https://www.flickr.com/photos/1one/12502030863/sizes/l
京料理が味わえるお店「八咫(やた)」をご存じですか?妖艶な雰囲気を漂わす祇園。そこは昔ながらの町家風の佇まいを残しています。その明かりが路を照らして、厳かな雰囲気です。少し敷居が高い気もしますが、事前に予約をしておけば大丈夫!京都を訪れた方に、オススメです。お店や料理の写真を多数掲載していますので、ぜひ参考にしてください。そしてこの場所は宿泊したホテルのコンシェルジュの方の紹介なので、行ってみて損はないと思いますよ!
いざ祇園!八咫へ!
http://blog.goo.ne.jp/escassy1/e/8095d2e61c278f88386219d179fc83ca
こちらが夜の祇園。落ち着いた町屋、料理屋の明かりが路を照らして、厳かな雰囲気を作り出しています。そして祇園の路を抜けた先に待ち構えていたのが八咫です。春に行くと道すがらに満開の桜が見えるでしょう。
一見さんお断りな雰囲気も感じますが、事前に予約をすれば大丈夫。
https://aines.net/aines/ain_searches/detail/src:tpc/ai:1056231/pn:1/returnId:531…
横開きの戸を開けると、こういった小上がりの玄関が待ち構えています(実際はもっと暗め)。ここで靴を脱ぎ、奥のふすまを開けた先に客席が広がっています。
お昼にしか祗園に訪れたことがなければ、なかなか味わえない夜の祗園のよさ。お昼はワイワイガヤガヤちょっと賑わいを見せていますよね。でも夜の道端にぼんぼりが置かれている祗園を歩けばまた違った京都の良さを発見することができます。祗園の街をちょっと散策も兼ねて歩くことしばらく、八咫ののれんがあがった店に到着…。
ふすまを開け、座敷に入ると、、
全席掘りごたつのようなカウンター席、テーブル席がお出迎え。
板前さんも愛想よく接してくれるので、雰囲気に圧される必要はありません!
席に着くとメニューが出されます。手書きの! 毎日の食材の仕入れに応じて作り替えているんでしょうか。
一杯ありすぎて何を頼めばよいか迷います(@_@;)
そこで板前さんに相談してオススメして貰ったのが次にご紹介していく料理。「京都っぽい」ものを頼みました。
手書きのメニューがオーダーメイド感を醸しだしており、料理もパターンオーダーなんだと思えてしまうほど。季節の食材をしっかり使っているので、メニューがよく変わるんですね。京都は食材の宝庫。いろいろなところから厳選された食材が集まりますし、京都の北の地から海鮮、陸からは京野菜が獲れるんです。
目の前の板前さんが早速つくってくれた!
まずはサラダ。『小蕪(こかぶ)の柚子こしょうサラダ』です。普段シーザーサラダばかり頼んでいる自分にとっては凄く大人な味でした。味は薄いです。でも美味しかった。
お次に来たのが、ホタルイカ。
そういえばカキとかホタルイカなどの内蔵丸ごと入っている系の食べ物は苦手だったのですが、そんな事も忘れて美味しく頂きました。
ほたるいかは小さいので、内臓の味が気にならないというのが理由の1つ、もう一つはキレイにお花を添えてあるので、生臭さなんて脳裏によぎりもしないんです。しっかり漬け込んであるので、味が隅々まで染み渡っていますしね。京料理がこんなに芸術的だったなんてちょっと驚きです。まずは見て楽しみましょう。
京都と言えば鴨ということで!
次は『鴨ロース』。これで1,850円はたぶんお得!牛のローストビーフとは違う、鴨独特の風味が「京都に来たんだな」と実感させてくれます。
これが京都の鴨川で獲れた鴨っ!かも知れない、鴨肉。適度にローストされており、風味が豊か。鴨肉は鶏肉に比べて濃厚な味わいが特徴なんですよね。栄養面でも鶏肉よりも抜きん出ているんです。きゅうりと一緒に食べるとバランスの良い食感を楽しむこともできます。京都に来たら、この鴨のロースは食べ逃せない!
