オーストリアの首都ウィーン。かつてはヨーロッパ有数の名門ハプスブルク家が支配する、オーストリア帝国の首都として大いに繁栄しました。マリア・テレジア女帝時代に栄えた市街地は、エリザベート皇后の夫フランツ・ヨーゼフ1世の治下で整備されたものです。このウィーンの見どころを紹介します。
1.シェーンブルン宮殿
私のオススメ度 ★★★
シェーンブルン宮殿は、オーストリアの首都ウィーンにある宮殿です。ハプスブルク王朝の歴代君主が主に離宮として使用しました。ウィーンで一番観光客が多いスポットかもしれません。年間入場数は実に150万人です。混みあっています。宮殿の外壁は最初は黄金になるはずでしたが、マリア・テレジア女帝が財政難のため黄金に近い黄色にしました。そのためこの色はテレジア・イエローと呼ばれています。
とても混んでます。チケットを購入しても分刻みで入場しなければならないし、内部の写真は禁止です。でも観る価値はあります。庭園はとても広く、季節にもよるのでしょうが美しかったです。
■ 基本情報
- ・名称:シェーンブルン宮殿
- ・住所:Schönbrunner Schloßstraße 47, 1130 Wien, オーストリア
- ・電話番号:+43 1 811 13 239
- ・料金:ウィーンカード優待
- ・公式サイトURL:http://www.wien.info/ja/sightseeing/sights/imperial/schoenbrunn-palace
2.シュテファン大聖堂
私のオススメ度 ★★★★
シュテファン大聖堂はゴシック様式の大聖堂であり、ウィーン大司教区の司教座聖堂です。日本語の表記では、シュテファン寺院と書かれる場合もあります。ウィーンのランドマークです。ハプスブルク家の歴代君主の墓所でもあり、さらにヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトはここで結婚式を挙げ、また葬儀もここで行われました。
今回は北塔に登りました。エレベーターの係の人がやけに陽気でした。エレベーターを降りたら、行けるところは忘れずに全部行きましょう。展望台には案内図があります。これからウイーンを訪ねる人、訪ね終わった人、是非是非参考にしてくださいませ。一旦外に出て、外周をゆっくりと回ってみてください。モーツァルトの葬儀が地下納骨堂に通じる狭い教団で行われたあと、クルツィフィクス… 続きを読む
■ 基本情報
- ・名称:シュテファン大聖堂
- ・住所:Stephansplatz 3, 1010 Wien, オーストリア
- ・電話番号:+43 1 515523054
- ・公式サイトURL:http://www.wien.info/ja/sightseeing/sights/st-stephens-cathedral
3.ベルヴェデーレ宮殿
私のオススメ度 ★★★★★
バロック建築の宮殿です。かつては、不世出の軍事的天才であり、オーストリア帝国軍の総司令だったプリンツ・オイゲンの夏の離宮でした。上宮(じょうぐう)と下宮(げぐう)からできており、現在はギャラリーとなっています。ベルヴェデーレ上宮には世界最大のクリムト・コレクションがあります。伝説的名作『接吻』や『ユーディット』がここで見られます。エゴン・シーレやオスカー・ココシュカなどの絵画もあります。
ツアーで訪れた時は庭園を見ただけでしたが、今回はじっくりとみました。人はたくさんいましたがツアー客を適当にやり過ごしながら十分ゆっくり見れます。全てを見ると結構広いので疲れます。最後下宮を出てトラムに乗ろうとしたら勘違いして反対方向へ。下宮まで見る人はそう多くないので気をつけないといけません。
■ 基本情報
- ・名称:ベルヴェデーレ宮殿
- ・住所:Prinz-Eugen-Strasse 27, Vienna 1030, Austria
- ・電話番号:+43 1 795 57-134
- ・料金:ウィーンカード優待
- ・公式サイトURL:http://www.wien.info/ja/sightseeing/museums-exhibitions/top/belvedere
4.美術史美術館
私のオススメ度 ★★★★★
「美術史美術館」もしくは「美術史博物館」、二つの名前で呼ばれることがあります。古代から19世紀に至るヨーロッパ各地の美術品を収蔵していて、自然史博物館と対になる施設として建てられました。収蔵品の多くは、ハプスブルク家歴代君主、そしてプラハやブリュッセルにしたハプスブルク家に連なるものたちが蒐集したコレクションです。フランドルの画家ピーテル・ブリューゲルの作品を世界で一番多く所有しています。
素晴らしい建物に素晴らしい絵画、とにかくゆっくり見ることがオススメ。超一流の美術館でありながらルーブルなどのように待たされることなく入れます。雰囲気の良いカフェで一休みするのも目的の一つでしたがこの日は暑くて空調がイマイチ効いてなくて断念したのが残念でした。
■ 基本情報
- ・名称:「美術史美術館」もしくは「美術史博物館」
- ・住所:Maria-Theresien-Platz , 1010 Wien
- ・電話番号:+43 1 525 240
