福島県へ観光に行く前にチェック！知っておきたい福島県の基礎知識とは

東北でも南端にあたる福島は、東京からのアクセスもよく、自然豊かでグルメもおいしいし人も温かいんです。東日本大震災の影響はまだあるものの、暖かい支援をもらって、少しずつ前に進んでいる今の福島を、ぜひあなたにも体験してほしいです。

福島県とは?

福島県は、本州では２番目に大きな面積を持つ県です（１番目は岩手県）。県内の地域は海寄りの「浜通り（はまどおり）」地域と、内陸寄りの「中通り（なかどおり）」地域、猪苗代湖寄りの「会津」地域という３つの分け方をしていて、天気予報でもその名前で分けられています。

車で東京から東北地方へ向かうとき、高速道路などではこの近辺で休憩を取る人が多いようです。磐越道などの分岐もあるので、車両が少し減るエリアでもあるんですよね。

福島県の魅力

南北よりも東西に広い福島県は、独自の文化やお祭りが多くあり、それぞれのエリアの気候風土を生かした観光が可能なのがいちばんの魅力。美しい自然景観や、さまざまな体験ができる場所が多く、「見せてもらう」というよりも「見に行く」形の観光が多めなんです。

たとえば、美術館のような鑑賞型の施設も楽しいですが、果物狩りのような体験型アクティビティは、自分が動くことでより楽しさが増しますよね。そんな「自主型」のメニューがより豊富なのが福島県です。

福島県の歴史

福島県は、歴史をさかのぼっていくことができ、古墳時代や旧石器時代の遺跡や古墳が発掘されていることから、その頃から人の往来や文化があったことがうかがえます。平安時代には奥州藤原氏の支配を受け、戦国時代には伊達藩の領になったりと、さまざまな歴史の栄枯盛衰の舞台となった場所なんですね。

福島県でできること

福島県で楽しめること、体験できることは多々あるのですが、福島県でしか体験できないこと、を取りあげてみますね。まず、これからの季節、夏～秋はフルーツラインでの果物狩り。福島市内には「フルーツロード」と呼ばれる、果物農家が軒を連ねたエリアがあり、さまざまな果物を収穫体験できます。

文化・歴史鑑賞ならいわき市の「国宝白水阿弥陀堂（こくほうしらみずあみだどう）」。美しい日本庭園は紅葉の頃には空の青と相まって絵画のような風景になります。また、夏の間はハスが咲くことでも有名です。

オススメスポット

日本人の心のふるさとの花といえば桜、桜といえば三春滝桜！

毎年、桜の季節にはニュースに取り上げられるほどキレイな三春滝桜（みはるたきざくら）。樹齢1000年ともいわれるしだれ桜で、県内外からたくさんの観光客が訪れます。国の天然記念物として指定されているので、木の根元まで行くことはできませんが、遠景としてもとてもキレイなので、一度は見ておきたい桜のひとつですよ。

お泊り

どちらかというと宿泊施設というよりもプールとして有名な「スパリゾート　ハワイアンズ」。南海キャンディーズのしずちゃんが出演した映画「フラガール」の舞台としても有名ですね。

グルメ

猪苗代湖の地ビール館は、猪苗代湖の観光とセットで行きたい場所ですね。ビールが飲めない私でも楽しめそうな、自家製ソーセージがとてもおいしそうでした。レストランは小高い場所にあるので、裏磐梯の景色を楽しみながら食事ができる展望席があるとのこと。さぞかし、おいしいご飯が食べられるんだろうな＾＾

イベント

「東北六魂祭（とうほくろっこんさい）」で、より有名になった「福島わらじまつり」は福島市のお祭り。長さ12ｍもある大わらじを、神輿や山車のように担ぎあげて市内を練り歩くさまは、福島の夏の風物詩として有名です。重さは２トン！神様のわらじをみんなで運ぶお祭り、といった感じがします。

個人的なオススメとしては、相馬地方の野馬追（のまおい）ですね。甲冑を着て、馬にまたがって颯爽と駆けていく様子は、競馬などでは見られない勇猛さがあってとても好きです。甲冑だけでも20キロ近くあるそうなので、乗る人も大変だけどお馬さんも大変そう！

福島県について

素材提供：トリップアドバイザー