おもてなし全国一位「札幌定山渓温泉　ぬくもりの宿ふる川」に泊まってみた。

今年のみんなで選ぶ第8回温泉大賞にて、おもてなしで全国1位に輝いたのは、札幌定山渓温泉にある「ぬくもりの宿ふる川」。どんな「おもてなし」を味わえるか体験すべく、BIGLOBE温泉スタッフは宿泊取材することに。

※約2万6千人の投票で、実際に宿泊して良かった温泉宿のおもてなしを「良い」「とても良い」「最高！」の３段階評価をしてもらい、その平均結果が最も良い宿を「おもてなし全国1位」としています。なお、投票数が極端に少ないお宿は除外しています。

24時間くつろげるラウンジ

フロントと隣接したエリアに設けられたラウンジ。山小屋をイメージして作られ、ひとつひとつの椅子が異なっているが面白いところ。特に流木で作られた椅子なんて、なんだかロマンを感じますよね。

このラウンジは24時間解放され、21時～23時30分の間は 暖炉で焼いた焼き芋と、珈琲などを無料で頂けます。（時期によって内容は変わると思われます）

そこで夕食後に、作務衣（さむえ）を着てお邪魔してみました。（ぬくもりの宿ふる川では、作務衣と浴衣の両方用意されています）。焼き芋を頬張りながら周りを見渡してみると、アナログゲームを発見！

ふと気づいたときには、

没頭していました。たわいもない話をしながら、ゲームに興じる。こんな時間がとても心地よいのです。

続いて、2階にある「相田みつを心のギャラリー」へ。

「相田みつを」の作品を展示した 心の湯治場。広いスペースで、マッサージチェアや囲碁・将棋も置いてあります。取材時は、ご年配の方が満面の笑みで気持ちよさそうにマッサージを楽しんでいました。

ギャラリーを出たところには、書籍コーナーを発見。

小説から、マンガ、ビジネス書とジャンルは豊富。どういった基準で揃えたかを尋ねてみると、「 ほとんどがお客様からの頂いたものですよ」と。

常連客に愛されていることを感じた瞬間です。そして、書籍コーナーは朝食会場にもなっている「喜庵」にもあります。

大正モダンを感じさせる和洋折衷の空間である喜庵は15～24時まで利用でき、ノンカフェインのお茶と、かりんとうのほか自家製の果実酒を無料で頂けます。先ほどのラウンジと同様、食前・食後にのんびりとくつろげる個性的なスペースですね。

喜庵の雰囲気はこんな感じです。

重厚感ある趣のあるお部屋。こちらにもお客さんから頂いた骨董品が飾られていたりします。ちなみに、喜庵で朝食を頂けるプランもあり、こちらを利用すると

本を読みながら朝食 を頂く贅沢な時間を過ごせます。食卓の直ぐ横にある本棚から、「日本の絶景本」を手に取り、写真を眺めながら次の旅先を思い巡らせました。

ちなみに、お部屋で館内案内をぺらぺらめくっていたら、こんな一文を見つけました。

さりげなさすぎて見落としがちな嬉しい情報

お部屋に置いてある館内案内って見たりしますか？隅々まで見たほうがいいですよ。ぺらぺらめくっていたら、さりげなーくこんな一文（案内？）を見つけました。

「湯めぐり」

え？近隣旅館の温泉も楽しめるんですか！これは、素晴らしいアイデアです。正直驚きを隠せません。それも、このことを公式サイトでPRしていません。現地でのサプライズということでしょうか。お見事です。

さて、おもてなし全国一位「ぬくもりの宿ふる川」に宿泊させて頂きましたが、スタッフの心遣いはもちろんのこと、旅館の居心地の良さまで含めて「おもてなし」として評価されていることが分かりました。深夜23時にも関わらず、ラウンジで多くのお客さんが、くつろいで楽しんでいたのが、これを証明していますね。