埼玉は東京から電車で30分圏内ですが、山の幸が豊富です。山間部も多いため、新鮮な野菜や川魚がほうつにとれるのです。そこでお料理のおいしい旅館もたくさんあるわけですね。都心から日帰りでいけますが、たまには泊まって、ゆっくり地元のおいしいものを食べてみてください。埼玉を見る目がかわりますよ。
お風呂は冷鉱泉です。貸しきり風呂もあり、露天付きの大浴場も気持ちいい。お湯が柔らかいので、長時間の半身浴に向いています。「濡れても大丈夫な本」を貸してもらえるので、のんびりつかってみてはいかが。
食材は、自家製農園でとれたばかりの新鮮な野菜があり、清流の岩魚があります。ここまではほかの旅館と違いませんが、宮本屋では奥秩父のジビエやイノシシ、野鳥などもつかいます。地物食材を、いろりやカマドで料理してくれます。
食後には、宮本屋の庭にある、蔵バーへどうぞ。蔵を改造した果実酒バーで、宿周辺で取れたものを使った自家製果実酒がたくさんあります。農家の蔵で飲むお酒は、一味違う。さらにバーの2階で、豪華な化粧回しも見学しましょう。宮本家12代当主は、元関取・剣武だったのです。
お食事はアユ。塩焼きや甘露煮などのアユ尽くしはもう絶品です。小説家の池波正太郎も取材で宿泊して、アユをほめちぎり、エッセイの中でも紹介しています。コースにはアユ飯があり、他にはないほど香りゆたかです。アユの身もふっくらしています。
アユ目当てでくるお客さんばかりなので、みなさん舌が肥えているんですね。そんなアユ好きを満足させるアユ飯は、昆布だし10に対してしょうゆ1の加減で作るそうです。さすがプロ、家ではまねができないおいしさです。
名前の由来は、オーナーさんが裏手に竹林があったことと、かぐや姫→竹→月→宇宙へと大きくイメージを広げたいと名付けたそうです。宿を始めて10年以上たち、当初のオシャレなイメージから、落ち着いて癒される空間にしたいと変わってきたと語っています。こじんまりしていて、ほっとできる宿です。
お料理は、山間地である秩父のこだわりがあります。素材の味を最大限に生かした調理法で、オリジナリティあふれる創作料理です。とくにニジマスの燻製は絶品。口の中でとろけるようで、ワインぴったりです。宿に着いてからオーダーしても間に合わないので、宿泊予約時に連絡しておきましょう。
こちらのオーナーご夫妻はそれぞれブログをやっていますが、方向性がまるで違っておもしろい。奥さんはバラエティに富んだ内容で、旦那さんは新着ウィスキーのことばかりを書き、更新しても更新してもウィスキー(たまに燻製の時もあります)。この一徹さ、一見の価値ありです(笑)。公式サイトからご覧ください。
行田は、映画にもなった小説「のぼうの城」の部隊です。松の屋は忍(おし)城の北東にあり、昭和の雰囲気が濃く残ったレトロチックさがいい旅館です。広い旅館でないからこそ、おかみの栄養満点の手料理がとてもおいしいのです。女性が1人で行っても心地よく滞在できる、貴重な宿でもあります。
お料理は、素朴なものが多くてなごみます。おかみが手作りにこだわっているので、どれもこれもおふくろの味そのままです。今のところ、土・日・祭日は夕食がお休みになるのが、残念。古い建物ですが、すみずみまで掃除が行きとどき、廊下なんて光っています。
こちらでは、名物のゼリーフライ(おからたっぷりの衣なしコロッケ)やフライ(クレープのようなお好み焼き しょうゆ味もあり)をいただけます。旅先では現地のものを食べるのがおいしいのですが、ゼリーフライもフライもB感たっぷり。食べると単純にウマイのです。
東山は、大宮公園のすぐそばにある割烹旅館です。明治のころの大宮公園周辺は、東京の奥座敷として1000坪単位の広いお店が珍しくなかったようです。東山も、約4000平米の敷地と言う都会ではありえない広さ。割烹旅館として創業して、110年の歴史があります。さすがですねえ。
お料理は、季節を感じられる懐石コース。盛り付けが上品で、いろいろなものが少量ずつたくさん出てきます。これぞ和食と言う感じで、食べているうちに気がついたら満腹になっています。ヘルシーな食材でここまで満足感がだせるのです。
宿泊のお部屋は、和室の八畳から別個建(離れではありません)になっている20畳のお部屋までいろいろです。2~4人用の和洋室もあるので、友達と楽しく過ごすのもいいですね。家族には貸切露天風呂(4~6人用 利用は16~23時)が大・小2か所あるので、おススメです。
見れば見るほど、埼玉でおいしいものを食べたくなってきます。どの旅館も、食材の豊富さや旬を上手に生かしてお料理を提供しています。高級懐石からB級グルメまで、埼玉県のおいしいものは、懐が深いですね。
1. 大松閣 わたしのオススメ度:★★★★☆
