Masaru Kamikura
井原西鶴の名作「好色五人女」などで有名なお七(1668~1683)の墓がある。そのお墓があるのが江戸観音11番札所としても知られる天台宗円乗寺です。何故この円乗寺にお墓があり、お七とはどんな女性だったのか調べてみました。
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八百屋お七とは?
お七の生家は駒込片町のかなり大きな八百屋でした。天和2年(1682)12月の天和の大火でお七の家が焼け菩提寺の円乗寺に避難しましたが、避難中に円乗寺の小姓山田佐兵衛と恋仲になり、やがて家は再建され自分の家に戻ったが佐兵衛会いたさに自分の家に付け火をしました。放火の大罪で捕らえられたお七は、天和3年3月火あぶりの刑に処されました。
井原西鶴の「好色五人女」で取り上げられたことをきっかけに、文学や歌舞伎、文楽など芸能において多様な趣向の凝らされた諸作品の主人公にもなっています。
八百屋お七の墓
円乗寺にあるお七のお墓は3体並んであり、真ん中の石が処刑された当時に寺の住職が供養のため建てたもので、右側は歌舞伎役者岩井半四郎建立したもの、左側は近所の有志が270回忌の供養に建立したものです。
円乗寺のけして広いとは言えない参道の入り口には八百屋お七のお地蔵様もまつられています。
円乗寺からほど近い距離にある大円寺というお寺には、お七ゆかりの地蔵尊がまつられています。
ほうろく地蔵尊といい、寺の由来書によるとお七の罪業を救うために熱した炮烙(素焼きのふちの浅い土鍋) を頭にかぶり自ら焦熱の苦しみを受けたお地蔵様とされている。享保4年(1719)にお七供養のために渡辺九兵衛という人が寄進したといわれています。
その後、このお地蔵様は 頭痛・眼病・耳・鼻の病など首から上の病気を治す霊験あらたかなお地蔵様として有名だということです。
円乗寺周辺の見どころ
駒込土物店跡
この場所には江戸時代に、神田、千住とならび江戸三大青果市場と呼ばれたほどの市場がありました。今では駒込の市場は巣鴨に移転して現在の豊島青果市場になっています。美幾女墓(念速寺)
美幾女(みき)は江戸時代末期の女性で、34歳で病死し自らの体を解剖研究に提供した日本最初の解剖となった人物です。日本の医学研究の進展に大きな貢献をした人物です。駒込名主屋敷
江戸初期に当時伝通院領であった駒込の開拓を許され名主を務めた高木家の屋敷です。現存のものは享保2年(1717)築で現在も子孫の方が居住中につき、外観のみ見学が可能です。参加者の声
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八百屋お七墓(円乗寺)の場所
基本情報
- ・名称:八百屋お七墓(円乗寺)
- ・住所:文京区白山1-34-6
- ・アクセス:都営地下鉄三田線「白山」駅より徒歩約1分
- 東京メトロ南北線「本駒込」駅より徒歩約5分
- ・拝観時間:9時00分~16時00分
- ・電話番号:03-3812-7865
- ・公式サイトURL:http://www.city.bunkyo.lg.jp/bunka/kanko/spot/ato/oshichi.html