北海道は広大な自然に囲まれています。その大きさゆえにそれぞれの土地でそれぞれの歴史があり、また先住民アイヌの文化があったりと観光地としても多くの方が訪れたことのある場所でしょう。北海道と言えば有名な幾つかの観光スポットはありますが今回は博物館・美術館など様々な視点から注目しご紹介したいと思います。
1.北海道博物館
北海道の歴史・文化・自然などを紹介する総合博物館です。都心部より少し離れていますがバスや地下鉄を乗り継いで行くことができます。総合展示室はテーマごとに分かれ、自然や人との関わりを探りながら過去や現在の見比べができるでしょう。館内に入ると目を引くのは、マンモスゾウとナウマンゾウの骨格標本です。これは北からマンモスゾウ南からナウマンゾウがやってきたことを表しているそうです。床に広がる衛生写真を観ながら想像すると壮大の世界観がうまれてきますね。
館内では、大人も子供も楽しめるワークショップが期間限定で行われるようです。興味がある方はHPなどで開催時期や内容などチェックしてからお出かけになることをおすすめします。また北海道博物館+北海道開拓の村のセットのお得な入場券もあるようです。そちらもおすすめします。
無料のガイドツアーがあるので、初めて利用するという人は頼んでみることをおすすめします。90分位ゆっくりと時間を取って説明してくれるので、よく理解することができますよ。館内の説明パネルのみでは理解できないような事もツアーガイドが言葉でわかりやすく説明してくれます。小学校の高学年位なら十分楽しむことができます。
■ 基本情報
- ・名称:北海道博物館
- ・住所:〒004-0006北海道札幌市厚別区厚別町小野幌53-2
- ・アクセス:地下鉄新さっぽろ駅・JR新札幌駅からバスで約15分
- ・営業時間:9:30~17:00(5〜9月)9:30~16:30(10〜4月)※入館は閉館の30分前まで
- ・定休日:毎週月曜日(祝日・振替休日の場合は直後の平日)、年末年始(12/29~1/3)、ほか臨時休館あり
- ・電話番号:011-898-0466
- ・料金:館内一般600円。北海道博物館+北海道開拓の村セット料金1,200円。
- ・公式サイトURL:http://www.hm.pref.hokkaido.lg.jp/
2.阿寒湖アイヌコタン
アイヌ民族の伝統的な生活習慣や文化を身近で感じられる施設になっています。アイヌコタンとはアイヌ民族のコタン(集落)という意味があるそうです。温泉街に位置し観光スポットに思われがちですが、民芸品をはじめアイヌ料理なども頂ける飲食店もあります。阿寒湖アイヌシアター イコロでは、国の重要無形民俗文化財に指定されたアイヌ古式舞踊を観ることができます。喜びや悲しみ、動物・自然との関わり方などを生活の中で歌と踊りで表現する伝統的な舞いを観ることができます。入場料:大人(中学生以上)@1,080円小学生@540円
5名様以上より体験プランも有ります。木彫や刺繍体験・ムックリ講習などアイヌに関連した体験ができます。制作した物は全て持ち帰ることができるので旅の思い出にいかがでしょうか?!