そして次がいよいよ『賀茂茄子田楽』!人生始めての賀茂茄子です。
これはぜひ八咫に行ったら頼んでみて下さい。
一応『湯葉』も。
北海道生まれ東京暮らしなので、基本的に味が濃いものが好きです。湯葉って味が薄いですよね。でも一応「京都名物を体験しよう」という事で。(でも一緒に行った人は美味しいって言ってました!)この板前さんの後ろが吹き抜けみたくなっていて、その中に池があるんですよね。
その池に、鮎が泳いでいるんです。その鮎を、、、 天ぷらにして貰えました。活きの良い鮎の味は格別。
数分前まで元気にスイスイと泳いでいた鮎が目の前に素揚げになって出てくるというのはかなり驚き。若い鮎なので、身も解ける、とろける旨さ。骨も柔らかく、身も柔らかく。川魚をいけすで飼うというのは難しいことではありますが、川魚は新鮮さが命。こだわるこの八咫のオーナーはいけすで鮎を飼っているんです。
〆はお茶漬けで
そして最後の〆にと思って頼んだのが『鯛胡麻茶漬』。刺し身としても食べれる新鮮な鯛に、ダシ汁をかけて食す。かきこむのが勿体無いので少しずつ。日本人にとってこれ以上の至福は無いでしょう。
鯛とごまだれの今までに見たことも考えたこともなかった組み合わせ。普通の鯛茶漬けではないというのがこの店のこだわりです。鯛切り身の新鮮さもさることながら、ごまもしっかり擦りたてなので風味がとっても豊かなんです。ぜひとも心ゆくまでこの極上茶漬けを堪能してみてください。日本人の楽しみ。確かに。
京スイーツも美味しかったです
最後に『本わらびもち』も頂きました。これも一応「京都っぽさ」を体験するという事で。八咫に出会えた事が、京都旅行で一番の収穫でした。
この八咫に行くためにまた京都に行きたいと思えるほど素敵なお店です。
実はこのお店、宿泊した「ホテルグランヴィア京都」のコンシェルジュの人に、
『京都っぽさを感じられる料亭や割烹屋さんを教えて欲しい』とオーダーして紹介されたお店でした。
やっぱり地元の人は良い店知ってるんですね!お店の情報はこちらです。
夜はバー営業もしているので、観光で訪れた時にはバーでちょっと利用してみるのも良いかもしれません。予算は10,000円前後を用意しておいたほうが良いですが、都内の良いレストランで食べる思いをすれば、かなりコストパフォーマンスがいいもの。これだけ京都を堪能できるんですもの。是非一度行ってみましょう!
■ 基本情報
- ・名称:八咫(やた)
- ・住所:京都市東山区大和大路通新橋東入ル
- ・アクセス:祇園四条駅から294m
- ・営業時間:[平日]17:00~23:00(22:00 L.O)BAR 19:00~2:00
[日曜日]17:00~22:00(21:00 L.O)BAR 休み - ・電話番号:075-525-5511
- ・料金:一人9,000円~1万円ちょっと
- ・公式サイトURL:http://www.kaland.co.jp/yata_honten/index2.html
八咫(やた)の詳細情報
ご紹介したとおり、八咫(やた)は、こんなにも素敵なお店です。お料理はいずれも手が込んでおり、ロケーションも含めて存分に祇園の旅の夜を演出してくれますよ。是非訪問して、素敵な旅の一夜をお過ごしください!幅広いニーズに対応し、自由な使い方ができるお店八咫(やた)。メニューについて、ご説明いたしますね。
京都らしい粋な会席コースは絶品!
八咫では月毎のコースメニューを用意しています。コースメニューには、その時々の季節の食材や、京都祇園ならではの粋な心意気と匠の技がたっぷりと盛り込まれてます。祇園にてじっくりとお食事を楽しみたい方には、コースメニューをオーダーすることをオススメします。八咫のコース料理はきっと皆様の素敵な旅の宵をより艶やかに彩ってくれるでしょう。
コース料理は予約なしでもオーダーすることが可能です。アラカルトメニューは日毎に変わりますので、お店に到着後メニューを見てからどのように注文するか決めることができるのは嬉しいですよね。(※1万円のコースは予約制です)
コースメニューの内容や詳細についてはコチラをご参照ください。
◆おまかせコース 6,200円 8,200円 10,300円 (消費税込/サービス料5%別)
アラカルトも充実しています
八咫には、アラカルトも魅力いっぱいな品々が揃います。冷菜から碗物、揚げ物、炭火焼きなど、地産の食材を中心にした伝統的な料理の品々は、京都に育まれ受け継がれた日本の心ともいうべき伝統的な匠の技が随所にちりばめられてます。お料理はどれも京料理の本場ならではの「雅やか」さを感じさせてくれる粋な品々です。四季を愛で共に生きるという侘び寂の精神が息づいた伝統のおもてなしの味、是非ご堪能くださいね。
古都ならではのおもてなしの心意気が随所に見え隠れするサービスも心地いいですよ。
バー利用もできます
八咫の2階はバーとしても利用することができます。こちらのバー、とにかくロケーションが最高です。ロマンティックな旅の夜を満喫されてはいかがでしょうか?祇園の石畳の先には歴史的な街並みも広がっており、旅の宵を一層雅やかに演出してくれますよ。
バーは落ち着いた和空間で、お酒の取り扱いも幅広く非常に丁寧です。厳選されたモルトから異国情緒漂うカクテルや年代物の深淵な熟成を経た葡萄酒まで、古今東西様々なお酒を取り揃えてますよ。バーテンダーにお好みのカクテルをオーダーすることもできます、今の季節をテーマにしたカクテルを創作してもらう、なんてわがままオーダーにもきっと応えてくれますよ!
