kawamura shin
江戸時代前期に作られた古九谷。美しい色絵磁器を復活させようと、大聖寺の豪商豊田伝右衛門が江戸時代後期に築いた吉田屋窯の跡を発掘されたまま再現しています。国指定史跡としても価値があり、明治30年代に建てられた九谷焼窯元の工房も展示されているのです。九谷焼窯跡展示館とは?
山代温泉にある九谷焼窯跡展示館には、吉田屋窯の跡や現存では最古の登り窯も展示されています。昭和15年に作られた九谷焼のなかでも、非常に貴重なものばかりで年に4回九谷古陶磁を紹介する企画展示なども見ごたえがあります。吉田屋窯は、古九谷と並ぶ名品として高い評価を受け長きにわたり受け継がれています。山中から山代に受け継がれた古九谷の命は、ここで生きているのです。九谷焼窯跡展示館の見どころ
電気ではなく、昔ながらの足で回すろくろを使い陶芸体験ができるのです。飯椀ぐらの大きさのものが作れて所要時間は1時間程度となります。二人まで同時に体験可能なので、友達や夫婦でお揃いにしてはどうでしょうか。プロが丁寧に指導してくれますので、初心者でも安心して参加できます。絵付体験
九谷の絵付けは特殊な絵の具を使います。自分でデザインした絵を絵付けできるので、オリジナルのお皿やを作る事ができます。サイズも2種類あるので、お好きなサイズを選んで作ってみてください。絵付体験は、ろくろ体験よりも時間が掛かりますので余裕をもったスケジュールで臨みたい!最古の窯
昭和40年頃まで、実際に使われていた窯は見上げるほどですが窯のなかでは小さいものだとか。窯の正面中央には、蝋燭があり火の神に祈り窯に火をつけるのだそうです。自分が納得いくまで何度も窯に火を
起して焼き上げる。それだからこそ、伝統的な九谷焼が出来上がるのでしょう。
古民家
築200年の古民家は、住居だけでなく工房として使われていたそうです。当時の暮らしが見られると共に、展示物からは職人ならではの細かい技も堪能できます。なにより肉眼では見られない細かな絵付けには、職人のこだわりと魂を感じます。
九谷焼窯跡展示館を訪れた人の声
新建築10月号ジャケ買い。街湯美しいー。片山津温泉といったら中谷宇吉郎雪の科学館(磯崎新)。山側に行けば山代温泉の九谷焼窯跡展示館(内藤廣)。また名所が増えたー!山代温泉の総湯も内藤さんになったそうだし、また行きたいなあ。蟹おいしかったなあ・・・
— よすみ (@Yosumi1) 2013, 10月 7
九谷焼窯跡展示館と地盤の関係はよかったなー pic.twitter.com/xNErwc8T
— Yanagi Daisuke (@Gavi_lab) 2012, 11月 25
九谷焼窯跡展示館の詳細
基本情報
- ・名称:九谷焼窯跡展示館
- ・住所:石川県加賀市山代温泉19-101番地9
- ・アクセス: JR加賀温泉駅から加賀周遊バス20分/JR加賀温泉駅から約4.5m
- ・営業時間:9時00分~17時00分(入館受付は16時30分まで)
- ・定休日:火曜日・年末年始 12月31日~1月1日
- ・電話番号:0761-77-0021
- ・料金:大人310円・高校生以下無料・75歳以上150円
- ・オススメの時期:企画開催時
- ・公式サイトURL:http://www.kagacable.ne.jp/~kamaato/