http://yaplog.jp/tutinoko55/archive/135
車でも電車でも、東京から1時間でこんな山間部に来られます。名栗の里は自然が豊か。大松閣は川のせせらぎが気持ちいい旅館です。建物は、地元の名栗の木をたくさん使い、くつろげるようになっています。西武池袋線 飯能駅からは大松館の無料送迎バスが運行しているので、車がなくても大丈夫です。http://yaplog.jp/tutinoko55/archive/135
お料理はいろどりたっぷりに盛りつけられ、食べる前から気持ちが盛りあがります。名物は川魚の塩焼き。春のヤマメや夏のアユはとくにおいしい。育ちすぎない川魚を選び、身が締まっているところをいただきます。お風呂は冷鉱泉です。貸しきり風呂もあり、露天付きの大浴場も気持ちいい。お湯が柔らかいので、長時間の半身浴に向いています。「濡れても大丈夫な本」を貸してもらえるので、のんびりつかってみてはいかが。
■ 基本情報
- ・名称:大松閣
- ・住所: 埼玉県飯能市下名栗917
- ・アクセス: 飯能駅より路線バスで45分・車で30分
- 飯能駅南口より送迎バス有(要予約)
- ・営業時間: チェックイン15:00 (最終:19:00)チェックアウト10:00
- ・電話番号: 042-979-0505
- ・料金: お部屋で懐石コース ¥19440~
- ・公式サイトURL: http://www.taishoukaku.com/
2.宮本家 わたしのオススメ度:★★★★☆
http://www.miyamotoke.jp/
宮本屋は、本格古民家を使った料理旅館です。母屋は築200年。ずっしりした重みをあちこちで感じます。お部屋も農家屋敷らしい純和風のつくりで、昭和30年代の雰囲気がありますよ。お風呂は、宮本屋以外にも宮本の湯を使えて、こちらには露天ぶろ付きの大浴場があります。食材は、自家製農園でとれたばかりの新鮮な野菜があり、清流の岩魚があります。ここまではほかの旅館と違いませんが、宮本屋では奥秩父のジビエやイノシシ、野鳥などもつかいます。地物食材を、いろりやカマドで料理してくれます。
食後には、宮本屋の庭にある、蔵バーへどうぞ。蔵を改造した果実酒バーで、宿周辺で取れたものを使った自家製果実酒がたくさんあります。農家の蔵で飲むお酒は、一味違う。さらにバーの2階で、豪華な化粧回しも見学しましょう。宮本家12代当主は、元関取・剣武だったのです。
■ 基本情報
- ・名称: 宮本家
- ・住所: 埼玉県秩父郡小鹿野町長留510
- ・アクセス:
- ・営業時間:
- ・電話番号: 0494-75-4060
- ・料金: 10帖と6帖の2部屋、半露天風呂、トイレ付き
- 1泊2食(2名様以上) 一人23,500円~
- ・公式サイトURL: http://www.miyamotoke.jp/
3.京亭 わたしのオススメ度:★★★★★
http://blog.livedoor.jp/happylifekatsuyuu/archives/1411554.html
荒川沿いにあるアユがおいしい料理旅館です。こちらの建物は、浅草オペラの創始者だった、佐々 紅華(ささ こうか)さんの自宅だったものです。食事だけで帰る人がほとんどですが、宿泊もできます。ただ和室3室しかないので、予約を早めにしないといけません。お食事はアユ。塩焼きや甘露煮などのアユ尽くしはもう絶品です。小説家の池波正太郎も取材で宿泊して、アユをほめちぎり、エッセイの中でも紹介しています。コースにはアユ飯があり、他にはないほど香りゆたかです。アユの身もふっくらしています。
アユ目当てでくるお客さんばかりなので、みなさん舌が肥えているんですね。そんなアユ好きを満足させるアユ飯は、昆布だし10に対してしょうゆ1の加減で作るそうです。さすがプロ、家ではまねができないおいしさです。
■ 基本情報
- ・名称: 京亭
- ・住所: 埼玉県寄居町寄居547
- ・アクセス: 池袋から東武東上線・終点寄居駅下車徒歩10分
- 練馬から関越自動車道で花園I.C.おりて10分
- ・営業時間: チェックイン15:00 チェックアウト 10:00
- ・電話番号: 048-581-0128
- ・料金: 一泊二食付 15,000 円~
- ・公式サイトURL: http://www.saiyado.com/ryopage.php?uid=rk048
4.御宿 竹取物語 わたしのオススメ度:★★★★★
http://www.chichibu.co.jp/benri/%E7%AB%B9%E5%8F%96%E7%89%A9%E8%AA%9E/
