コーヒーは好きですか?
では「好きです」という方にお尋ねします。あなたにとって、コーヒーとはどのような存在ですか? 「朝スッキリ目覚めるために必要なもの」という方もいらっしゃると思います。「ホッと一息つきたい時になくてはならないもの」「気分転換のお供」という方も多いかもしれません。
“一杯のコーヒー”との過ごし方は、人それぞれ異なると思います。でも「美味しい一杯が飲みたい」という思いは、きっと同じはず。
ところで、あなたはいつも美味しいコーヒーを飲んでいますか?
最近、沖縄はコーヒーにフォーカスしたお店が増えてきています。いつも当たり前のように飲んでいる一杯ですが、コーヒー生産者が種を植えてからコーヒーカップに注がれるまでには様々な工程があります。
栽培したコーヒーの実を一粒ずつ手で収穫し、果肉を取り除いて発酵させ、きれいな水で洗浄し、完全に乾燥させてから脱穀して選別。ここでようやく生豆(焙煎する前の段階)になります。生豆は袋詰めされてから各国に運ばれ、その後は焙煎士の元へ。豆を焙煎した後は冷まし、挽いて抽出…
この工程管理は“From seed to Cup(種からカップまで)”と呼ばれており、どこかひとつでも欠けると品質は低下してしまうのだそうです。そして、これら全ての工程で徹底した管理をした最高品質で素晴らしく美味しい一杯のコーヒーは、世界中のコーヒーファンの間で“スペシャルティコーヒー”と呼ばれています。
そんなコーヒーがいただける一軒『T&M COFFEE』が、2016年4月26日に那覇市のパラダイス通りにオープンしました。「以前は紅茶派だったのです」というT&M COFFEEの店主は、東京 代官山の『THE COFFEESHOP(ザ・コーヒーショップ)』で驚くほど美味しい一杯に出合ってから、コーヒーに対する印象がガラッと変わったと言います。
T&M COFFEEをオープンした理由を尋ねると「“美味しい”と思う味は人によって異なると思いますが、沖縄で完全に僕の好みに一致したコーヒーに出合えなかったからです。僕がTHE COFFEESHOPの一杯に感動したように、沖縄に住んでいる人たちにも“本当に美味しいコーヒー”を飲んでもらいたかったのです」と話してくれました。
コーヒー豆は4種類。焙煎の度合いは豆本来の甘さと美味しさが最も感じられる中煎りで、抽出方法はフレンチプレス、サイフォン、ネルドリップ、ペーパードリップの4つの中から選ぶことができます。「どの豆を選べば良いか、そして抽出方法はどれが良いか分からない」という方は、ぜひ店主にご相談を。「“美味しい”の基準は人それぞれなので、そのお客様好みのコーヒーを一緒に探し、提供していきたいです」と話してくれました。
「爽やかで柔らかな酸味のあるコーヒーが好き」と伝えると、店主は迷わずエチオピアをチョイス。抽出方法は甘みと旨味のバランスをうまく引き出してくれるというサイフォンを選んでくれました。実際にいただいてみると、瑞々しくて透明感のある味わいに驚きました。コーヒーは喉をスルリと通り抜け、キレのある苦みはスッと消えてすぐに甘みへと変化しました。コーヒーなのに重くない… そして、鼻に抜ける香りも印象的。一口毎に美味しさを発見することができるコーヒーでした。
コーヒーと一緒に甘い物もいかがでしょうか♪ 私がいただいたのは、沖縄のさとうきびを原料としたきび糖を使ったティラミスです。イタリア産のマスカルポーネチーズとバニラビーンズを贅沢に使ったティラミスは、甘さ控えめでちょっとビターな大人味。コクのあるマスカルポーネの間に挟まれているのは、エスプレッソを浸したサボイアルディ(イタリアのビスケット)です。ティラミス作りに使うエスプレッソは、シアトル発で沖縄初上陸のエスプレッソマシン=スレイヤーで落としたものを使います。
蒸らし機能が付いているスレイヤーを愛用するコーヒープロフェッショナルは多く、抽出前に蒸らすことで、濃厚で風味豊かなエスプレッソに仕上がるのだそうです。
戦後すぐに建てられた古民家を改装したT&M COFFEEは二階建て。一階席にはテーブルとカウンター席があります。例えば出勤前や観光の前に立ち寄って一息つきたい時や、店主がコーヒーを淹れる姿を見てみたい方は一階席へ。
そして、二階にはテーブル席とソファー席があるので「今日はまったり過ごしたいから二階席で」など、気分に合わせて使い分けてください。国際通りから歩いてすぐなので、お買い物の途中にふらりと立ち寄ることも出来ます。
カップに注がれた一杯をゆっくりと味わう時間を大切にしたいですよね。たった一杯で幸せになれる店主こだわりのスペシャルティコーヒーを、あなたもぜひ沖縄滞在中に味わってみませんか?
