白い一軒家のみが建つ絶景の無人島！様々な憶測が飛び交う神秘の孤島「エトリザエイ島」

アイスランド本島から南海上10キロに位置し、15の島と30以上の小島、岩礁から成るヴェストマン諸島。「ヴェストマン」とはアイスランド語で「西洋人」を意味し、アイルランドの修道士が最初に住んだ島という伝承が名前の由来です。そのヴェストマン諸島に、神秘の孤島が存在します！
 

1.神秘の孤島「エトリザエイ島」が絶景！

アイスランドの南方海上に浮かぶヴェストマン諸島。約１５の島がありますが、全島が海底火山噴火でできています。その中で、一面の緑地上に白い一軒家がポツンと建つ神秘的で美しい島「エトリザエイ島」。エトリザエイ島はヴェストマン諸島の中でも３番目に大きな島で、野鳥の生息場所としても知られます。
 

2.島にあるたった一軒の白い家の謎

島の一面の緑の上に、ポツンと白い一軒家が建っています。絶景の無人島に建つ家は何とも神秘的です。一体、誰が何のために建てたのか？無人島のはずだが、人が住んでいるのか？絶景の背景の中に建つ家の謎は、ますます深まります。
 

3.なぜ無人島に…？飛び交う様々な憶測

インターネット上では、「アイスランド出身の歌手ビョークに、彼女の功績を讃えた政府からプレゼントされたもの。」とか、「億万長者の誰かが購入して家を建てた」や、「宗教団体の秘密の活動場所」などと様々な憶測が飛び交いました。

かつて、ニシツノメドリを仕留めたり、漁業、牧畜をしながら５世帯の家族が300年にわたり生活していました。しかし孤島での生活は決して楽なものではなかったため、1930年には全ての人がこの島を去ったことにより無人島になりました。

様々な憶測が流れましたが、どれも誤りで、白い家の正体は地元狩猟協会のものです。ツノメドリの狩猟時期に使われ、電気は通っていませんが、中にサウナがあり狩猟で疲れた体をリフレッシュすることができるようになっています。
 

4.無人島だからこそ美しいままの「エトリザエイ島」

住んで生活するのは困難な島です。そのため、現在居住者が居ない無人島となっていて、自然の景観が損なわれることなく美しいままで見る者の目を楽しませてくれています。逆に、無人島だからこそ、美しいままの姿を続けられていると言えます。
 

5.ボートツアーで上陸が可能

ヴェストマン諸島で唯一居住者がいる島である「ヘイマエイ島」から「エトリザエイ島」へ、ボートツアーが出ています。そして何と、島に上陸して散策することもできます。しかし、狩猟協会の建物は協会の会員のみしか入れません。
   

6.基本情報

いかがでしたか？絶景でインパクトの強烈な、神秘の孤島「エトリザエイ島」。アイスランドは絶景の宝庫、北大西洋の美しい大自然の景観やこの界隈で見られるツノメドリというカラフルで可愛い鳥たちを見に行ってみませんか！