WEBページで公演時間をあらかじめチェックしておくことができるので、時間を有効に利用することができます。阿寒湖観光は夜に人が増えるので、平日の午前中ならゆっくりと観光ができますよ。できれば周辺に宿泊してゆっくりと観光するのがおすすめです。古式舞踊を見ると北海道原住民の文化に対する理解を深める事ができます。
■ 基本情報
- ・名称:阿寒アイヌ工芸協同組合(阿寒湖アイヌシアター『イコロ』)
- ・住所:〒085−0467北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉 4−7−84
- ・アクセス:釧路駅からバスで 阿寒湖バスセンターから徒歩で
- ・営業時間:10:00~22:00
- ・定休日:無休
- ・電話番号:TEL(0154)67-2727
- ・料金:大人(中学生以上)@1,080円小学生@540円
- ・公式サイトURL:http://www.akanainu.jp/
3.オホーツク流氷館
平成27年8月にリニューアルグランドオープンしたこちらは、立体的な映像が見られるプロジェクション・マッピングや流氷の実際の音や本物に触れたり体験できるコーナーもあります。人気なのは濡れたタオルを凍らせる体験のようです。TVでなるように実際に凍るのかご自身で体験してみてください。館内では可愛らしいクリオネも飼育され見ることができます。クリオネは流氷の天使と呼ばれていることはご存知でしょうか?実際は流氷が来る頃にしか見られないと言われている可愛らしいクリオネを思う存分みてください。
Facebook:https://www.facebook.com/%E3%82%AA%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%84%E3%82%AF%E6%B5%81%…
マイナス15度の世界を体感することができるこの観光スポット。天使のクリオネを見れば誰もが心を洗われるはず。屋上からはオホーツク海の雄大な景観を観ることができますよ。晴れているときはまさに絶景!クリオネと一緒に見たいポイントの一つです。ミニシアターで放映される流氷の映像はとてもダイナミックです。
■ 基本情報
- ・名称:オホーツク流氷館
- ・住所:〒093-0044 北海道網走市天都山244番地の3
- ・アクセス:女満別空港より車で30分
- ・営業時間:5月~10月 8:30~18:00(最終入館17:30)11月~4月 9:00~16:30(最終入館16:00)年末年始 12月28日~1月5日 10:0~15:00(最終入館14:30)
- ・定休日:なし
- ・電話番号: 0152-43-5951 / FAX 0152-45-1430
- ・料金:大人750円高校生640円小・中学生540円
- ・公式サイトURL:http://www.ryuhyokan.com/
4.北海道庁旧本庁舎
北海道の象徴とも言われる北海道庁旧本庁舎は通称赤レンガ庁舎と呼ばれいつまでも色あせない煉瓦づくりの建物は歴史は80年に渡って活躍し道民に愛されてきたようです。また窓上にある赤い星は開拓使のシンボルと言われているそうです。
歴史ある建物の現在は、新庁舎ができたので北海道の歴史が学べる資料館として一般に無料開放されています。資料はもちろんですが、外観や内装など職人のこだわりが感じられる建物もゆっくり見て回る価値はある建物です。
春は敷地内に桜が咲き華やかな雰囲気になり、夏は緑が一層と煉瓦の色を引き立ててくれるでしょう。冬は雪まつり会場と近いこともありライトアップもされるようです。四季折々の違う顔を見せてくれるので色々な季節に訪れてみるのもいいかもしれません。
明治21年に建てられたかなり時代を感じる建造物。当時はこういったアメリカ風のバロック様式が流行ったんですね。無料で歴史を感じるレトロな空間を見学することができるので、お得な観光スポットですよ。土偶などの展示もされており、見応えがあります。建物の中は想像以上に広く、回るのにけっこう時間がかかるほどなんです。
■ 基本情報
- ・名称:北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)
- ・住所:札幌市中央区北3条西6丁目
- ・アクセス:・地下鉄南北線・東豊線・JR線「さっぽろ(札幌)」 下車、徒歩8分
- ・営業時間:8時45分~18時
- ・定休日:年末年始
- ・電話番号:011-204-5019
- ・料金:無料
- ・駐車場:なし
- ・公式サイトURL:http://www.welcome.city.sapporo.jp/find/history/former_hokkaido_government_offic…
5.雪の美術館
北海道といえば雪!そんな雪をテーマにした美術館です。建物は結婚式や音楽会などでも使用されるほど美しい幻想的な雰囲気で夏でも冬をイメージしたガラスや装飾により一年中に渡って鑑賞することができます。アナ雪ブームの時は多くの観光客が訪れ賑わったようです。螺旋階段を下って行くと少しずつ気温が変わっていくの分かるでしょう。館内気温とガラス一枚隔てだ外の気温差は30度もあるようです。夏場でも氷の回廊は北海道の寒さを体感できるでしょう。自然の美しさとともに姿が変わっていく氷の世界に時を忘れてしまいそうです。