名前の由来は、オーナーさんが裏手に竹林があったことと、かぐや姫→竹→月→宇宙へと大きくイメージを広げたいと名付けたそうです。宿を始めて10年以上たち、当初のオシャレなイメージから、落ち着いて癒される空間にしたいと変わってきたと語っています。こじんまりしていて、ほっとできる宿です。
お料理は、山間地である秩父のこだわりがあります。素材の味を最大限に生かした調理法で、オリジナリティあふれる創作料理です。とくにニジマスの燻製は絶品。口の中でとろけるようで、ワインぴったりです。宿に着いてからオーダーしても間に合わないので、宿泊予約時に連絡しておきましょう。
こちらのオーナーご夫妻はそれぞれブログをやっていますが、方向性がまるで違っておもしろい。奥さんはバラエティに富んだ内容で、旦那さんは新着ウィスキーのことばかりを書き、更新しても更新してもウィスキー(たまに燻製の時もあります)。この一徹さ、一見の価値ありです(笑)。公式サイトからご覧ください。
■ 基本情報
- ・名称: 御宿竹取物語
- ・住所: 埼玉県秩父市荒川上田野56
- ・アクセス: 秩父鉄道 浦山口駅より徒歩15分 送迎あり(要予約)
- ・営業時間: チェックイン15:00 (最終:17:00)チェックアウト10:00
- ・電話番号: 0494-54-1102
- ・料金: 秩父のグラスワイン付~平日限定 2名利用時15,900円/人~
- ・公式サイトURL: http://www.oyadotaketori.com/
5.松の家 わたしのオススメ度:★★★★☆
http://ryokanmatsunoya.com/kannai.html
行田は、映画にもなった小説「のぼうの城」の部隊です。松の屋は忍(おし)城の北東にあり、昭和の雰囲気が濃く残ったレトロチックさがいい旅館です。広い旅館でないからこそ、おかみの栄養満点の手料理がとてもおいしいのです。女性が1人で行っても心地よく滞在できる、貴重な宿でもあります。
お料理は、素朴なものが多くてなごみます。おかみが手作りにこだわっているので、どれもこれもおふくろの味そのままです。今のところ、土・日・祭日は夕食がお休みになるのが、残念。古い建物ですが、すみずみまで掃除が行きとどき、廊下なんて光っています。
こちらでは、名物のゼリーフライ(おからたっぷりの衣なしコロッケ)やフライ(クレープのようなお好み焼き しょうゆ味もあり)をいただけます。旅先では現地のものを食べるのがおいしいのですが、ゼリーフライもフライもB感たっぷり。食べると単純にウマイのです。
■ 基本情報
- ・名称: 松の家
- ・住所: 埼玉県行田市向町17-34
- ・アクセス:JR高崎線 吹上駅下車 バス15分→新兵衛地地蔵入口バス亭から徒歩10分
- ・営業時間: チェックイン PM15:00 チェックアウトAM10:00
- ・電話番号: 048-556-2725
- ・料金: 一泊二食付きスタンダードプラン7300円~(税別)
- ・公式サイトURL: http://ryokanmatsunoya.com/
6. 割烹旅館 東山 わたしのオススメ度:★★★★☆
https://plus.google.com/115461564227943694270/about
東山は、大宮公園のすぐそばにある割烹旅館です。明治のころの大宮公園周辺は、東京の奥座敷として1000坪単位の広いお店が珍しくなかったようです。東山も、約4000平米の敷地と言う都会ではありえない広さ。割烹旅館として創業して、110年の歴史があります。さすがですねえ。
お料理は、季節を感じられる懐石コース。盛り付けが上品で、いろいろなものが少量ずつたくさん出てきます。これぞ和食と言う感じで、食べているうちに気がついたら満腹になっています。ヘルシーな食材でここまで満足感がだせるのです。
宿泊のお部屋は、和室の八畳から別個建(離れではありません)になっている20畳のお部屋までいろいろです。2~4人用の和洋室もあるので、友達と楽しく過ごすのもいいですね。家族には貸切露天風呂(4~6人用 利用は16~23時)が大・小2か所あるので、おススメです。
■ 基本情報
- ・名称: 割烹旅館 東山
- ・住所: 埼玉県さいたま市大宮区寿能町2-25
- ・アクセス: JR大宮駅よりタクシーで約7分。
- ・営業時間: チェックイン 15:00 チェックアウト 10:00
- ・電話番号: 048-641-2615
- ・料金: 本格懐石(会席)料理♪1泊2食付プラン ¥12960~
- ・公式サイトURL: http://www.higashiyama-saitama.co.jp/
見れば見るほど、埼玉でおいしいものを食べたくなってきます。どの旅館も、食材の豊富さや旬を上手に生かしてお料理を提供しています。高級懐石からB級グルメまで、埼玉県のおいしいものは、懐が深いですね。