鹿児島県南九州市のおすすめ観光スポット５選。

南九州市は風光明媚。自然に恵まれ、美味しい海の幸、山の幸も味わえるとても住みやすい素晴らしい土地です。過去には戦争や それにつながる悲しい出来事もありましたが、今は次の世代に向けて強い意志で発信をしている街です。そんな街のおススメな観光地をご紹介します。

１．瀬平公園

遠く広がる水平線に鹿児島の硫黄島はじめとする島々が並んでいたり、また遠く屋久島が浮かぶ美しい光景が広がっています。国道２２６号線沿いの海岸線を進みながらこれらの風景をずっと眺めることができる素晴らしい海岸の公園です。与謝野鉄幹や晶子歌碑もここにあります。

この瀬平公園から眺める開聞岳の美しさは格別で、松のある海岸線の風景にぴったり！開聞岳は薩摩富士と呼ばれるくらいその姿が美しく、中でもこの海岸から見る美しさには思わずため息が出るほどですよ。

２．知覧武家屋敷庭園群

1740年頃 知覧の領主はそれぞれの屋敷の守りを堅くするために塁のような防衛障壁とする造り方で建築しました。武家屋敷群は国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。また庭園は当時京都から一緒に連れてきた庭師に庭を作らせたようで、国の名勝に指定されているほど見事な庭です。

その姿を今に残す枯山水の美しさは日本人が愛する生（き）のままの美しさです。伝統美と同時にその時代に息づいた新しい感性を同時に感じることができます。

３．知覧特攻平和会館

知覧特攻平和会館には、太平洋戦争末期の特攻作戦に関する資料が展示されています。特攻というのは人類史上類のない作戦でした。飛行機もろとも敵艦に体当たり攻撃をするという命をかけた戦い方だったので、特攻に出るということはそのまま死を意味していました。

そんな哀しい悲劇を繰り返してはいけないという強い信念のもとにこの会館は建てられました。遺品や資料などはとても貴重なもの、遺族の方々の理解や協力がなければ決して出来ることはなかったものです。特攻戦死された隊員の姿、遺品、記録を後世に残し平和を祈念するこの会館に是非一度は足を運びたいですね。

４．タツノオトシゴハウス

珍しいハウスをご紹介しましょう。幸運のシンボルとされるタツノオトシゴの生態を観察できる日本唯一の観光養殖場なんです！タツノオトシゴというのは、オスがメスが産み渡した卵をオスがふ化させ出産し、育児までするという不思議な生物なんですよ。そんな面白い生物をたっぷり勉強できます。

このタツノオトシゴハウスから美しい開聞岳や東シナ海を眺めることができ、タツノオトシゴが水槽内をのんびりと泳ぐ姿を鑑賞できるうえに、たくさんの可愛いグッズも買えるし、コーヒーも愉しめます！タツノオトシゴになったつもりで優雅な時間を過ごしてみたいですね。

５．清水磨崖仏

平安末期から明治時代までの約７００年間にわたり様々な目的で彫刻されてきたといわれる清水磨崖仏は、他に類をみないほどの大規模なものです。万之瀬川沿いに高さ20メートル、幅400メートルにわたり、約200基の清水磨崖仏がずらっと続いているのです。昭和34年6月10日に県の史跡に指定されました。

こんな壮大なパノラマはちょっとやそっとでは見れませんね。大体岩に刻むというと、思いついた方が個人あるいはグループで仕上げるというイメージが強いですが、ここには長い年月の中で刻まれた歴史がそのまま残っているのですね。こんなビッグなプログラムに参加してみたいなという気持ちにかられます♪