八咫で過ごす祇園の夜は一層ロマンティックに艶めきます。素敵な旅の想い出により華を添えてくれる極上の時間、是非体感くださいね。
■ 基本情報
- ・名称: 祇をん八咫 BAR
- ・住所: 京都府京都市東山区祗園縄手通新橋東入る元吉町42-3
- ・アクセス: ◆阪急京都線 河原町駅より徒歩10分/◆京阪線 祇園四条駅より徒歩5分
- ・営業時間: 19:00~翌2:00
- ・定休日: 日曜日 ※日曜が祝日の場合、月曜休業
- ・電話番号: 075-525-5522
- ・料金: 3000円以上
- ・参考サイトURL: http://bar-navi.suntory.co.jp/
八咫(やた)へのアクセス
それでは八咫へのアクセスをご紹介しますね。八咫は前述したとおり京都の祇園にあります。鴨川にかかる四条大橋の北東側、石畳が美しい「新橋通り」に位置します。最寄りの駅は、阪急京都線の「河原町駅」、又は京阪線の「祇園四条駅」になります。
◆「河原町駅」からのアクセス
「河原町駅」からは、鴨川を渡り川端通を横断してから左折し、右手の小川沿いの通りから新橋通へと入ってください。河原町駅から徒歩10分の距離です。
◆「祇園四条駅」からのアクセス
「祇園四条駅」からは9番出口を出てすぐの小川沿いの道を入ってください。その先のY字に交差する通りが「新橋通り」です。祇園四条駅から徒歩約5分の距離です。
祇園を満喫!八咫と併せて訪れたい周辺オススメスポットやお土産
せっかく訪れたのですからもっと祇園の街を満喫しましょう!祇園のオススメスポットやお土産も併せてご紹介しますね。歩いているだけで心躍る古都の町並み、素敵な旅の想い出をおつくり下さいね。福栄堂 (ふくえいどう)
「福栄堂」は、四条通り沿いの交差点の角地にある創業80年の老舗の鏡和菓子屋さんです。看板商品は、京都花街・祇園の名物お団子として知れれる「祇園の月」です。花街の夜霞に見えるほのかな月をイメージしたお菓子で、 福栄堂の開店以来、祇園で愛され続けている看板商品です。ちまきのように笹の葉に包まれた和菓子「くずの笹」も人気です。こし餡と栗が道明寺粉で包まれ、見た目もとても涼しげで風流なお菓子です。甘さも程よく、お土産にも喜ばれることうけあいですよ。
■ 基本情報
- ・名称: 福栄堂 (ふくえいどう)
- ・住所: 京都府京都市東山区祇園四条縄手北西角
- ・アクセス: 祇園四条駅7番出口すぐ
- ・営業時間: 10:00~24:00 ※日祝は22:00まで
- ・定休日: 無休
- ・電話番号: 075-561-3078
- ・料金: 1,000円
- ・公式サイトURL: http://www.issen-yosyoku.com/#!services/cewq
壹銭洋食 (いっせんようしょく)
お好み焼きのルーツとなった粉モノ焼きの元祖「壹銭洋食」はご存知ですか?壹銭洋食は平たく言うとお好み焼きです。大正期に庶民に親しまれた、お好み焼きの始祖ともいわれる粉物のルーツなんです。祇園の人気店「壹銭洋食」の店舗は四条通りを祇園方面へ入った裏路地にあります。こちらのお店は「壹銭洋食」を今もそのまま継承し、多くの方に愛されている名店なんです。
ノスタルジックでレトロ感溢れる雰囲気の店内は、いつも楽しげな雰囲気に包まれていますよ。古き良き時代を偲びながら、名物「壹銭洋食(630円)」のどこか懐かしい味わいに舌鼓を打ちましょう。
テイクアウトもしていますので、祇園の街巡りの合間にいかがですか?
