湯」はあったという話で、少なくとも明治30年代より前にはこの地で銭湯をやっていたようです。かつてはもうすこし北に建物があったのですが、東京オリンピックの開発で、こちらに移動してきたんです。
なるほど、明治の昔からこの場所で銭湯をされていたのですね。その頃はまたこの青山・表参道という場所も違う雰囲気だったと思いますが、そこから100年間も続けられているのは凄いことだと思います。この「清水湯」というお名前はどういった由来があるのでしょうか?
昔は、この周辺の湧き水はとても綺麗だったのだそうです。そう言った湧き水の出る場所、ということで、「清水湯」という名前になったと聞いています。
現在の形にリニューアルされたのはいつ頃ですか?
2009年に現在の洋風の建物に改装しました。当初はもう銭湯はやめようという話もあったのですが、やはり「表参道の銭湯」というものを失くしてしまうのはもったいない、ということでなんとか今の形で現在まで営業させてもらっています。
「銭湯」というイメージとはだいぶ違う、とてもおしゃれな銭湯になっています。どのようなコンセプトでリニューアルされたのでしょうか?
一般的な「銭湯」って、敷居が高くないですか? 表参道は時代の最先端行く若い街です。それまでの常連さんだけでなく、とにかく「若い人」に来てほしかった。敷居を下げて、若い人たちにも気軽に楽しんでもらえるようにしました。お陰様で、リニューアル後は特に若い女性の利用が増えました。そして最近 はまた若い男性の人たちが本当に増えてるんですよ。嬉しいですね。
「敷居を下げるため」にモダンでヨーロピアンなデザインにされたのですね。
和のイメージを全てなくして、ヨーロピアンなイメージに統一した理由は、やはりこの表参道や青山という街の雰囲気が大きいです。この街はエステや美容室、おしゃれなレストランがたくさんあります。表参道に来る皆さんにエステや美容室と併せて清水湯を楽しんでもらいたいというふうに考えました。お湯に は全て軟水を使用していて、高濃度炭酸泉やシルキーバスを設置したのも、美容や健康に効果があると期待できるからです。
表参道交差点の目の前という立地。周辺にはおしゃれなショップやカフェが立ち並ぶ。
「若い女性」をターゲットにされたということですが、客層はどういった方が多いですか?
それはもう本当に幅広い方に使っていただいています。地元の常連さん、高齢者から大学生まで年齢、性別を問わずいらっしゃいます。土日は家族連れの方が多いですし、夏休みは子供たちが増えますね。それから旅行者、観光客の方もたくさんいます。
実際に利用してみると、ヨーロッパ系の外国人の方の利用がとても多いなと感じました。
そうなんです。外国人の方、アジア系よりも西洋の方が多くいらっしゃいます。近所に住んでいて毎日来られている方もいますし、観光客の方も多いで
す。どうも海外のガイドブックに掲載されているらしく、日本語を話せない外国の方もいらっしゃることがあります。やはり観光のついでに来やすい、表参道と いう立地が大きいのかもしれません。
今後「清水湯」はどのような銭湯を目指していくのでしょうか?