氷の美術館では、アナ雪になりきれるレンタルドレスや子供のお姫様体験もできるようです。詳しくはFacebookでもチェックしてみてください。Facebook:https://www.facebook.com/SnowCrystalsMuseum/
想像していたよりも大きな感動を覚えるこの観光スポット。アナ雪の効果で一時期は大変な人気を博していましたが、今では一段落してから見学しやすくなっています。近くには織工芸館や国際染織美術館などが隣接しているので、こちらも併せて訪れてほしい観光スポット。旭川駅から路線バスが出ているのでアクセスも便利ですよ。
■ 基本情報
- ・名称:雪の美術館
- ・住所:〒070-8567北海道旭川市南が丘3丁目1-1(国道12号線沿い)
- ・アクセス:【乗用車】旭川空港より約40分、JR旭川駅より約15分
- ・営業時間:9:00~17:00
- ・定休日:無休(12/30~1/4のみ休み)
- ・電話番号:0166-62-8811
- ・料金:大人:650円 高校生:450円
- ・公式サイトURL:http://www.yukaraori.com/yukibi/
6.石原裕次郎記念館
こちらは美術館や博物館ではないのですが、北海道を訪れたらぜひ行って欲しい昭和の大スター石原裕次郎記念館です。世代が違う自分でもやっぱり訪れたら時代に関係なくカッコイイものばかりでした。そして改めて日本の大スターの貫禄を感じることができました。外にはヨットが展示してるのですぐに分かる立地にあります。エントランス部分には等身大のパネルや西部警察で実際に使用された車両が何台も展示されています。小樽駅から車で10分ぐらいの場所にあるので今尚、観光で多くの方が訪れているようです。
補足情報:シニアの方には嬉しい記念品や衣服なども購入できるようです。
小樽にゆかりのある大スター石原裕次郎。石原裕次郎ファンにはたまらない、記念の品がたくさん揃っています。人によっては涙を見せることもあるという記念館。たとえ石原裕次郎の世代ではないにしてもその素晴らしさが分かるはずです。石原裕次郎が晩年ハワイの別荘で暮らしていたことなども知ることができます。喫茶コーナーもありますよ♪
■ 基本情報
- ・名称: 石原裕次郎記念館
- ・住所:〒047-0008 北海道小樽市築港5-10
- ・アクセス: 小樽駅から車で10分ぐらい○○市営バス:バス停「○○」下車徒歩約○分 /JR○○駅から徒歩○分
- ・営業時間: 6月~8月 9:00~19:00/9月~5月 9:00~18:00
- ・定休日: 12月27日~1月1日
- ・電話番号: 0134-34-1188
- ・料金: 大人:1500円 子供:子供:300円
- ・公式サイトURL: http://www.yujiro-kinenkan.com/
7.サッポロビール博物館
ビール工場見学ツアーなどはありますが、日本で唯一ビールに関する博物館があるのが北海道札幌市です。さっぽろビール博物館はビールの誕生から現在に至るまでを歴史を追って学ぶ事ができます。時間に合わせゆっくる見学できる自由見学(無料)や有料のプレミアムツアーもあります。
せっかく訪れたらテイスティングはいかがでしょうか?プレミアムツアーに参加した人のみが味わえる「復刻札幌製麦酒」は創業当時の味を再現したそうです。その他にも「黒ラベル」などをご試飲いただるそうです。
補足情報:残念な事に、2016年2月12日(金)~2016年4月20日(水)の間はリニューアルに向け休館中なようです。2016年4月21日(木)リニューアルオープン!です。春になったらぜひ新しくなったサッポロビール博物館を訪れてみてください。
サッポロ黒ラベルは有名なサッポロビールですが、明治時代の製法を復刻した「復刻札幌製麦酒」はここでしか飲むことができないビールです。ガイドツア―を楽しみにして訪れる人も多いんです。このガイドツアーの最後にいただくことができるのが、サッポロ黒ラベルと復刻札幌製麦酒。飲み比べをすることができるんですよ。
■ 基本情報
- ・名称:
- ・住所: 〒065-8633 北海道札幌市東区北7条東9丁目1-1
- ・アクセス: 地下鉄東豊線「東区役所前」駅より徒歩約10分
- ・営業時間:10:30~18:30(最終入館18:00)
- ・定休日: (月)※祝日の場合翌日
- ・電話番号: 011-748-1876
- ・料金: 入館は無料。テイスティング(有料)
- ・公式サイトURL: http://www.sapporobeer.jp/brewery/s_museum/index.html
いかがだったでしょうか?北海道にはまだまだ歴史ある建物や博物館・資料館などたくさんあります。広大な北海道でゆっくり観賞してみてください。
素材提供:トリップアドバイザー