■ 基本情報
- ・名称: 壹銭洋食 (いっせんようしょく)
- ・住所: 京都府京都市東山区祇園四条通縄手上ル祇園町北側238
- ・アクセス: ◆京阪祇園四条駅より徒歩1分 / ◆阪急河原町駅より徒歩3分
- ・営業時間: 【月~土】11:00~翌3:00 【日・祝】 10:30~22:00
- ・定休日: 無休
- ・電話番号: 075-533-0001 予約不可
- ・料金: 1,000円
- ・公式サイトURL: http://www.issen-yosyoku.co.jp/
おはぎの丹波屋 四条南座前店
このエリアは食べ歩きがとても楽しいです。賑やかな通り沿いには多くの和菓子屋さんが建ち並び、美味しそうな商品を店先に並べていて、目移りしてしまいますよ。せっかくですからいろいろ召し上がって見てはいかがでしょう?祇園の美味しいおはぎ屋「丹波屋」は四条通り沿いにあります。おはぎやお餅やお団子は一品一品のお値段もお値打ちなのも魅力。心の奥深くに訴えかけるしみじみとしたオイシサで、昔懐かしいおばあちゃんが作ってくれたあの味を思い出しますよ。観光や街歩きの合間に、日本の心ともいうべき郷愁の味、ぜひ食べてくださいね!
■ 基本情報
- ・名称: おはぎの丹波屋四条南座前店
- ・住所: 京都府京都市東山区祇園町北側240
- ・アクセス: ◆京阪祇園四条駅より徒歩1分 / ◆阪急河原町駅より徒歩3分
- ・営業時間: 10:00〜18:00
- ・定休日: 無休
- ・電話番号: 075-533-3332
- ・料金: 1,000円
- ・公式サイトURL: http://www.ohaginotanbaya.co.jp/index.html
茶房 華心 祇園店
「茶房 華心」は京菓子で有名な「鼓月」が手掛ける茶房です。祇園南座のすぐ隣という、祇園の街歩きや観光にちょっと疲れた時直ぐ立ち寄ることができる便利な立地にありますよ。コチラでは和モダンの落ち着いたムーディーな内装の中、極上の和スイーツを頂くことができますよ。人気は「クリーム抹茶善哉(874円)」と「京の舞パフェ(982円)」です。パフェはとても豪華で、和と洋の甘味のコラボレーションを贅沢に楽しむことができると評判です。「京の舞パフェ(982円)」では驚くことに千寿せんべいが添えられているんですよ!
大正時代の民家を改修した予約制の個室もありますので、様々なシーンでご利用いただけます。とってもムーディーな雰囲気で、伝統的&モダンな和スイーツを愉しむ時間・・・とっても素敵なひとときを約束してくれますよ。
- ■ 基本情報
- ・名称: 華心 祇園店 (かしん)
- ・住所: 京都市東山区四条通川端東入(南座東隣)
- ・アクセス:京阪祇園四条駅より徒歩1分
- ・営業時間: 午前10時〜午後8時
- ・定休日: 無休
- ・電話番号: 075-533-6132
- ・料金: 1,000円
- ・公式サイトURL: http://www.kogetsu.com/shop/sabo/gion.html
寛永堂 四条本店 (かんえいどう)
鴨川の西側、四条通りに面する京菓子屋「寛永堂」は、黒豆茶を水の代わりに使用した和菓子の品々が評判のお店です。どのお菓子も黒豆茶の気品と滋味あふれる風合いが根底にあって、上品で繊細な仕立てになっています。名物「黒豆茶羊羹(1本 小 1,000円)」はお土産にも最適で、品のある洗練された味わいは一度食べたら決して忘れられない美味しさですよ。使われる黒豆茶は、黒豆の故郷である丹波にて自家焙煎された物を使用しており、上質で雅やかな味わいです。黒豆茶単体での販売もしているので(1缶 955円)大切な方へのお土産にいかがでしょう?
併設された茶房も洗練された上品な和空間で、宇治産抹茶を使用した「こだわりアイス抹茶ラテ(556円)」や「こだわりアイスカフェラテ(556円)」を、季節ごとのオリジナル茶菓子と共に愉しむことができます。
■ 基本情報
- ・名称: 寛永堂 四条本店 (かんえいどう)
- ・住所: 京都市中京区先斗町四条上ル柏屋町171-3
- ・アクセス: ◆京阪祇園四条駅より徒歩2分 / ◆阪急河原町駅より徒歩2分
- ・営業時間: 9:00~21:00
- ・定休日: 無し
- ・電話番号: 075-229-6282
- ・料金: 1,000円
- ・公式サイトURL: http://www.kaneido.com/
京料理が堪能出来るお店「八咫(やた)」をご紹介しましたが、いかがでしたか?祇園四条駅からのアクセスも良く、平日はBARもオープンしていて深夜2時まで楽しめます。一見さんお断りな雰囲気も感じますが、雰囲気に圧される必要はありません!手書きのメニューは、毎日の食材の仕入れによって決められているようです。もし注文に迷った時は、板前さんに相談してオススメを頂きましょう!京都へ訪れる際は、事前に予約をして、足を運んでみてはいかがでしょうか?