TANAKA Juuyoh (田中十洋)
大子町は茨城県の中でも指折りの名所が揃っている町です。雄大な風景、温泉、グルメと家族やお友達で楽しめるスポットがたくさんあります。是非、訪れてみて下さいね!大子町とは
大子町は茨城県の北西部に位置する町で、人口約2万人。観光と農業を中心とする町です。町の中央に久慈川が流れ、「袋田の滝」で知られる奥久慈地域の中心となっています。雪が少なく温暖な茨城県の中で、大子町は特に寒さが厳しい地域となっています。岩手県に次いで日本第2位の漆の産出量を誇ります。あまり知られていないのが残念なのですが、輪島塗、春慶塗など高級漆器の仕上げに大子町の漆は使われているそうですよ。漆は英語でJAPANというほど、昔から日本の伝統工芸の代表ですね。
大子町の魅力
大子町は自然豊かな町。鮎釣りが楽しめる久慈川、袋田の滝を裏側から楽しめる月待の滝など多くの見どころがあります。松尾芭蕉ゆかりの句碑、七福神巡り、法龍寺など史跡も多く、春の桜や秋の紅葉、冬のイルミネーションなど名所が揃っています。その豊かな自然の育んだ、農産物も高い評価を得ています。奥久慈しゃもはコンテストで日本一に輝きました。大子町の名物のひとつに奥久慈りんごがあります。山の緩やかな傾斜を利用してリンゴ畑がたくさんあるそうですよ。観光りんご狩りも楽しめます。
大子町の歴史
大子町は、諏訪神社の神官で、幕末の軍学者・田村賢孝によって名づけられました。一説には、小久慈の湧水が清酒に似ていて、濃厚で甘みのある汁「醍醐(だいご」のようだったことから「大子(だいご)」と名付けらえたとか。見どころが多く、かつては人口4万人を超えた町でしたが、今では減少の一途をたどっています。寺院めぐりがお好きな方には「七福神巡り」がおすすめです。七福神をそれぞれの寺院でひとつずつ祀っているそうです。高徳寺(恵比寿)、慈雲寺(大黒天)、永源寺(弁財天)、性徳寺(毘沙門天)、龍泰院(布袋尊)、実相院(福禄寿)、長福寺(寿老神)の七つの寺院です。
お勧めの観光スポット
袋田の滝
久慈川の支流・滝川の上流部分にある日本三名瀑のひとつ。4つの段を滑るように流れ落ちることから、四度の滝とも呼ばれています。秋には見事な紅葉、冬には滝全体が真っ白に凍結し、四季の変化に合わせて雄々しい姿を見せてくれます。冬には滝のライトアップや吊り橋のイルミネーションなど幻想的な風景も楽しめます♪その昔、西行法師がこの滝を訪れた際、「四季に一度ずつ来てみなければ本当の良さはわからない。」と絶賛したことからも「四度の滝」といわれています。大子町といえば袋田の滝ともいえる、まさに代名詞のような滝です。
大子温泉
大子温泉はなんと「美人になれる湯」として知られています。秋から冬にかけては、奥久慈名産のりんごを使った「りんご風呂」も登場するとか。その甘い香りが女性客に大人気です。他にも袋田温泉や湯沢温泉などたくさんの入浴施設がありますよ♪泉質はナトリウム硫酸塩、塩化物泉です。効能は動脈硬化症、きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、冷え性、病後回復、健康増進など。
りんご園
りんご狩りは大子町の観光名物。山々のなだらかな傾斜を利用したりんご畑がたくさんあります。秋の収穫時には自分でりんごを取り、その場で食べれるりんご狩りが大好評。奥久慈の風味豊かな甘いリンゴを是非、お楽しみ下さい!もぎたての新鮮なりんごが味わえて最高のりんご狩りを楽しめるりんご園はかなり多いので、どこに行こうか迷ってしまいそうです。こちらの「奥久慈りんご」は通常は市場にほとんど出回らないようですが、茨城県など一部のコンビニではこのりんごを使ったアップルパイを販売しているそうですよ。
フォレスパ大子
