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新下関駅は山口県下関市にあり、関東や九州方面に向かう新幹線も止まる、とても便利な駅なのです!この立体交差駅は一部動く歩道が設置されており、在来線を利用する地元の住民や、遠方から来る人々まで広く使用されています。今回は基礎情報として、乗り入れ路線や時刻表だけでなく、周辺のスポットも記載いたしました。普段使われている方は、移動のための通過点という認識を変えるために、下車をして一度散策されてみてはいかがでしょうか。
新下関駅とは?
山口県下関市にある新下関駅は1901年に「一ノ宮駅」として開業しました。1916年には「長門一ノ宮駅」に改名、1975年に新幹線が通るようになると同時に今の「新下関駅」に名前を変えました。
南北方向に走る山陽新幹線は16両編成対応の2面3線。東西方向に走る山陽本線は2面2線のホームとなっています。新幹線と山陽本線が立体的に直交している駅です。出口は4つあり、南口には新幹線改札口が位置しています。東口にはバス停留所があります。それぞれの出口は距離があるため、歩く歩道があるので、利用すると便利です。ICOCAはサービスエリア外で使用ができないので、気をつけてください。
乗り入れ路線
新下関駅にはJR西日本の山陽新幹線と、山陽本線が乗り入れています。山陽新幹線は新大阪駅から博多駅までのを結ぶ路線ですが、東海道新幹線や九州新幹線とも直通運転しているので、鹿児島方面や東京方面にもそのまま行くことが可能です。山陽本線は兵庫県の神戸駅から福岡県の門司駅を結んでいます。一日の乗降者数は約5千人です。新下関から新大阪まではひかりとのぞみを利用すれば、2時間20分程度で行くことができます。博多までは27分程度。山陽本線は神戸から福岡の門司まで瀬戸内海に沿って長距離を走っています。神戸駅から下関駅間と和田岬線はJR西日本、下関駅から門司駅間はJR九州の管轄となっています。下関駅と新下関駅は異なる駅なので、間違わないように気をつけてください。新下関駅と下関駅の間に幡生駅があります。
時刻表(平日)
山陽新幹線の大阪方面ははおおむね1時間に1本、多いときで3本の運行です。博多方面は多いときは1時間に4本ほど運行しています。山陽本線も1時間に1本から5本ほどの運行ですので、しっかりと時刻表をチェックして駅に行ってくださいね☆山陽新幹線 広島・大阪方面
山陽新幹線 博多方面
山陽本線 九州方面
山陽本線 新山口方面
新幹線の新大阪駅行きの始発は6:34、終電は22:13です。始発は少々遅めで終電は早めなので、気をつけましょう。博多行きの始発は6:49、終電は23:26。一方、山陽本線九州行きの始発は6:05、終電は23:41。新山口行きの始発は5:45、終電は23:42となっています。本数が少ないので、時間には余裕を持って行動したほうがいいですね。一本乗り過ごしてしまうと、1時間近く待たないといけないかもしれません。
周辺スポット
1.住吉神社
1370年につくられた本殿は室町時代を代表するもので、国宝に指定されています。大阪・博多と並び日本三大住吉の一社です。本殿以外にも毛利元就が寄贈した拝殿など、見どころたくさん。新下関に来たら絶対に外せないスポットです。新下関駅から徒歩で20分程度のところにあります。白い石鳥居が太陽の光に照らされ、輝きを見せているかのよう。参道を進んでいくと、階段があり、その上に楼門があります。そして、その奥が境内です。厳かな雰囲気の中、佇む本殿は立派で雄雄しくもあります。本殿の国宝以外に室町時代の拝殿、新羅時代の朝鮮銅鐘、金銅牡丹唐草透唐鞍1具などは重要文化財となっています。12月15日は毎年、例祭となっています。
2.砂子多川
ホタルの名所として知られている砂子多川。ホタルのすめるきれいな水が減ってしまっていますが、ここでは夜になると光り輝くホタルを見ることが出来るそうです☆また、河童伝説でも知られていて、「かっぱ石」もあります。昔、いたずら好きな河童がいて、とあるおじいさんが懲らしめたそうです。そして、河童は「一番大きな石が砂粒になるまで、もう二度と河童一族はこの土地の人間に悪さをしません。」と誓ったそうです。その誓いの石が「かっぱ石」と呼ばれています。川があるのですが、草が茂っており、河童が出てきそうな雰囲気があります。でも、石があるので、大丈夫ですね。安心して訪れましょう。河童じゃなく、キレイな蛍を見られますよ。
3.下関市立考古博物館
なんと無料のこの博物館。綾羅木郷遺跡の横に建っています。古墳や竪穴式住居も復元されていて、わかりやすく歴史に触れることが出来ます☆エントランスホールでは原寸大の貯蔵用竪穴をジオラマで見ることができます。1階にはタイムトンネルがあり、下関の歴史の移り変わりを各時代ごとに見られます。地下では古墳の副葬品、弥生土器などが展示されています。また、中国や朝鮮半島との交流を示す海からの文化を見ることもできます。クイズや土器ジクソーパズルなどがあるので、大人も子供も楽しむことができます。また、屋外には竪穴住居が展示されています。
新下関駅に行った人の声
新下関にて住吉神社にて全国でも珍しい九間社流造の本殿(国宝)を見てきました。この写真は全く関係ありませんが…本殿は1370に大内弘世が造営し室町時代の面影をほぼ完璧な形で残す貴重な建物でその他重要文化財も歴史と社格をしのばせておりました http://t.co/GFBdMuDj
— reika takagi (@reikamaru) 2013, 2月 10
■ 基本情報
- ・名称:新下関駅
- ・住所:山口県下関市秋根南町1丁目1番
- ・営業時間:5:30~23:00(みどりの窓口)
- ・電話番号:0570-00-2486(お客様センター)
- ・公式サイトURL:http://www.jr-odekake.net/eki/top.php?id=0800656
新下関駅の基礎知識分かりましたか?鹿児島方面や東京方面まで簡単にアクセスでき、お出かけの選択肢が増えて、非常に魅力的ですよね。山口県下関市といえば何と言っても名物のふぐ!美味しいものが食べたいときにはぜひ新幹線に乗りましょう♪ただ一つ、注意していただきたいのはこの駅の電車の本数です。1時間に運行される数が両路線ともに限られているので、旅行や帰省などで移動に時間をとられたくない方は、あらかじめ最新の時刻表を確認した上で、行動しましょう!