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では「好きです」という方にお尋ねします。あなたにとって、コーヒーとはどのような存在ですか? 「朝スッキリ目覚めるために必要なもの」という方もいらっしゃると思います。「ホッと一息つきたい時になくてはならないもの」「気分転換のお供」という方も多いかもしれません。
“一杯のコーヒー”との過ごし方は、人それぞれ異なると思います。でも「美味しい一杯が飲みたい」という思いは、きっと同じはず。
ところで、あなたはいつも美味しいコーヒーを飲んでいますか?
最近、沖縄はコーヒーにフォーカスしたお店が増えてきています。いつも当たり前のように飲んでいる一杯ですが、コーヒー生産者が種を植えてからコーヒーカップに注がれるまでには様々な工程があります。
栽培したコーヒーの実を一粒ずつ手で収穫し、果肉を取り除いて発酵させ、きれいな水で洗浄し、完全に乾燥させてから脱穀して選別。ここでようやく生豆(焙煎する前の段階)になります。生豆は袋詰めされてから各国に運ばれ、その後は焙煎士の元へ。豆を焙煎した後は冷まし、挽いて抽出…
この工程管理は“From seed to Cup(種からカップまで)”と呼ばれており、どこかひとつでも欠けると品質は低下してしまうのだそうです。そして、これら全ての工程で徹底した管理をした最高品質で素晴らしく美味しい一杯のコーヒーは、世界中のコーヒーファンの間で“スペシャルティコーヒー”と呼ばれています。
そんなコーヒーがいただける一軒『T&M COFFEE』が、2016年4月26日に那覇市のパラダイス通りにオープンしました。「以前は紅茶派だったのです」というT&M COFFEEの店主は、東京 代官山の『THE COFFEESHOP(ザ・コーヒーショップ)』で驚くほど美味しい一杯に出合ってから、コーヒーに対する印象がガラッと変わったと言います。
T&M COFFEEをオープンした理由を尋ねると「“美味しい”と思う味は人によって異なると思いますが、沖縄で完全に僕の好みに一致したコーヒーに出合えなかったからです。僕がTHE COFFEESHOPの一杯に感動したように、沖縄に住んでいる人たちにも“本当に美味しいコーヒー”を飲んでもらいたかったのです」と話してくれました。
コーヒー豆は4種類。焙煎の度合いは豆本来の甘さと美味しさが最も感じられる中煎りで、抽出方法はフレンチプレス、サイフォン、ネルドリップ、ペーパードリップの4つの中から選ぶことができます。「どの豆を選べば良いか、そして抽出方法はどれが良いか分からない」という方は、ぜひ店主にご相談を。「“美味しい”の基準は人それぞれなので、そのお客様好みのコーヒーを一緒に探し、提供していきたいです」と話してくれました。
「爽やかで柔らかな酸味のあるコーヒーが好き」と伝えると、店主は迷わずエチオピアをチョイス。抽出方法は甘みと旨味のバランスをうまく引き出してくれるというサイフォンを選んでくれました。実際にいただいてみると、瑞々しくて透明感のある味わいに驚きました。コーヒーは喉をスルリと通り抜け、キレのある苦みはスッと消えてすぐに甘みへと変化しました。コーヒーなのに重くない… そして、鼻に抜ける香りも印象的。一口毎に美味しさを発見することができるコーヒーでした。
コーヒーと一緒に甘い物もいかがでしょうか♪ 私がいただいたのは、沖縄のさとうきびを原料としたきび糖を使ったティラミスです。イタリア産のマスカルポーネチーズとバニラビーンズを贅沢に使ったティラミスは、甘さ控えめでちょっとビターな大人味。コクのあるマスカルポーネの間に挟まれているのは、エスプレッソを浸したサボイアルディ(イタリアのビスケット)です。ティラミス作りに使うエスプレッソは、シアトル発で沖縄初上陸のエスプレッソマシン=スレイヤーで落としたものを使います。
蒸らし機能が付いているスレイヤーを愛用するコーヒープロフェッショナルは多く、抽出前に蒸らすことで、濃厚で風味豊かなエスプレッソに仕上がるのだそうです。
戦後すぐに建てられた古民家を改装したT&M COFFEEは二階建て。一階席にはテーブルとカウンター席があります。例えば出勤前や観光の前に立ち寄って一息つきたい時や、店主がコーヒーを淹れる姿を見てみたい方は一階席へ。
そして、二階にはテーブル席とソファー席があるので「今日はまったり過ごしたいから二階席で」など、気分に合わせて使い分けてください。国際通りから歩いてすぐなので、お買い物の途中にふらりと立ち寄ることも出来ます。
カップに注がれた一杯をゆっくりと味わう時間を大切にしたいですよね。たった一杯で幸せになれる店主こだわりのスペシャルティコーヒーを、あなたもぜひ沖縄滞在中に味わってみませんか?
■ T&M COFFEE
- 住所/沖縄県那覇市牧志1-2-6
- 電話/098-943-0914
営業時間/9:00~20:00(土・日・祝 9:00~19:00) - 定休日/不定休
- HP/http://www.tmcoffee.jp/
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