フォレスパ大子は大きな多目的温泉プール。夏には波の出るプールやスライダーなどがある屋外レジャープールがオープンし多くの人で賑わいます。屋内にはサウナなどのアミューズメントプールがあり、大人から子供まで楽しめる施設でいっぱいです。JR水郡線「常陸大子駅」下車茨交県北バス「大子行き」で終点下車すぐ。バスの本数は少ないので事前にHPでチェックを。また、常磐自動車道で那珂IC~国道118号利用し1時間というアクセスです。裸で入浴できる内湯もあるのでそちらも楽しめます。
大子町のイベント
ひな祭り
1,300年の歴史がある十二所神社。その参道ににある「百段階段」に1,000体のひな人形が並びます。その景観はまさに壮観! この時期には商店街の店先にも自慢のひな人形が並び、町はひな祭りムード一色になります。大子町商工会女性部が始めたイベントで、十二所人神社の「百段階段」に飾る為に、民家に伝わるひな人形を集めています。雨天の場合は中止となるので、何とか晴れてほしいと願わずにはいられませんね。当日は湯茶・甘酒の無料接待やひなあられも配布されるそうです。
花火大会と灯篭流し
毎年お盆に花火大会と灯篭流しが催されます。川面に映る花火と幻想的な灯籠流しは、奥久慈大子の夏の一大イベントとして知られています。4000を超す灯篭が静かに川を流れる様子は、夏の風物詩として一見の価値があります。燈籠が静かに流れるところに花火がドーンと派手に打ちあがる様はここならではのものでしょう。川面の燈籠が素敵です。2016年の花火大会と燈籠流しは8月14日(日)に開催予定です。大子地蔵尊祭礼と同日に行われます。
鮎のつかみ取り
毎年7月に行われる、鮎のつかみ取り。久慈川と押川の合流点に広大な特設会場が設けられ、鮎やマスなど1万匹が放流されます。会場にはウナギも放流されていて、捕まえた人には賞品のプレゼントがあるそうですよ~! また鮎の塩焼きコーナーもあり、自分で捕まえた鮎をその場で食べれるという楽しいイベントです。2016年の鮎のつかみ取りは8月7日(日)に開催予定です。鮎や鱒も放流されて、大人も子供も大はしゃぎですね。また、このように自分で捕まえた魚を焼いてその場で食べられるというのは、お子さんにとっては大変いいことではないでしょうか。食育にもなりますね。
大子町のグルメ
奥久慈しゃも
大子町といえば、地元特産の奥久慈しゃも。茨城県が誇る「本物」の地鶏です! 江戸時代にタイから運ばれた闘鶏用の鶏を改良したそうで、低脂肪でヘルシー。皮目から染み出す脂の旨味は絶賛されています。町内には奥久慈しゃもを食べれるお店がいくつもありますので、是非お試しください。凍みこんにゃく
凍みこんにゃくも大子町の特産物。大子は古くからこんにゃく栽培が盛んで、江戸時代には水戸藩の専売品として藩財政を支えたそうです。凍みこんにゃくはこんにゃく芋を粉末にして固めたもので、江戸時代から作られています。さしみや田楽など、いろいろなお料理でお楽しみ下さい。大町へのアクセス
電車
〇上野駅(JR常磐線)⇒ 水戸駅(JR水郡線)⇒ 西金駅 ⇒ 上小川駅 ⇒ 袋田駅 ⇒ 常陸大子駅 ⇒ 下野宮駅〇郡山駅(JR水郡線)⇒ 下野宮駅 ⇒ 常陸大子駅 ⇒ 袋田駅 ⇒ 上小川駅 ⇒ 西金駅 ※東北本線・小山駅でJR水戸線に乗り換えて友部駅に出れば、JR常磐線へも接続できます。
車
〇東京(首都高速・東京外環自動車道)⇒ 三郷I.C(常磐自動車道)⇒ 那珂I.C ⇒ 国道118号 ⇒ 大子町〇宇都宮I.C ⇒ さくら市方面(新国道4号)⇒ 国道293号 ⇒ 那珂川町 ⇒ 国道461号 ⇒ 大子町
〇矢板I.C ⇒ 国道4号 ⇒ さくら市 ⇒ 国道293号 ⇒ 那珂川町 ⇒ 国道461号 ⇒大子町
高速バス
東京駅八重洲南口⇒ 那珂インター ⇒ 上小川駅 ⇒ 袋田の滝入口 ⇒ 大子自動車学校前 ⇒ やみぞ前 ⇒ 茨城交通大子営業所■ 基本情報
- ・名称: 茨城県久慈郡大子町
- ・公式サイトURL: http://www.town.daigo.ibaraki.jp/