この表参道・青山という地で、これからも常連さんや地域の方には健康増進の場を、そして若い方や働いている方には仕事終わりや休日の息抜きやリラッ
クスの場を提供し続けて行きたいと思っています。清水湯に入って、皆さんが元気になってくれればいいなと、それが一番の思いです。
終わりに
東京の繁華街にどっしり佇むモダンな銭湯「清水湯」、いかがでしたでしょうか?大倉さんへのインタビューでは、地域の人、若い人、表参道を訪れる人、いろんな人に気軽に銭湯を使ってもらいたいという願いを強く感じました。
実際、「南青山 清水湯」さんのロビーでは、大学生くらいの男性がマッサージチェアに揺られている横で、高齢のおばあさんが若い女性とおしゃべりし
ている風景を目にしました。この年齢を超えた人々が同じ空間でお風呂を楽しんでいるということが、清水湯さんの目指す銭湯の姿そのものなのだと感じまし た。
またこちらの従業員さんには若くおしゃれな女性が多く、銭湯というよりもアパレルショップやシアトル系カフェに来ているようでした。こういったことも、清水湯さんの雰囲気作りの一翼を担っているのでしょう。
表参道にショッピングへ来て銭湯へ、そんないつもと違うデートも面白いのではないでしょうか。表参道交差点から徒歩すぐの銭湯「南青山 清水湯」。皆さんもぜひ訪れてみてくださいね。
施設情報
■ 基本情報
- ・名称: 南青山 清水湯
- ・住所: 東京都港区南青山3-12-3[地図]
- ・アクセス: 東京メトロ表参道駅A4出口徒歩3分
- ・営業時間: 平日12:00~24:00(最終入場23:30) 土休日12:00~23:00(最終入場22:30)
- ・定休日: 毎週金曜日
- ・電話番号: 03-3401-4404
- ・料金: 大人460円、中人180円、小人80円
- ・所要時間:
- ・オススメの時期:
- ・公式サイトURL: http://shimizuyu.jp/
オススメグルメ
咖哩&カレーパン「天馬」
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「清水湯」に行くならぜひ寄って欲しいのが、「清水湯」から3分ほど神宮外苑方面に進み右手に見えてくるカレーパンの店「天馬」。なんとここ、カレーパン専門のカフェレストランなんです。
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数種類のカレーパンをメインに、カレーライスやドリアなど、様々な本格カレーとスイーツが楽しめます。
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(写真♦平日午後限定のスイーツセット)
(写真♦平日午後限定のスイーツセット)
編集部オススメは、ゴロッとしたチキンが特徴的な「バターチキンカレー味」のカレーパン。ガッツリ食べたい方にはカレーライスもオススメです。
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テイクアウトも可能になっています。
テイクアウトも可能になっています。
■ 基本情報
- ・名称: 咖哩&カレーパン「天馬」青山店
- ・住所: 東京都港区南青山3-8-40 青山センタービル 1F[地図]
- ・営業時間: 11:00~22:00(L.O.21:30)
- ・電話番号: 03-6434-0590
ハラカラ。 南青山店
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カレーパンの店「天馬」のある路地を右折したところにあるのが、【ハラカラ。 南青山店】。表参道周辺には魅力的なハンバーガーショップがたくさんありますが、ここは「アボカド」を使ったハンバーガーがオススメのお店。
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(写真♦肉厚のアボカドに肉厚の牛肉の組み合わせが最高)
このお店は「脱ジャンクフード」を掲げ、オリジナルバンズや有機野菜を使用。味付けも塩(土佐の塩丸)と黒胡椒のみと、ボリューミーなのにとってもヘルシー!
(写真♦肉厚のアボカドに肉厚の牛肉の組み合わせが最高)
このお店は「脱ジャンクフード」を掲げ、オリジナルバンズや有機野菜を使用。味付けも塩(土佐の塩丸)と黒胡椒のみと、ボリューミーなのにとってもヘルシー!
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(写真♦果物の味そのままのオリジナルスムージー)
(写真♦果物の味そのままのオリジナルスムージー)
ドリンクも、よなよなエール、エーデルピルス、インドの青鬼、サンサンオーガニックビール、水曜日のネコなどちょっと珍しいビールなど各種揃っていますが、オススメはオリジナルヘルシースムージー!果物や野菜を使ったスムージーはお風呂上がりにぴったりです。
■ 基本情報
- ・名称: ハラカラ。 南青山店
- ・住所: 東京都港区南青山3-8-2 青山OGビル B1F[地図]
- ・営業時間: 平日ランチ11:30~16:30 ディナー18:00~21:00、土休日13:00~20:30
- ・定休日: 月曜日
- ・電話番号: 03-6459-2120
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■ 表参道に銭湯があるって知ってました?【南青山 清水湯】 Yutty!■ 温泉に行きたくなるメディア「Yutty!」トップページ
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