- ・料金:19才未満の青少年 €0 ウィーンカード優待
- ・公式サイトURL:http://www.khm.at/
5.ウィーン国立歌劇場
イタリア・ミラノにあるスカラ座、アメリカ合衆国ニューヨーク市マンハッタン区のメトロポリタン歌劇場と並び、「三大歌劇場」と言われています。1920年まではウィーン帝立・王立宮廷歌劇場と呼ばれていました。オーケストラであるウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の母体でもあります。毎日演目を変えて上演されており、50のオペラとバレエが約300日間にわたって上演され、公演日数が世界でもっとも多い劇場です。
口コミ見て、当日の夕方5時過ぎにスタンドエリアの入口に行ってみました。ドアを開けて、少し進むとすでに20人くらい並んでいました。6時過ぎに発券が始まり、3ユーロで立ち見券をゲット。そのままオペラ座の中へ。立ち見の場所からでも、充分堪能出来ます。初めてのオペラ座。3ユーロで3時間楽しめましたよ。
■ 基本情報
- ・名称:ウィーン国立歌劇場
- ・住所:Opernring 2, 1010 Wien
- ・公式サイトURL:http://www.wiener-staatsoper.at/Content.Node/home/Startseite-Content.jp.php
6.ホーフブルク宮殿
私のオススメ度 ★★★
ホーフブルク王宮は、1918年までハプスブルク家歴代の神聖ローマ皇帝またはオーストリア皇帝の居城でした。もともとは中世に建てられた城で、長年にわたってハプスブルク家の強大化と領土の拡大に伴って拡張され、一層美しく飾られてきました。ホーフブルク王宮には、フランツ・ヨーゼフ1世の皇后にして、絶世の美女、皇妃エリザベートに関する博物館(シシィ博物館)がありました。シシィのファンはぜひ。
もう、凄い! のひとことです、銀器コレクションはっ! 陶磁器の美しさに酔い、使いこまれた旅行用の巨大スーツケースにきっちりぎっしり詰め込まれた食器類に感嘆です。 ハプスブルク家の威光にガツンとやられました(汗)。 ティーカップやお皿を割らずに携行するのはさぞかしたいへんだったことでしょう。 割っちゃったりしたら、「番町皿屋敷」? とか思いつつ・・・ フォークやナイフ、スプーンのコーナーはもう、合羽橋の食器問屋もビックリな、常識ハズレの量で見る者を圧倒します。 夜、夢でうなされそうです。 スプーンに追いかけられて・・・・ シシィ博物館はなんだか展示のしかたに俗っぽさが感じられ、うーん、エリザベートの生涯が女性週刊誌なみのアプローチでしか語られていないかのような、チープな印象がありました。 せまいのにオーディオガイド片手に立ち止まってる人たちが多いので通路も混雑し、進むに進めず、いらつきましたし。 ちょうど午後、雨がふってきたタイミングだったので、みんな、付近にいた観光客が一気に押し寄せた? 皇帝の部屋はなかなかで、できれば、ぜひ、ここに展示されていない(できない)分の家具が展示されている王宮家具博物館<Hofmobiliendepot (Imperial Furniture Collection)>の方も見ていただきたく。 ちょっとした比較もできて、楽しいですよ~ ・・・と、みどころ満載のホーフブルク宮殿と王宮家具博物館とシェーンブルン宮殿がセットのシシィチケットはけっして高くはありません。 堪能してください。
■ 基本情報
- ・名称: ホーフブルク宮殿
- ・住所: Heldenplatz , 1010 Wien
- ・電話番号: +43 1 587 36 66
- ・料金: ウィーンカード優待
- ・公式サイトURL:http://www.hofburg-wien.at/de/publicdir/
7.ウィーン市庁舎
私のオススメ度 ★★★
一見したところ、宮殿や大聖堂に見えますが、これは市庁舎です。ウィーン市庁舎は名前の通り、ウィーンの市庁舎です。ウィーン1区(インネレシュタット)のフリードリヒ=シュミット広場にあります。ウィーン市長およびウィーン市議会が執務を行なう庁舎として利用されています。ウィーンは市単独で連邦州と同じ地位を有するため、ウィーン市議会はすなわち州議会と同様の位置づけにあります。
階段に赤じゅうたんがしきつめてあり、すべて荘厳でステンドグラスの美しい廊下、シャンデリアが素晴らしい大広間、窓から見る中庭もすてきでした。中ではなにかのイベントをやっておりパネル展示していました。フリーWiFi が使えるとあったのですがあまり感度はよくなかったです。
■ 基本情報
- ・名称: ウィーン市庁舎(新市庁舎)
- ・住所: Friedrich-Schmidt-Platz 1, 1010 Wien, オーストリア
- ・電話番号: +43 1 52550
- ・公式サイトURL: https://www.wien.gv.at/
以上、ウィーンの観光スポットを7つ紹介しました。驚いたのは、ほとんどすべての観光スポットに、ハプスブルク家やその関係者が関わっていたことです。ことにマリア・テレジア女帝とシシィことエリザベート皇妃、二人の女性の存在感には圧倒されます。
素材提供:トリップアドバイザー