天童市は将棋駒が有名！他の魅力も知りたい山形県「天童市」の基本情報

天童市とは？

山形県のほぼ中央部に位置する人口約6万2千人の市で、近年は山形市のベッドタウンとして発展しています。奥羽山脈を源にする立谷川・乱川等の扇状地で、西部は山形盆地に属する平野部、東部は奥羽山脈に含まれる山岳地帯になっています。

将棋の駒やラ・フランスの名産地として有名です。

天童市の魅力

全国の約95%の将棋駒を生産する将棋駒の街として有名です。市内の至る所に将棋のモニュメントがあり、市街地に流れる倉津川にかかる橋には、王将橋、金将橋などそれぞれ将棋の駒の名前がついています。

県内でも有数の温泉街で、天童駅から徒歩10分程度に天童温泉街があります。山形自動車道、山形空港なども近く交通の便に恵まれているため、多くの観光客で賑わいます。

天童市の歴史

天童市はもともと天童氏が城主であった天童城の城下町として発展した町でした。戦国時代に天童城が落城して以来、特定の領主が不在という長い時間を経て、江戸時代に織田氏が高畠藩から移転して天童藩を立藩しました。

明治11年に東村山郡が置かれ、明治15年に天童村・田鶴町が合併して天童村となりました。明治22年の町村制の施行により、東村山郡天童町が発足し、昭和33年の市制施行により天童市となりました。

おすすめ観光スポット

天童市将棋資料館

日本における将棋の起源や天童でなぜ将棋駒が作られるようになったのかといった将棋の歴史について学ぶことができます。書き駒や彫り駒、盛り上げ駒など将棋駒の種類や将棋駒の製造工程など豊富な資料やビデオを見ることができます。

道の駅　天童温泉（わくわくランド）

メイン施設は「天童市森林情報館もり～な天童」で、休憩スペースを含む多目的ホールの憩いの場、道路や観光などの情報発信所になっています。「サンピュア」は食事処や天童市の特産品を販売する産地直売所となっています。

屋外には無料で楽しめる足湯や、たくさんの遊具や芝生広場などがある「ちびっ子ゾーン」や「わくわくゾーン」があり、複合施設として人気があります。

観光果樹園

天童・仙台間を結ぶ国道48号線沿いに、さくらんぼ、もも、ぶどう、りんご、ラ・フランスなどの美味しい果物のもぎ取り体験ができる観光果樹園が12軒あります。他にも市内には山寺方面に向かう奥の細道フルーツラインなど6軒の果樹園があります。四季折々の旬の果物はお土産としても大変喜ばれます。

おすすめホテル

天童温泉　栄屋ホテル

ホテル敷地内に天童温泉第八号源泉があり、無色透明の湯は飲湯もできる良質の源泉です。天童で唯一の展望露天風呂「天の湯船」がり、四季を通して表情を変える出羽の山々を望むことができます。

おすすめ名産グルメ

鳥中華　700円

1861年創業の老舗そば屋「天童手打水車生そば」で大人気の伝説の裏メニューです。もともとまかない食として、蕎麦に使う和風だしと鶏肉を使って食べていたラーメンで、 最近ではテレビや雑誌などでも紹介され、人気メニューとなりました。麺はラーメンですが、スープは純和風のあっさりした中華そばです。

イベント

天童桜まつり　人間将棋

4月後半に開催される昭和31年から行われている伝統行事です。約2000本の桜が咲き乱れる舞鶴山を舞台に、甲冑や着物に身を包んだ駒武者や腰元たちが将棋の駒となり対局を行います。

天童市へのアクセス

飛行機

羽田空港→（1時間）→山形空港→（車で10分）→天童市
大阪空港（伊丹）→（1時間25分）→山形空港→（車で10分）→天童市

鉄道

東京駅→（東北新幹線：2時間40分）→天童駅
仙台駅→（在来線：1時間10分）→羽前千歳駅→（在来線：15分）→天童駅

車

首都圏→（4時間）→村田JCT→（30分）→山形北IC→（10分）→天童市内
仙台→（国道48号：1時間10分）→天童市内


市内の至る所にあるという将棋駒のモニュメント、桜の季節に開催される人間将棋など、ぜひ見てみたいですね。