Toshihiro Gamo
車では気が付きませんでしたが靖国神社付近を歩いていると神社と千鳥ヶ淵の間に架かる歩道橋の脇に建っている不思議な建築物です。それが当時、鎮魂のための常夜灯として造られ、また沖行く船からは灯台のようにも利用されていたのを知り驚きました。高燈篭とは?
靖国神社に明治4年、祭られた霊のために立てられたといわれています。正式には高燈籠というが通称九段の常燈明台といわれ以前は神社の前にありましたが道路改修工事で現在の場所に移転しています。当時は九段坂の上から遠くの山々を眺めることもでき、品川沖に出入りする船にとっても目印となり灯台の灯りとしての役割も果たしてました。高燈篭の魅力
靖国神社では慰霊のために常燈明台として造られたものの、しっかり灯台としての役割も果たしており、全国にも高燈籠として金刀比羅宮にあるのは高さ27メートルの日本一高い木造灯籠として有名です、また他に日本最古の住吉大社 高燈籠や 御手洗高燈籠等がありそれぞれの魅力があります。周辺のおすすめスポット
*靖国神社明治2年明治天皇が国家のために尊い命を捧げられた人々の御霊を慰め、その事績を永く後世に伝えるこ
とを目的にとの思いで創建された東京招魂社が始まりで、明治12年(1879)に「靖国神社」と改称され
て今日に至っています。「靖国」という社号も明治天皇の命名によるものです。
*東京大神宮
東京における伊勢神宮の遥拝殿として明治13年に日比谷に創建され、関東大震災後の昭和3年に現在の
飯田橋後に移ったもので「東京のお伊勢さま」と称され親しまれています。また明治33年に当時の皇太
子殿下(後の大正天皇)が結婚式を行った事が神前結婚式が最初と言われています。
*日本武道館
1964年に八角形の建物で頭頂部には「金色のたまねぎ」なるものがある建築物で東京オリンピックの柔
道会場として使用され、その後にビートルズの公演や大学の入学式・卒業式など各種イベントに利用され
ています。
基本情報
- ・名称:高燈篭
- ・住所:千代田区九段南2-2
- ・アクセス:九段下駅2番出口より徒歩5分
・公式サイトURL:http://www.yasukuni.or.jp/precincts/index.html